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2019.09.03
ブログ
「長い目線で失敗しないための歯科矯正治療 3つのポイント」
こんにちは、足をお運びいただきどうもありがとうございます。ミライズ矯正歯科南青山 歯科医師シバタです。
今お読みいただいている方の中には、これから矯正治療を始めるかもしれない方や、現在矯正治療中の方もいらっしゃるかと思います。
筆者も歯科医師(非常勤)であり、矯正を2回経験したことがあります。
矯正治療は、ただ単に治療を受ける時だけでなく、普段から装置がついた状態になるので、多少の我慢も必要になります。(歯にくっつきやすいものが食べにくくなる、調整後少し痛みが出るなど)
大体の治療期間は2〜3年、その後も保定装置の使用が2年程度必要になります。せっかく努力と時間と治療費用をかけるのであれば絶対に失敗したくないですよね。
そこで、今回は、矯正治療を始めるまで、とその後、長期的に綺麗な歯並びを極力キープするためのポイントを3つに絞ってお伝えしたいと思います。(3分で読み終わりますので、是非最後までお読みください。)
失敗しないための歯科矯正治療ポイント1:矯正治療を始める医院選びを間違わない。
矯正治療を始める前の医院選び
一般的に矯正治療の技術を習得するには大学病院などの専門機関での研修が必要になります。
一般の方にわかりやすい医院選びのポイントとしては、日本矯正歯科学会の認定医・専門医を持った医院である医院を選ぶことです。
もし、医院自体が矯正歯科でなくても、外部から矯正医を別で呼んでいる場合もありますので、矯正科での研修の経歴などが確認ができる医院を選びましょう。
矯正治療を始める前に1番大事なこと
1番大事なのは、自分のなりたい治療のゴールをしっかり伝えて、担当医とベストな治療方針を決めることです。いくらいい先生に担当してもらえても、自分が目指していた内容とゴールが違っては意味がありません。
成人の矯正治療には装置の種類、抜歯の有無(可否)など、治療方針に複数の選択肢が考えられる場合が多いので、治療の選択肢を複数提示してもらえて、それぞれのメリット・デメリットなどをきちんと説明してくれるような医院を選ぶのがおすすめです。
失敗しないための歯科矯正治療ポイント2:矯正治療中・治療後の通院
矯正治療中の通院が大事な理由
矯正治療を始めると、成人の場合だと通常1ヶ月に1回のペースで通院する必要があります。いくらいい治療を受けていても、あまりに通院期間があいたりすると、治療が予定通りに進まないことや、思わぬ虫歯になったりすることがあります。必ず定期的な通院をすることが綺麗に仕上げるためには重要です。
矯正治療後も通院が大事な理由
また、矯正治療が終わると、2年ほど保定装置という後戻り予防のための装置を使用します。(使用期間は、担当医の方針や、患者さんにより異なります。)
この保定装置をしっかりと使わないと、数年かけて、綺麗に並んだはずの歯並びが元に戻ってきてしまうことがあります。(完全に元に戻るのではありませんが、がたつきなどが出てくることがあります。)
筆者もこの保定装置を外したあとで後戻りが生じてしまったうちの一人です。もう1度治療をすると、余計な費用や、装置をつけて頑張らなくてはならない治療期間が発生してしまいます。できれば再治療をしなくていいようにするのが、一番良いのでしっかりと保定装置を利用するようにしましょう。
失敗しないための歯科矯正治療ポイント3:治療を終えて何年たっても、常に歯を清潔に保つ
矯正治療後の歯並びは永遠にもつか?
矯正治療が終わると今まで努力してきて、綺麗な歯並びを手に入れて、心底ホッとすると思います。装置が取れてとても爽快になります。しかしながら、矯正治療によって得た歯並びは永遠のものではありません。加齢変化や、歯周病、親知らずなどの要因により、歯並びが変化することがあります。
日頃のお手入れと、定期検診が重要
歯並びはきれいになると、矯正前よりは清掃がしやすくなりますが、そもそも歯のお手入れがきちんとできないと、虫歯や歯周病のリスクは常にあります。
矯正治療終了後も、終生、日頃からしっかりと歯磨きをして、虫歯予防、歯周病予防につとめることが重要です。
虫歯の原因と歯周病の原因
虫歯の原因になるのは、歯垢(プラーク)の中の細菌が酸性する酸ですが、歯ブラシで歯垢を除去することができます。歯垢がたまって時間がたつと歯石となり、歯ブラシだと除去ができなくなります。歯石の状態になると、歯科医院で専用の器具や超音波などの機械で除去する必要があります。ひどい場合には、歯の根の方まで歯石が付着します。
歯石は歯周病の原因となり、歯周病が進行すると歯を支える骨を溶かしていってしまうので、一層歯並びが変化するリスクが高まってしまいます。
以上のことから、矯正治療が終わっても、気を抜かずにしっかりとお手入れをして、定期的に歯科検診やクリーニングなどでメンテナンスに通うのが、長い人生において快適な歯とお口の環境をキープするためには重要です。
気づかないうちに歯への意識が高まる?!矯正治療
そうはいっても、筆者の主観ですと、矯正治療を経験された方は、矯正治療前よりも歯に対する意識やモチベーション、お手入れの重要性をよくわかっている方が多い印象です。
おそらく、歯並びを治している治療期間に通っているうちに、知らず知らずのうちに、歯に対する意識や、歯磨きの仕方やかける時間などが向上しているのだと思います。
歯並びの通院を頑張ることで、気づかぬうちに歯についても知識が向上するので、一石二鳥ですね。
まとめ
さて、「長い目線で失敗しないための歯科矯正治療 3つのポイント」いかがでしたでしょうか。実は全て患者様自身に委ねられる内容なのです。医院を選ぶ、通院する、お口を清潔に保つ。あくまでも自分のお口を管理するのは自分。ということです。そこで、上手にいい医院や先生をみつけてさらにお口の状態をよくしていきましょう。
終わりに
ミライズ矯正歯科南青山では、個室の診察室で丁寧なカウンセリングで患者様ひとりひとりにあったオーダーメイド治療で骨格に合わせた「機能的で美しい歯並び」を目指した矯正治療を提供いたします。無料相談を受け付けておりますので、お気軽にご来院ください。
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