ミライズウェルメディカルグループからのご報告

日頃より、ミライズウェルメディカルグループの各院をごご愛顧いただき、誠にありがとうございます。私たちは、単に治療技術が高いというだけでなく、「患者様を第一に想い、真面目に医療と向き合う」医療従事者としてのプロ意識を最も重要視しています。

当グループは、時間やコストを惜しまず、スタッフが毎年継続的に専門的な講習を受講し、知識と技術をアップデートする総合歯科体制を敷いております。これは、患者様に最高の医療安全と安心をご提供し、医療従事者として自信と責任を持って行動するための私たちの誇りです。

この度、その取り組みの一環として、ミライズ矯正歯科の歯科衛生士やドクタースタッフ一同で「BLS（一次救命処置）講習」を受講し、無事に修了いたしましたのでご報告申し上げます。

万が一に備える、プロフェッショナルとしての「基本」

BLS（Basic Life Support）とは、心肺蘇生法やAED（自動体外式除細動器）の使用法など、救急隊の到着を待つ間に、誰もが速やかに実践すべき基本的な救命処置です。

私たちは、歯科治療中の急変という事態が起こる可能性は低いと認識しています。しかし、「絶対に大丈夫」という安易な考えを排し、「万が一の事態にも患者様の命を守る」という医療従事者としての最も重い責務を果たすため、今回の実践的な訓練を必須としました。

1. チームで連携するAED使用法と安全確保

命を救う重要なツールであるAEDは、迅速かつ正確な操作が求められます。講習では、専門インストラクターの指導のもと、以下の訓練を徹底しました。

• 迅速なAED操作と電極パッドの正確な装着位置
• 周囲の安全を確保し、役割分担を明確にするための声かけ

緊急時にも迷わず、一丸となって行動できるスキルをスタッフ全員が習得しました。

2. 年齢に応じたCPRの技術（小児・乳児への対応力強化）

当院には、幅広い年齢層の患者様がご来院されます。特に、成人とは異なる小児や乳児に対する胸骨圧迫（心臓マッサージ）と人工呼吸の技術に注力しました。

体が小さい分、圧迫の力加減や指の使い方、人工呼吸の吹き込み量が成人とは大きく異なります。専用の人形を使い、患者様の年齢に合わせた適切な救命処置を、スタッフ一人ひとりが繰り返し体得しました。

3. 強化されたチーム医療としての「初期対応力」

BLSの成否は、救助者間の連携と役割分担に大きく左右されます。今回の訓練では、心肺蘇生、AED操作、救急要請を同時に行う緊迫したシミュレーションを繰り返しました。

この訓練を通じて、ミライズ矯正歯科のチームワークはさらに強化され、迅速かつ的確な初期対応が取れる、質の高い医療安全体制が確立されたと確信しております。

費用と時間をかけるのは、患者様の「安心」のため

ミライズウェルメディカルグループは、このBLS講習で培ったスキルを活かす機会がないことが最善であると願っています。しかし、私たちは知識と技術の継続的なアップデートこそが、患者様からの信頼をさらに向上させるための最重要課題だと捉えています。

費用と時間をかけてでも、全スタッフの教育に投資するのは、「安心して任せられる」という患者様の信頼に応えたい一心からです。

これからも、私たちは患者様の安全を最優先し、自信と責任を持って質の高い総合歯科医療を提供し続けることをお約束いたします。

ミライズ矯正歯科は、万が一の際にも迅速に対応できるスタッフが常駐しております。どうぞ心より安心して矯正治療にお越しください。