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2025.02.03

ブログ

根管治療に特化した歯医者を選ぶ6つのポイントとおすすめ歯科院2選

「根管治療の得意な歯医者は?数も多いし、どこも似たように見える……」

根管治療という歯の神経を抜くリスクのある治療だからこそ、ちゃんとした歯医者をお探しですよね。

実は、根管治療に特化した歯医者には、明確な「6つの特徴」があります。

根管治療に特化した歯医者の6つの特徴
①垂直加圧根管充填法の治療技術を取得している歯科医師がいる
②最低10年は根管治療の実績がある
③保険診療ではなく自費治療を行っている
④治療回数は「1回」で終わる!何回も通わせない
⑤治療に必要な最先端の設備が十分に整っている
⑥あなたのことを心から思った治療方法を提案してくれる

衝撃的な事実に驚かれると思いますが、根管治療の成功率はたった5割ほどしかありません。つまり半分の治療が失敗しています。だからこそ、歯科医選びは超重要です。

根管治療は歯科治療のなかでも「歯医者の腕によって結果に大きな差が出る治療」といえます。

そこで、この記事では、今まさに根管治療を受けるかどうか悩んでいる方向けに「根管治療を受ける歯医者の選び方」と「避けるべき歯医者の特徴」を完全解説します。

この記事でわかること
・根管治療に特化した歯医者の6つの特徴
・根管治療に特化した歯医者を見抜く手順
・根管治療で避けるべき歯医者の特徴

「20年30年後も、ずっと自分の歯で生活したい方」「今度こそ再発しない根管治療を受けたい方」は、ぜひ最後までお読みください。

すぐにおすすめ歯医者をみたい方は、下記をクリックしてください。
5. 根管治療でおすすめの歯医者2選

1. 根管治療に特化した歯医者の6つの特徴

前述のとおり、難易度の高い根管治療を成功させるためには「歯医者選び」が何よりも重要です。

なぜなら、根管治療の結果は「歯医者の技術」によって大きく左右されるからです。

根管治療を受けるときは、以下の6つの特徴をすべて満たしている歯医者を選びましょう。

根管治療に特化した歯医者の特徴
①垂直加圧根管充填法の治療技術を取得している歯科医師がいる
②最低10年は根管治療の実績がある
③保険診療ではなく自費治療を行っている
④治療回数は「1回」で終わる!何回も通わせない
⑤治療に必要な最先端の設備が十分に整っている
⑥あなたのことを心から思った治療方法を提案してくれる

1-1. 「垂直加圧根管充填法」の治療技術を取得している歯科医師がいる

根管治療に特化した歯医者の1つ目の特徴は「垂直加圧根管充填法の治療技術を取得している歯科医師がいること」です。

日本で行われている根管治療には主に、

  • 垂直加圧根管充填法(すいちょくかあつこんかんじゅうてんほう)
  • 側方加圧根管充填法(そくほうかあつこんかんじゅうてんほう)

の2つがあります。

米国式根管治療として知られる「垂直加圧根管充填法」の成功率は、驚異の9割以上を誇ります。再発リスクが格段に低いことが特徴です。ただし日本の一般的な保険診療では、ほぼ採用されていません。

代わりに日本で主流となっているのは「側方加圧根管充填法」です。保険診療の根管治療は、ほぼ100%「側方加圧根管充填法」で行われます。比較的短時間で行える一方で、成功率が5割に満たないのが課題です。

「側方加圧根管充填法」と「垂直加圧根管充填法」を分かりやすくイメージするために、根管をちくわの穴に例えて見てみましょう。

「側方加圧根管充填法」は薬を側方(横側)から押し付けるため、空洞ができやすく、歯の根っこまで密閉できません。

一方「垂直加圧根管充填法」は、文字通り、垂直方向(上)から加圧して薬を詰め込むため、空洞を残さず、歯の根元までしっかり充填(じゅうてん)できるのです。

ただし、垂直加圧根管充填法の根管治療ができるのは、日本で数十人程度しかいません。

5.根管治療でおすすめの歯医者2選」で垂直加圧ができるおすすめ歯医者2院を紹介しますので、参考にしてください。

1-2.最低10年は根管治療の実績がある

根管治療に特化した歯医者の2つ目の特徴は、「最低10年の根管治療実績があること」です。

なぜ10年もの経験が重要なのでしょうか。それは、根管治療が非常に難易度の高い処置であり、成功率を高めるには長年の経験を重ねた熟練した技術が欠かせないからです。

根管治療が難しいとされる主な理由は、「根管の数や形が人によって異なるから」です。

根管治療では具体的に、

  • 根管が2つなのか3つなのか4つなのかを見分ける
  • 根管が大きく曲がっているなど複雑な形を見極めて対応する

といった技術が求められます。

【根管の数が4つの歯と3つの歯】

根管の数が4つの歯と3つの歯

出典:厚生労働省保険局医療課「令和2年度診療報酬改定の概要

【湾曲した複雑な形状の根管】

出典:厚生労働省保険局医療課「令和2年度診療報酬改定の概要

言葉にすると簡単に聞こえるかもしれませんが、実際の根管は肉眼では確認できないほど小さく、ミリ単位の精密な処置が求められます。

このような高度な治療には、豊富な経験と卓越した技術が不可欠であり、少なくとも10年以上の経験が前提となるのです。

根管治療の歯医者を探すときは、「根管治療歴はどれくらいあるのか」もチェックするようにしましょう。

1-3.保険診療ではなく自費治療を行っている

根管治療に特化した歯医者の3つ目の特徴は「保険診療ではなく自費治療を行っていること」です。

1-1. 垂直加圧根管充填法の治療技術を取得している歯科医師がいる」でお伝えしたとおり、根管治療を成功させるためには、米国式の「垂直加圧根管充填法」で行う必要があります。「垂直加圧根管充填法」は自費診療でしか行われていません。

一方、国内の保険診療で行われているのは、ほぼ100%「側方加圧根管充填法」です。

その理由は、日本の保険診療にあります。保険診療における根管治療の診療報酬は非常に低く、米国と比較すると20分の1以下です。さらに、保険診療では、治療時間や使用できる機材や薬などが制約されています。

垂直加圧根管充填法は、高度な技術のほかに、高額な設備が必要です。保険診療の診療報酬で行うのは、現実的に難しいのが現状です。

自費診療というと、高額な治療費を心配される方も多いことでしょう。

根管治療にかかる費用は、

  • 保険診療:1万円前後
  • 自費診療:10万円~18万円程度

が目安です。

確かに、保険診療に比べると「高い」と思われるはずです。ただし、もし再発を繰り返し、最悪自分の歯を失ってしまったら?

抜歯後の選択肢の1つである「インプラント」は1本20万円~40万円かかります。自分の歯を失った上に、高額な費用が上乗せされるのは避けたいですよね。

長い目でみると、自費診療で確実に治すことが最善の方法といえるでしょう。

1-4. 治療回数は「1回」で終わる!何回も通わせない

根管治療に特化した歯医者の4つ目の特徴は「治療回数が1回で終わること」です。

事実、根管治療のエキスパート(自費診療)なら、1回の治療で根管治療を完了できます。1回の治療時間は約2時間かかりますが、何度も通院する必要はありません。

1-3.保険診療ではなく自費治療を行っている」で解説した通り、通院回数が少なく、成功率の高い高度な治療を受けられるのが、自費診療の特徴です。

再発しない根管治療を受けるなら、自費診療の歯医者を選ぶべきです。

ところが、一般的には「根管治療は何度も歯医者に通わなければならない」というイメージがありますよね。

保険診療の通院回数は平均2〜10回程度。期間にして2~4ヶ月はかかります。

自費診療とは違い「1回15分の消毒に何回も通院させられる」のが特徴です。

驚かれるかもしれませんが、根管治療で消毒を繰り返すことに意味はありません。

1-1. 「垂直加圧根管充填法」の治療技術を取得している歯科医師がいる」で解説したとおり、「垂直加圧根管充填法」で歯の根元まで加圧して密閉するからこそ、再発しない良好な結果が得られるのです。

根管治療に特化した歯医者を厳選するなら、自費診療一択です。

1-5. 治療に必要な最先端の設備が十分に整っている

根管治療に特化した歯医者の5つ目の特徴は「治療に必要な最先端の設備が十分に整っていること」です。

大前提として、根管治療で重要なのは「経験に裏付けられた歯科医師の技術」ですが、同時に最先端の設備があれば、治療のクオリティが格段にアップします。

根管治療に必須の設備とは、主に以下の3つを指します。

根管治療で使われる代表的な設備・備品
歯科用マイクロスコープ 歯科用の顕微鏡のこと。最大20倍ほど拡大できるため、小さくて複雑な根管内を治療するために必要。
歯科用CT 歯や骨の断面を撮影できる装置。三次元画像として立体的に見えるため、精度の高い診断が可能となる。
ラバーダム 薄いゴム状のシート。歯に装着して唾液や血液の混入を防ぐ。

まず1つ目の設備は「歯科用マイクロスコープ」です。

【当院で採用している世界最高水準のカールツァイス社製マイクロスコープ】

出典:ミライズ矯正歯科南青山公式サイト

マイクロスコープは歯科用の顕微鏡のことで、最大20倍程度拡大できます。

マイクロスコープは高額なため、普及率は10%程度と低いのが現状です。マイクロスコープの種類やグレードもさまざまありますが、精密な根管治療を行うためには、目安として1台400万円〜500万円ほどの機種が理想です。

マイクロスコープについては「3-2. マイクロスコープなどの最新設備を備えていている」でも解説します。

2つ目の設備は「歯科用CT」です。CTは歯や骨の断面を撮影できる装置です。

複雑な根管内を正確に診断するために使用されます。三次元で撮影できるので、レントゲンだけでは分からない根管内の様子を把握できます。

3つ目の設備は「ラバーダム」です。ラバーダムは根管治療で歯に装着するゴム状のシートです。

【ラバーダム】

ラバーダムの役割は、大きく以下の2つあります。

  • 根管内に唾液が入るのを防ぐこと
  • 薬剤が口腔内に漏れ出ることを防ぐこと

国内のラバーダム普及率は10%以下と低いのが現状で、そのほとんどを自費診療の歯医者が占めます。保険診療では採算が取れないため、ラバーダムを使用している歯医者はほぼゼロに等しいでしょう。

以上のように、根管治療を成功させるためには、治療に欠かせない高度な設備が必要です。

設備をチェックするには、ホームページを見るか、電話で問い合わせると確実です。

1-6. あなたのことを心から思った治療方法を提案してくれる

根管治療に特化した歯医者の6つ目の特徴は「あなたのことを心から思った治療方法を提案してくれること」です。

根管治療は「自分の歯を残すかどうかを左右する重要な治療」です。そのため、患者様に寄り添いながら最適な治療方針を提案できる歯医者を選ぶべきです。

「あなたに寄り添ってくれる歯医者かどうか」を見分けるには、具体的に、以下のチェックポイントを確認しましょう。

【根管治療を受ける前に説明を受けるべき10項目】

項目

チェックポイント

チェック欄
①治療の目的 根管治療の目的が明確に説明されたか?
②治療の流れ 治療内容について具体的に説明されたか?
③成功率とリスク 治療の成功率やリスクについて正確な説明があったか?
④痛みへの対応 痛みに対する対策が十分に説明されたか?
⑤通院回数 必要な通院回数が明確に説明されたか?
⑥費用 費用について詳細な説明があり、内訳も提示されたか?
⑦設備・技術 使用する設備や技術について十分な説明があったか?
⑧治療後のケア 治療後のケアやメンテナンスについて説明があったか?
⑨治療選択肢の提示 他の治療方法についても選択肢が提示されたか?
⑩治療しない場合のリスク 治療しない場合の影響について具体的な説明があったか?

たとえば、患者様の目線に立てば、

  • 神経をすべて取り除くのか
  • 神経を一部残すのか
  • 抜歯が必要な状態まで悪化しているのか
  • 治療回数は何回くらいかかるのか
  • 治療費はいくらくらいかかるのか

など、説明してほしい事項はたくさんあります。

しかし実際には、歯医者の説明不足やコミュニケーション不足が原因で、以下のような不信感をもつ方は多くいらっしゃいます。

根管治療は、自分の歯を残せるかどうかが決まる重要な治療です。いわば、長い人生のなかで「運命の分かれ道」に立っているようなものです。

根管治療で後悔しないように、上記の「チェックリスト」をもとに、聞きたいことをメモして持参することをおすすめします。

2. 根管治療に特化した歯医者を見抜く手順

ここまでお読みいただいた方は、根管治療をどんな歯医者に任せればいいのか、明確に理解いただけたと思います。

「歯医者の選び方」をおさえた上で、次は「根管治療に特化した歯医者を見抜く手順」について、具体的に以下の4ステップで紹介します。

2-1. ステップ1:ホームページをチェックする

根管治療に特化した歯医者を見抜く1つ目の手順は「ホームページをチェックすること」です。

根管治療に特化した歯医者は、ホームページで専門性をアピールしていることが多く、設備や技術についても詳しく記載されているはずです。

ホームページでチェックする5つの項目
①自費診療or保険診療
成功率の高い自費診療を選びましょう!
②治療のための設備
歯科用CT、マイクロスコープ、ラバーダムを使用しているかチェック!
③垂直加圧根管充填法or側方加圧根管充填法
側方加圧根管充填法は成功率が低い!米国式の垂直加圧根管充填法を行っているか確認しましょう!
④治療費・治療回数
料金表や治療回数をチェックしましょう!
⑤根管治療の治療実績
治療年数や実績が公開されていれば高評価です!

1. 根管治療に特化した歯医者の6つの特徴」で解説した6つの特徴のうち、ホームページで確認できることは、あらかじめチェックするのがおすすめです。

ホームページの情報をもとに、根管治療に特化した歯医者をリストアップします。

ホームページに掲載されていないことで、何か聞きたいことがあればメモをしておき、カウンセリングで質問すると確実です。

2-2. ステップ2:口コミをチェックする

根管治療に特化した歯医者を見抜く2つ目の手順は「口コミをチェックすること」です。

口コミは、治療を受けた人のリアルな声を知ることができます。

口コミをチェックするときのコツ
・複数のサイト(口コミサイト、SNSなど)をチェックする
・具体的なエピソードに注目する(単に「よかったです」などの意見は参考にならない)
・極端に良い口コミや悪い口コミに偏っていないかチェックする
・最新の口コミに注目する

たとえば、

「なるべく痛みを少なくするよう考慮してくれた」
「再発せずに長期間快適に過ごせている」
「親身になって話を聞いてくれ、治療についても詳しく説明してくれた」

といった具体的な意見は、満足度が高かった証拠です。

一方、「通院回数が多すぎる」「説明が不十分」といったネガティブな意見も注視しましょう。

ただし極端に「悪い口コミ」に偏っている場合は、避けた方が無難かもしれません。

2-3. ステップ3:直接電話して治療方針を聞く

根管治療に特化した歯医者を見抜く3つ目の手順は「直接電話して治療方針を聞くこと」です。

歯医者の情報はある程度ホームページでチェックできるはずですが、ホームページに掲載されていないことは、直接電話で聞くのが早いです。

詳細
電話をする前に準備すること ・メモ用紙とペンを準備
・自身の歯の状態を整理(いつから痛いのか、など)
・聞きたいことリスト
・自身のスケジュール
電話で聞くこと ・治療回数
・治療期間
・費用
・設備
・垂直加圧根管充填法の可否
とくに注目すること ・スタッフの対応の丁寧さ
・説明の分かりやすさ

電話でのやり取りは、歯医者の姿勢や治療へのこだわりを判断する大切なステップです。

電話の印象があまりにも悪いという場合は、別の歯医者を検討しましょう。

2-4. ステップ4:カウンセリングを受けてみる

根管治療に特化した歯医者を見抜く4つ目の手順は「カウンセリングを受けてみること」です。

いよいよ、歯医者選びの最終段階です。実際に歯科医師と対面で話すことで、治療方針や医院の雰囲気を確認できます。

歯医者を決定する前に、必ずカウンセリングを受け、相性や治療方針を確認しましょう。

カウンセリングでチェックするべき4つのこと
①説明のわかりやすさ
「根管治療の流れ」「通院回数や通院期間」について、具体的な説明があるか
②治療方針の方針
・症状や希望に寄り添い、複数の選択肢を提示してくれるか
・患者の話に耳を傾けてくれるか
③医院の雰囲気
清潔感があり、スタッフの対応が親切か
④設備の充実度
歯科用CT、マイクロスコープ、ラバーダムの使用はあるか

説明のなかで聞きなれない医療用語が出てくるかもしれません。説明を受けた内容は、できるだけメモを残しておきましょう。

根管治療について大事な項目を確認できたら、あとは第一印象やフィーリングも重視してください。

「何となく感じがいいな」
「この先生なら任せたい」

と思えるなら、検討する価値は十分あるでしょう。

3. 注意!当てはまっても根管治療が得意な歯医者とは限らないポイント3つ

ここまでお読みいただいた方は、「根管治療に特化した歯医者の選び方」について、かなり詳しく理解いただけたと思います。

しかし、一部の情報だけに偏ってしまうと、歯医者選びを間違えることになります。

ここからは、絶対に後悔しないために「当てはまっても根管治療が得意な歯医者とは限らないポイント」を3つ解説します。

当てはまっても根管治療が得意な歯医者とは限らないポイント
①「精密・精度の高い治療」「根管治療専門医」などとHPに記載がある
②マイクロスコープなどの最新設備を備えていている
③自費診療の根管治療を行っている

一緒に確認していきましょう。

3-1.「精密・精度の高い治療」「根管治療専門医」などとHPに記載がある

「精密・精度の高い治療」「根管治療専門医」という言葉は、必ずしも高度な技術や実績を保証するものではありません。すでにお伝えしたとおり、根管治療は「垂直加圧根管充填法」でなければ高い成功率は得られません

  • どのように精度が高いのか
  • 根管治療専門医とは、何を指しているのか

といった点が不明瞭だと、根管治療を任せていい歯医者なのかを判断できません。

ホームページをチェックするときは、

  • 「垂直加圧根管充填法」の明記があるか
  • 根管治療の症例数や成功率が記載されているか

といった点に注目しましょう。

3-2. マイクロスコープなどの最新設備を備えていている

マイクロスコープなど、高度な設備を導入しているからといって、歯医者の技術が高いとは限りません。

確かにマイクロスコープは非常に高額です。安くても1台100万円以上、高性能なものなら500万円以上かかります。高額な設備を導入しているだけで「なんだか信頼できそう」と思うのは当然かもしれません。

ただし、「高額な設備がある=根管治療の成功率が高い」とは言い切れません。最高の設備があっても、使いこなす腕がなければ無意味だからです。

設備だけをみるのではなく、治療実績や評判など総合的に判断しましょう。

3-3. 自費診療の根管治療を行っている

自費診療だからといって、根管治療の質が高いとは限りません。

信じられないかもしれませんが、保険診療時代に行政処分を受けた結果、仕方なく自費専門になっている歯医者も多いからです。

つまり、根管治療の技術や実績がない歯医者でも、自費診療をうたっているケースがあります。率直にいって「ぼったくり」のようなものです。

「自費診療=成功率が高い」というわけではありません。

  • 垂直加圧根管充填法ができるか
  • 根管治療の実績が豊富か
  • 設備が整っているか

など、総合的に見極めることが重要です。

4. 根管治療で後悔したくないなら複数の歯医者へカウンセリングして

ここまでの章で、「根管治療に特化した歯医者の選び方」について、「1. 根管治療に特化した歯医者の6つの特徴」や「2. 根管治療に特化した歯医者を見抜く手順」で詳しく解説してきました。

1章から3章を読みながら歯医者をチェックしていくと、何院か候補が浮かんだと思います。

候補が決まれば、最後はカウンセリングです。実際に、いくつかの歯医者でカウンセリングを受けてみましょう。

実際に担当歯科医とコミュニケーションを取って得られる情報はたくさんあります。

  • 患者目線で丁寧に説明してくれる
  • 不安を解消してくれる
  • 説明に納得感がある

と感じることができ、さらに「根管治療に対する真剣さや熱意」を感じられたら、第一候補に挙げていいでしょう。

それでもまだ、歯医者選びで不安が残っているなら、次章「5. 根管治療でおすすめの歯医者2選」を参考にしてください。日本の根管治療において、経験と実績の両方の観点から、間違いなくおすすめの2院を紹介します。

5. 根管治療でおすすめの歯医者2選

「根管治療は歯を残す最後の砦だから、絶対に後悔しない歯医者選びをしたい」

そう思っても、実際に自分で選ぶのには不安がある方もいらっしゃると思います。

根管治療は精密な処置が求められるため、経験豊富な専門医のもとで受けることが大切です。

ここからは「精密根管治療で評判の高い歯医者2院」を厳選してご紹介します。それぞれの特徴を比較し、歯医者選びの参考にしてください。

根管治療でおすすめの歯医者2選
①CT&米国式根管治療センター
②ミライズ矯正歯科

 

5-1.CT&米国式根管治療センター(寺内先生)

出典:CT&米国式根管治療センター公式サイト

最初に紹介するのは『CT&米国式根管治療センター』です。

寺内吉継先生率いる『CT&米国式根管治療センター』は、自費診療の根管治療専門クリニックです。

出典:CT&米国式根管治療センター公式サイトを元に筆者作成

「CT&米国式根管治療センター」は、精密根管治療において日本有数の成果を上げている歯科医院です。他院で「抜歯が必要」と診断されたような重度の虫歯や複雑な症例を、多数担当されています。

とくにマイクロエンド(顕微鏡を使用した根管治療)を得意とし、米国式の精密根管治療で多くの実績があります。

また、日本顕微鏡歯科学会認定指導医でもある寺内先生は、後輩の育成にも力を注いでいます。

「他院で治らなかった方」「再発を繰り返している方」は、ぜひ一度相談してみてください。

 
CT&米国式根管治療センターの基本情報
診療内容 根管治療
一般歯科
矯正歯科
審美治療
歯周病治療
予防治療
小児歯科
インプラント
費用(税込) 初診料(カウンセリング30分込):22,000円(税込み)
CT撮影(同部位の2回目以降で確認は無料):27,000円(税込み)
大臼歯高精度根管治療:265,000円(税込み)
小臼歯高精度根管治療:222,000円(税込み)
前歯高精度根管治療:177,000円(税込み)
グラスファイバーポストとレジン築造:58,000円(税込み)
外科的歯内処置(前歯・小臼歯):112,000円(税込み)
外科的歯内処置(大臼歯):145,000円(税込み)
歯髄再生療法:143,000円(税込み)
MTA穿孔封鎖:32,000円(税込み)
※患者様の状況により多少前後いたします。 詳しくは個別にお問合せください。
治療期間 お問合せください
治療回数 お問合せください
住所 神奈川県大和市中央林間3-3-1 3F
アクセス 東急電鉄「中央林間駅」より徒歩3分
小田急電鉄「中央林間駅(南口改札)」より徒歩1分
電話番号 046-293-6470
診療時間 完全予約制
休診日 木曜日・日曜日
その他の情報 CT&米国式根管治療センター公式サイトをご覧ください

出典:CT&米国式根管治療センター公式サイト(2025/1/27時点)

※2025年1月現在、診療予約は電話でのみ受付しています。

5-2.ミライズ矯正歯科

出典:ミライズ矯正歯科南青山公式サイト

次に紹介するのが『ミライズ矯正歯科』です。

ミライズは矯正歯科として2018年に開院しました。

2024年5月に開院6周年を迎え、「一生涯通える予防歯科」をコンセプトとして、治療内容を「根管治療」や「虫歯治療」などの一般歯科領域へ拡大。根管治療の担当は「垂直加圧根管充填法」では日本でも有数の実績を誇る長尾先生です。

ミライズの根管治療には下記の3つの強みがあります。

前述のとおり、ミライズの根管治療は「垂直加圧根管充填法」20年のエキスパート・長尾先生が担当します。

長尾先生は、根管治療で下記の3つを徹底して行います。

  • 神経(歯髄組織)を徹底して除去すること
  • 虫が(う蝕)を完全に取り除くこと
  • 垂直加圧根管充填法で治療すること

また、ミライズの根管治療は通常1~2回の通院で完了します。遠方にお住まいの方やお忙しい方でも無理なくご利用いただけるのが強みです。

さらに、ミライズでは最新医療機器および設備導入にも力を入れており、「世界最高水準のカールツァイス社製マイクロスコープ」3台体制を整えております。

【世界最高水準のカールツァイス社製マイクロスコープ】

出典:ミライズ矯正歯科南青山公式サイト

ミライズでは「担当医の確かな腕」と「最新設備の導入」により、専門的かつ精密な根管治療を行います。自費診療だからこそ、患者様一人ひとりが「ミライズで良かった」と心から実感いただけるよう、高い満足度を提供するのがミライズの使命です。

「再発しない精密根管治療」をご希望なら、ミライズにぜひご相談ください。

ミライズの基本情報
診療内容 一般歯科(根管治療含む)
矯正歯科
小児歯科
歯科口腔外科
費用(税込) 初診料(カウンセリング):5,500円(税込)
前歯:119,900円(税込)
小臼歯:141,900円(税込)
大臼歯:174,900円(税込)
※患者様の状況により多少前後いたします。 詳しくは個別にお問合せください。
治療期間 2日
治療回数 2回
住所 東京都港区南青山6丁目13-5 ポルトボヌール1階
アクセス 表参道駅b1出口より徒歩7分
渋谷駅よりバス1駅目「青山学院中等部前」より徒歩3分渋谷・六本木・恵比寿エリアからタクシーで5分以内。タクシーサービスあり
電話番号 03-5468-5585
診療時間 完全予約制
休診日 月曜・祝日
その他の情報 ミライズ矯正歯科南青山公式サイトをご覧ください

出典:ミライズ矯正歯科南青山公式サイト(2025/1/27時点)

6. まとめ

この記事では、根管治療に特化した歯医者の選び方について解説してきました。

根管治療を受けるときは、以下の6つの特徴をすべて満たしている歯医者を選びましょう。

根管治療に特化した歯医者の特徴
①垂直加圧根管充填法の治療技術を取得している歯科医師がいる
②最低10年は根管治療の実績がある
③保険診療ではなく自費治療を行っている
④治療回数は「1回」で終わる!何回も通わせない
⑤治療に必要な最先端の設備が十分に整っている
⑥あなたのことを心から思った治療方法を提案してくれる

「根管治療に特化した歯医者を見抜く手順」は、以下の4ステップです。

絶対に後悔しないために「当てはまっても根管治療が得意な歯医者とは限らないポイント」は以下の3つです。

当てはまっても根管治療が得意な歯医者とは限らないポイント
①「精密・精度の高い治療」「根管治療専門医」などとHPに記載がある
②マイクロスコープなどの最新設備を備えていている
③自費診療の根管治療を行っている

根管治療は非常に難易度の高い治療です。失敗して後悔しないために、複数の歯医者へカウンセリングしましょう。

根管治療のエキスパートが在籍しているおすすめの歯医者は下記の2ヶ所です。

根管治療でおすすめの歯医者2選
①CT&米国式根管治療センター(神奈川県大和市)
②ミライズ(東京都港区)

この記事をお読みいただいた皆さまが、信頼できるドクターと出会い、安心して根管治療を受けられることを願っています。

 

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