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2025.02.03
ブログ
【歯科医監修】歯の神経治療とは?流れや費用、回数を全解説
「虫歯で歯医者に行ったら歯の神経治療をすすめられた!痛そうで怖い……」
「本当に神経を抜くしか選択肢はないの?」
「神経を抜いたら歯がもろくなるって聞いたことがあるんだけど……」
あなたは今、こんな風に悩んでいませんか?
歯の神経治療とは、簡単にいうと「歯の神経を抜く治療」のことです。
歯の神経(歯髄組織)まで深く感染した重度の虫歯には、歯の神経治療(根管治療)が必要です。
【神経治療が必要になる進行した虫歯】
「神経を抜くなんて痛そう……」と心配になるでしょうが、安心してください。治療中は麻酔が効いているため、痛みはほぼ感じません。
神経治療の最大のメリットは、自分の歯を残せることです。感染した神経を取り除いて適切な治療を行えば、20年30年先もずっと自分の歯で生活できます。
重度の虫歯で神経治療をしなければ、神経が壊死し、歯を支える骨が溶け、最終的に歯が抜け落ちてしまいます。
「では、今すぐ近所の歯医者で神経治療を受けよう!」と思ったあなた。ちょっとまってください。
神経治療はどこの歯医者でもいいわけではありません。なぜなら保険診療下における神経治療の成功率は5割程度しかないからです。
二人に一人が失敗している現状となれば、歯医者選びが重要なことはご理解いただけるでしょう。
そこで今回は、虫歯治療27年のエキスパートである歯科医が、今まさに歯の神経治療を受けるか迷っている方向けに「神経治療の全貌」を完全解説します。
この記事でわかること |
・神経治療の流れ ・神経治療の治療費と治療期間(回数) ・神経治療のリスク ・歯の神経治療に精通した歯科医を選ぶポイント |
「神経治療で絶対に後悔したくない方」「虫歯を治して快適な生活を取り戻したい方」は、ぜひ最後までお読みください。
1. 歯の神経治療(根管治療)って何するの?
冒頭でお伝えしたとおり、神経治療とは歯の神経を取り除く処置のことです。
具体的な治療の流れは、下記の手順で進んでいきます。
まず虫歯と神経(歯髄組織)を完全に取り除きます。これ以上、感染が進まないようにすることが目的です。
神経を取り除く工程を例えるなら、肉まんの皮を残し、餡だけを丁寧に取り除くイメージです。
実際の治療では、「リーマー」や「ファイル」と呼ばれる専用の器具で神経をからめ、引きちぎるようにして取り除きます。根管内は非常に細く狭いため、治療には精密さと正確さの両方が求められます。
神経の除去と同時に歯の内側を削り、根管を広げます。
根管の形が整ったら、次は根管にガッタパーチャという薬(充填材)を詰め込み、密封します。
ポイントは、ガッタパーチャを根元まで加圧して詰め込み、根管内に空洞を残さないことです。
根管充填が終われば、最後にかぶせ物をして終了となります。
以上が神経治療の流れです。歯の神経治療を成功させるには、
- 虫歯を完全に取り除くこと
- 感染した神経を根の部分まで完全に取り切ること
- 根管内を加圧して密閉すること
の3点が最重要です。
もし治療をしないとどうなるの? |
神経まで達した虫歯は自然治癒することはありません。
治療しなければ、激しい痛みが続いたあと、神経が壊死します。その後、歯を支える骨が崩壊し、歯が抜け落ちるのです。 つまり神経まで深く感染した虫歯において、神経治療は「抜歯を回避するための最後の砦」ともいえます。 |
2.歯の神経治療の痛み・費用・通院回数を解説
神経治療の流れは、ご理解いただけたと思います。
神経治療の流れが分かったところで、次に気になるのは、
- 治療中は痛いのかな?
- 治療費はいくらくらいかかるのだろう?
- 何回も通院しないといけないのかな?
ということではないでしょうか。
この章では、上記の疑問に回答していきます。
2-1. 歯の神経治療の痛み:治療後2~3日、痛み止めで対処できるレベル
結論からお伝えすると、神経治療の痛みは心配するほどではありません。というのも、神経治療中は麻酔が効いているため、痛みはほとんど感じないからです。
神経治療後は、2~3日程度の間、圧迫感やズーンとした痛みを感じることがありますが、通常は痛み止めで対処できる程度です。
実は神経治療は非常に難度が高く、保険診療の成功率は5割程度といわれています。つまり、二人に一人が失敗するといっても過言ではありません。
もし神経治療が失敗すると、以下のような事態を引き起こします。
神経治療で痛い思いをしないために重要なのは「ちゃんと治してくれる歯医者へ行くこと」なのです。
そうはいっても「何を基準に歯医者を選んだらいいの?」と疑問に思いますよね。
安心してください。後半の「歯の神経治療に精通した歯科医を選ぶポイント」の章で、失敗しない歯医者の選び方を詳しく解説します。
2-2. 歯の神経治療の費用:保険診療で1万円前後、自費診療で10万円~18万円程度
歯の神経治療について、治療法や痛みがわかったところで、次に気になるのが「費用」ではないでしょうか。
神経治療にかかる費用は、
- 保険診療で1万円前後
- 自費診療で10万円~18万円程度
が目安です。
確かに、費用だけみると保険診療の方が安くて良いと思われがちですが、「安かろう悪かろう」では本末転倒です。
実際、保険診療と自費診療には、下記のような違いがあります。
※自費診療の根管治療の成功率は「垂直加圧根管充填法」の場合です
注目すべきは「神経治療の成功率」です。前の章「歯の神経治療の痛み」で説明した通り、保険診療の神経治療は、成功率5割と低いのが現状です。
一方、自費診療で設備と技術の整っている歯医者を厳選すれば、9割以上の確率で治療を成功させられます。
費用だけ見ると保険診療の方が魅力的ですが、もし治療に失敗してしまったら、再発して歯を失うかもしれません。
たとえば治療の失敗で歯を失った場合、インプラントで補う場合の費用は1本20万円~40万円。インプラントは外科手術ですから、それなりのリスクも考慮すべきでしょう。さらに術後の定期的なメンテナンスなど、費用だけではなく、手間も時間もかかります。
以上のように、成功率の低さを考えると、保険診療の歯医者は避けた方が無難です。
長い目で見ると、自費診療でしっかり治した方が、費用が低く抑えられます。
2-3. 歯の神経治療に通う回数:保険診療で2~10回、自費診療で1〜2回
歯の神経治療について、費用の次に気になるのが「歯医者に通う回数や期間」ですよね。
歯の神経治療で通院する回数は、
- 保険診療:2〜10回程度(2〜4ヶ月)
- 自費診療:1回〜2回(1ヶ月程度)
が目安です。
費用と同様、保険診療と自費診療で大きな差があります。
実は、日本の保険診療は診療報酬が低いため、複数回に分けて治療をすることが一般的で、1回の治療時間は約15分と短めの傾向です。通院回数は2回~10回程度。歯医者によって違いがあります。
一方、自費診療では、1回あたりの治療時間は平均2時間。ひとり一人にじっくり時間をかけるのが特徴です。その代わり通院回数は少なく、平均2回ほどで終了します。1回の治療時間は長いですが、通院回数や期間は短く済むのが自費診療の特徴です。
以上のように、自費診療では高度な設備や薬、技術を総動員して、患者様一人ひとりとじっくり向き合いながら治療できます。
使える設備や備品、成功率の高さからみても、神経治療を任せるなら自費診療の歯医者を選ぶべきです。
3. 歯の神経治療を受けるリスク
これまでの解説で、歯の神経治療について、よく理解いただけたと思います。
とはいえ「神経治療のリスクは無いの?」と心配されている方もいるのではないでしょうか。
もし重度の虫歯で神経治療を受けないと、最終的に歯が抜け落ちるリスクがあります。自分の歯を残す最後の手段として、神経治療が必要なのです。
以上をふまえたうえで神経治療のリスクをあげると、以下の3つがあります。
神経治療のリスク |
①歯を削るため、もろくなる ②冷たいものや熱いものの感覚が無くなる ③難易度が高く、歯科医によって治療の成果に大きな差が出る |
3-1. 歯を削るため、もろくなる
神経治療を受ける1つ目のリスクは「歯を削るため、もろくなること」です。
神経治療では、神経を抜いたあと、詰め物をするために歯の内側を広げるように削ります。これを「根管形成(こんかんけいせい)」といいます。
ちょうど円すい状の穴をあけるイメージです。
【神経治療(根管治療)で歯の内側を削った状態】
歯の根元まで削り、根管を形成したら、ガッタパーチャ(充填材)という薬を詰めます。根の先までしっかり加圧し、薬を詰め込むことで、根管が密閉され、細菌感染を防ぐのです。
歯を削るわけですから、当然、歯の強度が落ちるリスクはあります。
神経治療をすれば、少なくとも自分の歯を残すことはできます。
神経治療をして歯を残すか、治療せず悪化するのを待つか、いずれかの選択と考えれば、歯を削るリスクは許容範囲ではないでしょうか。
歯医者選びは要注意!未熟な治療で歯を削りすぎるリスク |
神経治療で歯を削るリスクについて「許容範囲」とお伝えしましたが、例外もあります。それは歯医者が未熟な場合です。
神経治療は高い技術を必要とする難易度の高い治療です。もし、経験の浅い未熟な歯医者に当たってしまったら、必要以上に歯を削られるリスクがあります。削りすぎは歯の強度を落とし、将来的に歯が折れてしまう(歯根破折)こともあるのです。 神経治療では、どこまで削るのかの見極めが非常に重要です。 神経治療を受けるときは、高い実績と経験がある専門医を厳選しましょう。 歯医者選びのポイントは後半の「歯の神経治療に精通した歯科医を選ぶポイント」の章で解説しています。 |
3-2. 歯の痛みや冷たい、熱いの感覚が無くなる
神経治療を受ける2つ目のリスクは「歯の痛みや冷たい、熱いの感覚が無くなること」です。
理由は、神経治療の過程で神経を取り除いているからです。
神経が無ければ、痛みや冷たさ、熱さの感覚も無くなります。
神経が無ければ、虫歯が進行しても痛みを感じません。その結果、再発した虫歯を発見するのが遅れ、抜歯になってしまうケースがあります。
「そんなリスクがあるなら、神経治療はしない方がいいのでは?」
そう感じた方もいるのではないでしょうか。
ただし、そもそも神経治療で虫歯が徹底的に取り除かれていれば、虫歯が再発・進行することはありません。つまり、神経治療後に虫歯が進行するのは、神経治療の不備が招くリスクなのです。
実際、神経治療の段階で虫歯の除去が徹底できてないケースは多くあります。
このようなリスクを防ぐためには、治療実績が多く、高い技術をもつ名医に担当してもらうことが大切です。
3-3. 治療の難易度が高いため、歯科医によって成果に大きな差が出る
神経治療を受ける3つ目のリスクは「治療の難易度が高いため、歯科医によって成果に大きな差が出ること」です。
神経治療は難易度が高い治療のため、担当する歯医者によって結果に大きな差が出ます。率直にいうと、下手な歯医者に当たってしまうと、再発リスクは高くなるということです。
そもそも、保険診療における神経治療の成功率は5割といわれていますから、二人に一人は失敗する計算です。
治療の失敗なんて、患者様の立場からみれば、決して許容できるリスクではありませんよね。
そうはいっても「失敗しない歯医者選び」は何を基準にすればいいのか、分からない方が大半だと思います。
でも安心してください。歯医者選びのポイントは後半の「歯の神経治療に精通した歯科医を選ぶポイント」の章で詳しく解説します。
4. 自分の歯を残したいなら歯の神経治療をうけるべき
すでにご理解いただいているとおり、自分の歯を残したいなら、神経治療を受けるべきです。
高い技術と経験をもつ専門医のもとで、しっかり治療を受ければ、20年後も30年後も自分の歯で生活できます。
もし神経治療を受けなければ、虫歯はどんどん進行し、やがて歯を支える骨が崩壊して歯が抜け落ちるでしょう。
重度の虫歯は、口臭や健康被害につながることもあるため、日常生活にも悪影響を及ぼします。
確かにインプラントは見た目も嚙み心地も自然の歯に近く、また耐久性にも優れています。
とはいえ、天然歯にかなうものではありません。
インプラントでは再現できない自然な噛み心地と感覚は、唯一無二の自分の歯だからこそ味わえるものです。
また、インプラントには以下のようなデメリットもあります。
上記のように、噛み心地や費用、外科手術のリスクなどを見ると、やはり天然歯を残すメリットは大きいのです。
神経治療で歯を残せる可能性があるのなら、これ以上進行する前に、一刻も早く専門医の治療を受けるべきです。
次章「歯の神経治療に精通した歯科医を選ぶポイント」で詳しく解説します。
5. 歯の神経治療に精通した歯科医を選ぶポイント
ここまでお読みいただいた方ならお分かりのように、神経治療でもっとも重視すべきは「歯医者選び」です。
神経治療は歯科のなかでも難しい治療です。神経治療を成功させ、再発しない歯をキープするためには、神経治療に精通している歯医者を選ぶ必要があります。
結論、歯の神経治療に精通した歯科医を選ぶポイントは以下の3つです。
歯の神経治療に精通した歯科医を選ぶポイント |
①垂直加圧根管充填法ができる ②治療に必要な設備が整っている ③高い技術をもった歯科医が在籍している |
5-1. 垂直加圧根管充填法ができる
神経治療の歯医者選び1つ目は「垂直加圧根管充填法ができること」です。
「垂直加圧根管充填法」は、根管を封鎖する方法の1つで、世界基準の「米国式根管治療」に採用されている高度な技術です。主に自費診療で行われており、成功率は90%以上と高く、理想的な治療法として評価されています。
しかし残念ながら、日本国内で垂直加圧根管充填法ができる歯医者は非常に珍しく、たった数十人程度しかいません。理由は、習得まで10年以上かかるといわれるほど難しい治療法だからです。
代わりに、国内の一般的な保険診療で行われているのは「側方加圧根管充填法」です。
「垂直加圧根管充填法」と「側方加圧根管充填法」の違いについて、以下のイメージ図で見てみましょう。
側面から押す「側方加圧根管充填法」では、どうしても空洞ができやすく、根の先まで密閉しづらいデメリットがあります。空洞は細菌の温床となるため、非常に厄介です。
一方「垂直加圧根管充填法」は、歯の根の先まで加圧して密閉できます。根管を密閉することで細菌が繁殖しない環境を作れるのです。その結果、再発リスクは格段に下がります。
虫歯をしっかり治療して、再発しない快適な未来を手に入れるためには、「垂直加圧根管充填法」で治療できる歯医者を厳選しましょう。
東京・南青山のミライズなら「垂直加圧根管充填法」で快適な日常を過ごせます! |
東京表参道にある歯科医院『ミライズ』では、米国式の「垂直加圧根管充填法」を用いた質の高い神経治療を行っています。
治療回数の目安は1回〜2回です。消毒のために何度も通うといった必要はありません。お仕事や家事に忙しい方でも、安心して来院いただけます。 ぜひ一度お問い合わせください。 |
5-2. 治療に必要な設備が整っている
神経治療の歯医者選び2つ目は「治療に必要な設備が整っていること」です。
神経治療で必要な設備には、主に以下の3つがあります。
神経治療で使われる代表的な設備・備品 | |
歯科用マイクロスコープ | 歯科用の顕微鏡のこと。最大20倍ほど拡大できるため、小さくて複雑な根管内を治療するために必要。 |
歯科用CT | 歯や骨の断面を撮影できる装置。三次元画像として立体的に見えるため、精度の高い診断が可能となる。 |
ラバーダム | 薄いゴム状のシート。歯に装着して唾液や血液の混入を防ぐ。 |
1つ目はマイクロスコープです。マイクロスコープは歯科用の顕微鏡です。最大20倍程度拡大できます。
マイクロスコープの種類やグレードもさまざまありますが、精密な神経治療を行うためには、目安として1台400万円〜500万円ほどの機種が理想です。
【当院で採用している世界最高水準のカールツァイス社製マイクロスコープ】
マイクロスコープは高額なため、普及率は10%程度と低いのが現状です。歯医者のホームページなどをチェックし、マイクロスコープを導入しているか確認してみましょう。
次に、ミライズで導入している歯科用CTについてもご紹介します。
当院では、Ray社のRay scan最上位モデル『α+200』を導入しております。
【「Ray scan」の最上位モデル『α+200』】
Rayscan『α+200』は、CTの撮影が最速4.9秒で完了します。患者様のご負担を最小限におさえることが可能になりました。
【CT撮影の範囲は最小から最大まで調整可能】
また、一般的なCTは撮影範囲が限られていますが、Ray scan『α+200』は、顔全体の撮影が可能です。Ray scan『α+200』を導入している歯科医院はまだまだ少なく、他院様からのお問合せを受けることもあります。
3つ目にご紹介するのは、「ラバーダム」です。ラバーダムは神経治療で歯に装着するゴム状のシートです。
【ラバーダム】
ラバーダムの役割は大きく2つあります。
- 根管内に唾液が入るのを防ぐこと
- 薬剤が口腔内に漏れ出ることを防ぐこと
神経治療は感染を避ける必要があるため、なるべく無菌下で行う必要があります。
ですが、国内のラバーダム普及率は10%以下と低いのが現状で、そのほとんどを自費診療の歯医者が占めています。保険診療では採算が取れないため、ラバーダムを使用している歯医者はほぼゼロに等しいでしょう。
(参考:2003年の調査のため情報は古いですが、当時の普及率は一般歯科医で5.4%となっています。)
以上のように、神経治療を成功させるためには高度な設備や器具が必要です。もちろん歯科医の高い技術があることが大前提ですが、設備が整っていることも歯医者を選ぶ上で重要なポイントです。
5-3. 最低10年!豊富な経験に裏付けられた高い技術をもった歯科医が在籍している
神経治療の歯医者選び3つ目は「豊富な経験に裏付けられた高い技術をもった歯科医が在籍していること」です。
神経治療は、歯科治療の中でも特に高度な技術が求められます。神経治療の経験年数は、最低でも10年以上が必須です。
神経治療に長い経験年数が必要な理由は、以下の工程で、それぞれ正確な判断と熟練した技術が必要とされるからです。
神経治療の工程 |
①虫歯を残さず取り除く ②根管を正確に見つける(何本あるのか?どんな形なのか?) ③神経を根の先まで残さず取り除く ④根管内を掃除する ⑤根管内の形を整える ⑥充填材で加圧して密閉する |
根管は人によって数が違ったり、湾曲していていたりと複雑な形をしています。根管の正確な数や形を見極めるには、相当な経験値を積んだ歯科医でなければなりません。
【湾曲した複雑な形状の根管】
出典:厚生労働省保険局医療課「令和2年度診療報酬改定の概要」
【根管の数が4つの歯と3つの歯】
出典:厚生労働省保険局医療課「令和2年度診療報酬改定の概要」
神経治療に失敗すると、最悪は歯を失います。
そのため、豊富な経験に裏打ちされた的確な判断力、高い技術、そして歯科医療に関する深い知識を兼ね備えた歯科医選びが重要です。
神経治療を成功させ、将来20年30年と自分の歯で生活するためには、「神経治療に精通しているか」「垂直加圧根管充填法の治療経験が10年以上あるか」といった点を重視して、歯医者を選びましょう。
6. 歯の神経治療なら「垂直加圧根管充填法」のエキスパート『ミライズ』へ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
すでにお分かりの通り、歯の神経治療は難易度が高く、治療の不備が原因で再発することも多くあります。治療の不備が繰り返されると、最終的に歯を失うことになります。
多くの患者様が「治るはずの歯」を失う現状は、残念でなりません。
ミライズでは、日本の歯科治療を根本から変えたいという強い想いのもと、世界水準の米国式根管治療を導入しています。
高度な技術と最新設備、豊富な経験を持つ神経治療のエキスパートが、再発リスクを最小限に抑え、患者様の大切な歯を守ります。
6-1. 『ミライズ』なら「垂直加圧根管充填法」で再発しない神経治療ができる
ミライズでは成功率が圧倒的に高い「垂直加圧根管充填法」を採用し、再発リスクを最小限におさえた神経治療を提供しています。
「垂直加圧根管充填法」はアメリカで標準的に行われている、再発リスクを大幅に低減できる治療法です。
残念ながら、国内で「垂直加圧根管充填法」を受けられる歯医者は、ミライズ含め数院程度。保険診療では皆無です。
「垂直加圧根管充填法」は設備も薬剤も、高価なものが必要です。難しい治療のため、1回の診療時間も2時間程度かかります。
それにも関わらず、診療報酬は1人の患者様で1万円程度しか受け取れません。これは、世界水準の診療報酬からみると20分の1以下です。治療にかかるさまざまな経費を考えると、赤字同然。個人経営の歯医者は成り立ちません。
以上の致命的な理由から、多くの歯医者では「垂直加圧根管充填法」を取り入れることができないのです。
ミライズでは、神経治療を自費診療で行っています。
費用の詳細 | |
ミライズの神経治療費用 (基本施術料) |
前歯:119,900円(税込) 小臼歯:141,900円(税込) 大臼歯:174,900円(税込) |
保険診療と比較すると高額ですが、自費診療のメリットは、症状や患者様の要望に合わせた柔軟な対応ができることです。
再発を繰り返して歯を失った結果、インプラントになると、1本20万円~40万円の高額な費用がかかります。
- 再発しない神経治療を受けたい方
- 20年30年先も自分の歯で生活したい方
こんな方は、ミライズにご相談ください。
神経治療27年以上のエキスパートが、高度な技術と設備で万全な体制を整え、患者様にとって最適な治療方法をご提案します。
6-2. 『ミライズ』なら神経治療に必要な設備がすべてそろっている
ミライズには、根管治療に必要な最新設備と備品が揃っています。
とくにマイクロスコープは世界最高水準のカールツァイス社製を導入。院内で計3台のマイクロスコープ体制を整えています。
【当院で採用している世界最高水準のカールツァイス社製マイクロスコープ】
また、根管内に唾液が入るのを防ぐ役割として「ラバーダム」を使用しています。
【ラバーダム】
「ラバーダム」は、根管内に唾液が入るのを防ぎ、感染リスクを低減するゴム状のシートです。「ラバーダム」を使用することで、根管内を唾液や細菌から隔離し、治療の精度を高められます。
「ラバーダム」は根管治療の成功率を向上させるために重要な設備でありながら、保険診療ではほとんど使用されていません。
そのような背景を踏まえ、ミライズでは最新の設備や備品を取り揃え、患者様に最適な治療を提供できる体制を整えています。
自費診療で患者様一人ひとりにオーダーメイドの治療を行うミライズだからこそできることです。
6-3. 『ミライズ』なら患者様一人ひとりにベストな治療を提案できる
ミライズでは、患者様一人ひとりに寄り添い、最適な治療を提供することを大切にしています。
神経治療のエキスパートに加え、インプラントや矯正治療にも対応できる万全の体制を整え、お口全体をトータルでサポートいたします。
実は、噛み合わせと虫歯には深い関連性があります。噛み合わせが悪いと、唾液の分泌や歯の自浄作用が妨げられ、結果として虫歯が進行してしまうことがあります。
このようなリスクに対応するためにも、単なる治療だけでなく、噛み合わせまで考慮した包括的なケアが重要です。
ミライズでは虫歯治療だけでなく、噛み合わせやお口全体の調和を考えた最適な治療をご提案しています。
歯の健康は体の健康に直結するため、一人ひとりの健康を長期的に守ることを目指し、最善の治療とケアを提供。ミライズは、患者様が快適な生活を送れるよう、全力でサポートいたします。
7. まとめ
この記事では、歯の神経治療について解説してきました。
結論、歯の神経(歯髄組織)まで深く感染した重度の虫歯には、神経治療が必要です。
高い技術と経験をもつ専門医のもとで、しっかり治療を受ければ、20年後も30年後も自分の歯で生活できます。
垂直加圧根管充填法ができる『ミライズ』なら、日本でトップクラスの神経治療をお約束します。
この記事が、今まさに虫歯で苦しんでいる方のお役に立てることを願っています。