ミライズ矯正歯科南青山

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2025.05.08

ブログ

20代も歯茎は下がる!原因と気にしすぎ無用なワケを歯科医が解説

「え、20代でも歯茎が下がることあるの?もしかして私だけ?」
「歯茎下がりの治療ってできるの?痛い?高い?どこの歯医者に行けばいいの?」

あなたは今、こんな不安に押しつぶされそうになっていませんか?

結論からお伝えすると、20代でも歯茎が下がることはあります。なかには10代で歯茎下がりになる人もいます。

歯茎下がりの原因は「加齢」だけではありません。とくに若い方の歯茎下がりには、主に以下の5つの原因があります。

残念ながら、一度下がってしまった歯茎は元に戻りません

しかし、歯茎下がりの原因を知ることで、これ以上進行しないよう対策することは可能です。

そこで今回は、歴27年の歯科医師が、「20代で歯茎が下がってしまう原因と下がらないための対策、治療」を徹底的に解説します。

最後までお読みいただければ、なぜ若いあなたの歯茎が下がってしまったのか、さらに、将来これ以上歯茎が下がらないためには、どんなことに注意すればいいのかが明確に理解できます。

歯医者に行くべきかどうかの判断もできますので、ぜひこのまま読み進めてください。

1.20代でも歯茎は下がる…必ず歯医者で正確な診断を受けよう

冒頭でもお伝えしたとおり、歯茎下がりは20代でも起こります。

詳細は「2.20代で歯茎が下がる5つの原因」で詳しく解説しますが、若い方の歯茎下がりで多いのは、

  • 歯磨きの力が強すぎる
  • 歯並びや噛み合わせが悪い
  • 歯列矯正

などです。

歯茎下がりの場合、歯周病などとは違い、すぐに治療が必要というわけではありません。これ以上悪化しないように気をつけながら、様子をみるというのが一般的です。

とはいえ「なんとなく歯が長くなった気がする」「歯茎が下がってきたかも」と感じたとき、自分で判断しようとするのは危険です。

歯の位置や見た目の錯覚で「下がった」と感じているだけの場合も少なくないからです。

また、「大したことない」と思って放置してしまうと、見えないところで歯周病などの病気が進行していることもあります。

いずれにしても、20代の場合、歯茎下がりは初期段階であることが多く、正確な診断が難しいため、自己判断は避けるべきです。

たとえ億劫でも、今後も食事や生活を楽しむためにも、私たちのような歯医者へぜひ診察にきてくださいね。

2.20代で歯茎が下がる5つの原因

前述のとおり、20代でも歯茎は下がります。若い方の歯茎下がりには、主に以下の5つの原因があります。

上記のうち、1つでも心当たりがあるなら、歯茎下がりのリスクは高いといえます。

では、歯茎下がりの原因について、1つずつ見ていきましょう。

2-1.マウスピース矯正

歯列矯正をしていると、歯茎下がりリスクがあります。とくに「マウスピース矯正」は歯茎下がりのリスクが高くなります。

理由は、マウスピースによって過度な力がかかるケースがあるからです。

歯列矯正は、矯正器具で力を加えて、歯と歯茎を動かす治療です。しかし、歯を支える骨(歯槽骨)に負担がかかり過ぎると、一部の歯に歯茎下がりが起こってしまいます。

といっても、マウスピース矯正した人すべてに、歯茎下がりが起こるわけではありません。

経験豊かな矯正専門医のもとで治療を受けている場合は、それほど問題は起こりません。ただし、経験や技術が足りない歯医者だと、歯茎下がりリスクは格段に高くなります

なぜなら、

  • 無理な矯正計画を立てる
  • 過度な矯正力を加える

といったことが起こってしまうからです。

歯列矯正は、担当する矯正歯科医の技術や経験に左右されます。歯茎下がりをはじめ、トラブルを防ぐためには、矯正歯科を慎重に選ぶことが大切です。

歯列矯正による歯茎下がりや、矯正専門医の選び方については「矯正治療で歯茎は下がる!その原因と対策を歯科医が解説」で詳しく解説しています。ぜひチェックしてください。

2-2.無意識な歯ぎしり、食いしばり

20代で歯茎下がりが起きる原因のひとつに、「無意識な歯ぎしり・食いしばり」があります。

歯ぎしりや食いしばりを日常的に続けると、歯や歯茎に過度な力がかかります。その結果、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)や歯茎に負担が蓄積され、じわじわと歯茎が下がってしまうのです。

とくに20代は、

  • 就職活動や仕事のストレス
  • 日常生活での緊張

などにより、無意識に歯を強く噛み締めていることが多い年代です。

下記のチェックリストに当てはまるかどうか確認してみましょう。1つでも当てはまる場合は、無意識のうちに歯ぎしり、食いしばりをしている可能性があります。

歯ぎしり、食いしばりチェックリスト チェック欄
朝起きたとき、あごがだるい・疲れている感じがする ⬜︎
就寝中、家族や同居人に「歯ぎしりの音がする」と指摘されたことがある ⬜︎
舌の縁にギザギザした歯型がついている ⬜︎
歯の先端が平らにすり減っている ⬜︎
奥歯や詰め物、被せ物が割れた・外れたことがある ⬜︎
頬の内側に、歯型の跡がついている ⬜︎
仕事やスマホをしているとき、無意識に歯を噛みしめている ⬜︎

もし上記に当てはまらなかったとしても、気になる方は歯医者へ行ってみてもらいましょう。歯医者でマウスピース(ナイトガード)の作製を相談することで、歯や歯茎を守ることができます。

2-3.過度なブラッシング

歯茎下がりの原因で、とくに多いのは「強い力でゴシゴシ歯を磨くこと(オーバーブラッシング)」です。

なかでも、

  • 虫歯や歯周病がないのに歯肉退縮が起こってしまった
  • 20代で歯肉退縮が気になる

という方は、歯磨き習慣が原因の可能性がかなり高いです。

歯をきれいにしようとするあまり、力任せにゴシゴシとブラッシングしてしまうと、歯茎に大きな負担がかかります。

とくに硬い毛先の歯ブラシで毛先を強く押し付けていると、少しずつ歯茎がすり減り、下がってしまうことがあります。歯茎は横からの力に弱いため、歯ブラシを真横から当ててゴシゴシ磨く方法は厳禁です。

なかでも前歯や犬歯など、ブラシの動きが直接当たりやすい部分は、優しく磨くようにしましょう。

出典:日本歯科医師会「標準的な成人歯科健診プログラム・保健指導マニュアル

もし「正しい歯磨きの方法が分からない」「おすすめの歯ブラシを教えてほしい」という方がいれば、ぜひ歯医者へ相談してみましょう。歯科衛生士が、歯磨き指導をしてくれるはずです。

2-4.喫煙・食生活などの生活習慣

喫煙や食事、睡眠などの生活習慣が歯茎に与える影響は意外に大きいことをご存じでしょうか?

タバコの有害物質や栄養バランスのくずれた食事は、歯茎を弱らせる原因になります。また慢性的な疲労やストレスによって免疫力が低下すると、歯茎の炎症が起こりやすくなり、歯茎下がりリスクも高まります。

肌に悪いことは歯茎にも悪影響なのです。強く美しい歯茎を保つためには、

  • 禁煙
  • 栄養バランスの良い食事
  • 十分な睡眠とストレスケア

が重要です。

下記のチェックポイントに1つでも当てはまるものがあれば、日々の生活習慣が歯茎下がりの原因になっている可能性があります。

いかがでしょうか?心当たりがあったでしょうか?

もし当てはまる項目があったなら、これ以上歯茎下がりが進行しないよう、生活習慣の見直しを心がけましょう。

すぐに改善することは難しくても、少しずつ改善することを意識してみてください。

2-5.歯茎が薄い・歯並びが悪い

最後に紹介する歯茎下がりの原因は「歯茎が薄い・歯並びが悪い」ことです。

実は、生まれつき歯茎が薄いタイプの方が一定数存在します。薄い歯茎は、どうしても歯茎下がりのリスクが高めです。

自分の歯茎が、歯茎下がりリスクに影響しているのか気になる方は、歯医者へ行って聞いてみるといいでしょう。

また、歯並びの悪さ(歯列不正)も、歯茎下がりに影響します。歯が通常より外側や内側に傾いて生えていると、その部分の骨や歯茎が薄くなりやすく、結果として歯茎が下がってしまうことがあります。

とくに、

  • 前歯の突出している人
  • 歯のガタつきがある人

は、歯茎下がりが起こりやすい傾向です。

歯列矯正をした方がいいか気になる方は、一度矯正専門医に相談してみましょう。

歯列矯正のご相談は「日本矯正歯科学会の認定医」がいるミライズへ
ミライズは「日本矯正歯科学会の認定医」が在籍し、専門性の高い矯正治療を行っています。

日本矯正歯科学会の認定医は、歯科医全体の2.5%しかおらず、歯列矯正として専門知識や高い技術を持つ専門医であることを、客観的に裏付ける称号です。

矯正のご相談は、わたしたちミライズへお問い合わせください。

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3.20代で歯茎が下がると起こる4つのリスク

すでにお伝えしたとおり、歯茎下がりは必ずしも治療が必要なわけではありません。ただし、歯茎下がりを放置することで発生するリスクもあります。

20代で歯茎が下がると起こるリスクは、下記の4つです。

1つずつ見ていきましょう。

3-1.見た目が悪く歯と歯の間にものが挟まりやすくなる

20代の歯茎下がりリスク1つ目は「見た目が悪く歯と歯の間にものが挟まりやすくなること」です。

歯茎が下がると、これまで隠れていた歯の根元部分が露出し、歯が長く見えるようになります。

20代という若い年齢で歯が長く見えると、老けた印象を与えてしまうこともあり、見た目に大きな影響を及ぼします。

また、歯茎が下がることで歯と歯の間にすき間ができ、食べ物が挟まりやすくなります。

この状態を放置すると、食べかすが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病を悪化させる原因にもなりかねません。

さらに、食事のたびに物が挟まる不快感や、口臭の原因になることもあります。

20代の歯茎下がりは、見た目の問題も大きく、生活の質(QOL)や人間関係にも悪影響を及ぼします。

今以上に進行しないよう注意するほか「歯間ブラシ」を使って歯と歯の間をしっかりケアするなど工夫しましょう。

もしうまく歯磨きができているか自信がない場合は、歯医者へ行って歯磨き指導を受けるのがおすすめです。

3-2.しみる・痛む(知覚過敏)・虫歯のリスクが上がる

20代の歯茎下がりリスク2つ目は「しみる・痛む(知覚過敏)・虫歯のリスクが上がること」です。

知覚過敏とは
知覚過敏とは、冷たいものや熱いものを口にしたとき、歯がキーンとしみる症状のことを指します。

すでにお伝えしたとおり、歯茎が下がると、通常は歯茎に覆われている歯の根元(象牙質)が露出します。

本来なら歯茎に覆われているはずの象牙質は、外部刺激に弱く、冷たいものや熱いものがしみる「知覚過敏」を引き起こしやすくなります。

とくに20代は、ライフスタイルが不規則になりがちなケースも多く、食生活や歯磨き習慣の乱れが重なると、虫歯や知覚過敏が急速に進行する恐れもあります。

知覚過敏による痛みは、食事や会話など日常生活にストレスを与えるだけでなく、放置すると痛みが慢性化することもあります。

さらに、象牙質は酸にも弱いため、虫歯や歯周病のリスクも大幅に上昇します。

以上のように、若いうちから歯茎下がりを放置してしまうと、歯の寿命を縮めるリスクがあります。

定期的に虫歯のチェックを受けるなど、お口の管理を徹底することが大切です。

知覚過敏は薬で治療できる!
歯茎下がりリスクに知覚過敏があるとお伝えしましたが、もし「知覚過敏だけがつらい」という場合は、知覚過敏用の薬を塗れることで、かなり改善が期待できます。かかりつけのクリニックで相談してみましょう

3-3.歯に色素沈着が起こることもある

20代の歯茎下がりリスク3つ目は「歯に色素沈着が起こること」です。

歯茎が下がって歯の根元(象牙質)が露出すると、色素沈着を起こすことがあります。

その理由は、象牙質の構造にあります。象牙質はエナメル質よりも構造が粗く、外部からの汚れや色素を取り込みやすいからです。

たとえば、コーヒー、紅茶、赤ワイン、タバコなどによる着色が目立ちやすくなります。日常的な飲食習慣の影響で、歯の見た目にコンプレックスを感じる方も少なくありません。

また、象牙質は時間が経つと自然に褐色化していく傾向があり、見た目の悪化に拍車をかけることもあります。

歯の色の変化はセルフケアでは改善しにくいため、プロによるケアも検討してみると良いでしょう。

3-4.将来的に歯を失うリスクもある

20代の歯茎下がりリスク4つ目は「将来的に歯を失うリスクもあること」です。

歯茎が下がる原因の一つは、歯周病や歯への負担(歯ぎしり・食いしばりなど)です。これらが進行すると、歯を支えている骨(歯槽骨)までダメージを受けてしまいます。

とくに歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに歯茎の腫れや出血、歯のぐらつきといった症状が現れることも。

さらに、歯周病が進行すると、歯槽骨が大きく失われてしまうケースもあります。

歯槽骨は一度失われると自然に再生することは難しく、放置すると最終的に歯を支えきれずに抜け落ちてしまうリスクがあります。

「気づいたときにはかなり進行していた」というケースも少なくありません。

この先の長い将来、自分の歯で食事や会話を楽しむためにも、早めのケアと定期的な歯科検診を意識して、大切な歯と歯茎を守っていきましょう。

4.一度下がった歯茎は二度と戻らない

残念ながら、歯茎が一度下がってしまうと、基本的には自然に元の位置に戻ることはありません。

ごく軽微な歯茎下がりであれば、自然に回復することもあるのですが、見た目に分かるほど大きく下がった歯茎は二度と回復しません。

では、一度下がってしまった歯茎を元に戻したいときは、どうすればいいのでしょうか。

実は、歯茎下がりの見た目を改善する治療はあります。詳しくは「6.歯茎下がりの治療法」で後述しますが、もっとも有名な治療は「根面被覆術(こんめんひふくじゅつ)」です。

根面被覆術とは、歯茎の移植手術のことです。難易度が高く、担当できる歯医者がごくわずかの治療方法ですが、成功すれば、見た目の回復が期待できます。

【根面被覆術のイメージ図~患者自身の口蓋(上顎など)から結合組織を採取~】

手術以外にも、ヒアルロン酸を注入するといった方法もありますが、いずれも、治療は自費診療が基本であり、さらに下がる前の歯茎の状態まで回復できるかは分からないのが現状です。

つまり、歯茎下がりを元通りに回復することは難しく、今できることは「気づいた時点で進行を止めること」に尽きます。

早期発見・早期対応によって、これ以上歯茎が下がらないようにケアを始めましょう。

5.20代の歯茎下がりを悪化させない4つのポイント

ここまで、20代の歯茎下がりについて「原因やリスク」を解説してきました。

すでにお伝えしているとおり、一度下がってしまった歯茎は元に戻りません。だからこそ、若いあなたにとって一番大事なことは「これ以上、歯茎下がりを悪化させないこと」です。

歯茎下がりを悪化させないためには、以下の4つのポイントをおさえてください。

1つずつ確認していきましょう。

5-1.ゴシゴシ磨きはNG!間違った歯磨き習慣を今すぐ見直す

すでにお伝えしたとおり、若い方の歯茎下がり原因で多いのが「強いブラッシング」です。

毎日歯磨きをする習慣は、虫歯予防に不可欠なのですが、歯茎までゴシゴシ力を入れてこすってしまうのは絶対にNGです。

歯茎は非常にデリケートな組織。強い圧をかけると、物理的なダメージによって歯茎下がりがどんどん進行してしまいます。

では、どんな風に歯磨きをすればいいのでしょうか。

歯茎に優しい歯磨きのポイントは、

  • 鉛筆持ちで優しく磨く
  • 柔らかめの歯ブラシを使う

の2点です。

強く磨かなくても、歯の表面の汚れはちゃんと落ちます。

歯と歯の間は、歯ブラシだけではなく、「歯間ブラシ」や「フロス」を使いましょう。

歯間ブラシやフロスの使い方が分からなければ、一度歯医者へ行って、歯科衛生士から指導を受けるのもおすすめです。

5-2.定期的に歯医者でにメンテナンスをしてもらう

歯茎下がりを本格的に防ぐには、自宅でのケアだけでは限界があります。

そこで大切なのが、歯医者での定期的なメンテナンスです。

プロによるクリーニングでは、普段の歯磨きでは落としきれない歯石やバイオフィルムを徹底的に除去してもらえます。

さらに、歯科医師や歯科衛生士によるチェックで、歯茎の状態を定期的にモニタリングできるため、歯肉炎や歯周病の初期サインを早期に発見し、対応することができます。

参考:日本歯科医師会の公式サイトを元に筆者作成

20代から定期的に歯医者でチェックしていれば、歯茎下がりの原因となる「虫歯や歯周病」のリスクを大幅に減らせますよ。

5-3.食いしばり・歯ぎしりの癖を見直す

2-2.無意識な歯ぎしり、食いしばり」で解説したとおり、無意識のうちに行っている食いしばりや歯ぎしりも、歯茎下がりを進行させる大きな要因です。

もしあなたの歯茎下がりが、食いしばりや歯ぎしりからきているものなら、今すぐ対応すべきです。

たとえば、就寝中の歯ぎしりには、ナイトガード(マウスピース型の保護装置)が効果的です。

歯医者で自分専用のナイトガードを作製してもらうことで、寝ている間の歯や歯茎への負担を軽減できます。

また、日中の作業中や就寝中に無意識で食いしばってしまう人は、日常的なストレスや疲れが影響していることもあります。

十分な休息を取るなど、なるべくストレスを受けないように意識することも大切です。

5-4.歯並びが原因なら歯列矯正も検討する

あなたの歯茎下がりが、歯並びや噛み合わせの悪さからきているなら、歯列矯正も検討してみましょう。

2-5.歯茎が薄い・歯並びが悪い」で解説したとおり、20代の歯茎下がり原因で多いのが「歯並びの悪さ」です。

とくに乱杭歯(らんぐいば)や前歯の突出など、歯並びの乱れがあると、特定の歯に過剰な力が集中してしまい、その部分の歯茎にダメージが蓄積されやすくなります。

また、歯が重なっている部分は汚れがたまりやすく、歯周病リスクも高まるため、歯茎下がりが進行しやすい環境になりがちです。

歯並びの悪さには、歯茎下がりだけではなく、様々なデメリットがあります。

まだ20代の皆さまにとって、長い将来を考えるならば、歯列矯正について一度説明を受けてみるのもおすすめです。

歯茎下がりの状況によっては歯列矯正が受けられないこともある!
歯茎下がりがすでに進んでいる場合などは、矯正によって一時的に歯茎の状態が悪化することもあります。とくに生まれつき歯茎がとても薄い人は注意が必要です。

歯列矯正については、信頼できる矯正専門医に相談した上で検討するようにしましょう。矯正専門医の選び方については「矯正治療で歯茎は下がる!その原因と対策を歯科医が解説」の後半でも紹介しています。ぜひチェックしてください。

6.歯茎下がりの治療法

ここまで、歯茎下がりを進行させない方法について解説してきました。

皆さまのなかには、「見た目がコンプレックスになっている」「どうしても治療を受けたい」という方もいらっしゃると思います。

歯茎下がりの主な治療は、大きく分けて以下の4つがあります。

主に行われるのが「根面被覆術(こんめんひふくじゅつ)」です。根面被覆術は歯肉を回復させる外科手術のことです。

自分の上顎の裏側から組織を採取して移植することで、歯茎下がりの見た目を改善します。

【根面被覆術のイメージ図~患者自身の口蓋(上顎など)から結合組織を採取~】

根面被覆術は、成功すれば見た目の改善が期待できますし、10年以上維持できる点が特徴です。ただし、歯科医の腕によって結果が左右される、とても難しい手術のため、任せる歯医者選びが重要になります。

そのほかにも、

  • ヒアルロン酸注入
  • ダイレクトボンディング法
  • 再生治療

などがあります。

それぞれの特徴やメリット・デメリットがあるため、まずは歯医者で相談してみると良いでしょう。

基本的には、歯茎下がりの治療は保険適用外となるため、費用はクリニックによって異なります。

複数のクリニックでカウンセリングを受け、歯医者をしっかり見極めることが大切です。

歯茎下がりの治療について、もっと詳しく知りたい方は「歯茎が下がる…治療法3つとその効果、費用を徹底解説」をご確認ください。

【20代の歯茎下がり】治療は「歯周病治療」に精通した歯医者で行おう
20代の歯茎下がり治療は「歯周病治療」に精通した歯医者で受けることが大切です。また高度な外科手術に対応できる、最新の医療設備や技術も不可欠になります。

わたしたち「ミライズ」では、

・最新の医療設備
・大学病院レベルの手術室
・歯周病に精通した歯科医師

が揃っています。さらに、歯列矯正では日本矯正歯科学会の認定医が在籍しているため、歯並びの悪さからくる歯茎下がりにも対応可能です。

歯茎下がり治療のお悩みなら、ぜひ一度「ミライズ」へご相談ください。

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7.まとめ

この記事では、20代の歯茎下がりについて解説してきました。

20代で歯茎が下がる原因には、主に以下の5つがあります。

20代で歯茎が下がると起こるリスクは、下記の4つです。

歯茎下がりを悪化させないためには、以下の4つのポイントをおさえてください。

もし歯茎下がりの治療を希望しているなら、わたしたち「ミライズ」へご相談ください。

歯茎治療や歯列矯正、外科手術のエキスパートが、あなたの歯茎下がり治療を全面サポートします。不安があれば、何でもご相談ください。

この記事が、あなたの不安を少しでも取り除くきっかけになれば嬉しいです。

【監修】院長 富田大介

CAREER.

昭和大学歯学部卒業(2004年)
国立大学法人 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 咬合機能矯正学分野 専攻課程修了(2008年)
国立大学法人 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 咬合機能矯正学分野 非常勤講師
元 国立大学法人 東京医科歯科大学 歯学部附属病院 矯正歯科外来 医長補佐
元 公立大学法人 横浜市立大学附属市民総合医療センター 歯科・口腔外科・矯正歯科 常勤特別職指導診療医

公益社団法人 日本矯正歯科学会 認定医・代議員
特定営利活動法人 日本顎変形症学会 認定医(矯正歯科)
国立大学法人 東京科学大学(旧東京医科歯科大学)大学院 医歯学総合研究科 咬合機能矯正学分野 非常勤講師
Stanford University(スタンフォード大学) Visiting Instructor(客員講師)
香港中文大学 客員教授
Cebu Doctor’s University(セブ医科大学) 歯学部 客員准教授
Al Ryada University(アルリャダ大学) 客員教授
一般社団法人 日本オーラルヘルス協会 代表理事
ハーバード大学医学大学院 Executive Education 修了(2023年)

ミライズ矯正歯科南青山 院長
ミライズオーラルヘルス南青山(一般歯科・予防歯科・トランセントホワイトニング)統括院長
ミライズオーラルヘルス銀座(一般歯科・予防歯科・トランセントホワイトニング)統括院長
ミライズクリニック南青山(顎変形症手術施設・再生医療)統括院長
ミライズクリニック銀座 (再生医療)統括院長
ミライズウェルメディカルグループ 代表

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