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2025.09.22
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歯肉退縮の治療費用相場は1本あたり3万〜15万!後悔しない選び方

「歯肉退縮の治療費用って高い?保険適用?相場を教えて!」
「矯正したら歯肉退縮になってしまった!元に戻すにはいくらかかるの?」
あなたは今、こんなことが気になっていませんか。
歯肉退縮の治療は、見た目を回復することが主な目的であり、原則は保険適用外(自費診療)になります。そのため費用は比較的高額で「1部位(1本)あたり3万円〜15万円前後」が相場です。
【歯肉退縮の主な治療方法と治療費目安】
治療方法 | 費用(目安) | 保険適用 | 持続期間(目安) |
根面被覆術 | 10万円〜15万円円前後 | × | 10年以上 |
ヒアルロン酸注入 | 3万円〜5万円前後 | × | 半年〜1年 |
ダイレクトボンディング法 | 3万円〜5万円前後 | × | 4〜6年 |
※ヒアルロン酸注入に関しては当院では実施しておらず、一般的な情報として参考までに掲載しています。
歯肉退縮治療は、治療法・効果の持続性・治療範囲によって金額が変動します。
「歯肉退縮治療に高額な治療費を払って、本当に効果はあるの?」と思う方も多いでしょう。
実際に、治療の結果を大きく左右するのは担当医の技術力です。経験豊富な医師なら自然な見た目と長期安定が期待できますが、技術不足だと見た目が悪化することもあります。
そこでこの記事では、
- 治療法別の費用相場
- 費用だけで決めてはいけない理由
- 後悔しない歯医者選びの基準
を分かりやすくお伝えします。
最後まで読めば、あなたにとって最適な治療方法と、費用以上の満足感を得られる歯医者選びが分かります。
「毎日鏡を見るのが楽しみになった」
「笑顔に自信がもて、思いっきり笑えるようになった」
そんな未来を手に入れるために、一緒に確認していきましょう。
1.歯肉退縮の治療法1【根面被覆術】の相場は10万円〜15万円
歯肉退縮の治療法として、最初にお伝えするのは「根面被覆術(こんめんひふくじゅつ)」です。
根面被覆術(こんめんひふくじゅつ)の治療費は比較的高額で、1本あたり10万円〜15万円が目安です。
治療範囲が広い場合や、手術を複数回に分けて行う場合は、治療費が倍以上(20万円〜30万円程度)になることもあります。
根面被覆術(こんめんひふくじゅつ)とは |
根面被覆術とは、歯肉を回復させる移植手術のことです。自分の上顎の裏側から組織を採取して移植することで、歯茎下がりの見た目を改善します。 |
根面被覆術は基本的に自費診療であり、歯茎の見た目をきれいに改善するためには、高い技術力を必要とします。
治療後の状態を維持できる目安期間や特徴は以下の通りです。
【根面被覆術の治療費相場と特徴】
項目 | 詳細 |
治療費相場 | 10万円〜15万円(1本あたり) |
保険適用 | ×(自費診療) |
維持できる期間の目安 | 10年以上 |
治療目的 | ・見た目の改善 ・知覚過敏の軽減 ・歯根の保護 |
その他の特徴 | ・術後のダウンタイムがある ・移植した歯肉が安定するまで数週間かかる ・担当医の腕により仕上がりに差が出る ・クリニックによって治療費が大きく異なる |
根面被覆術が成功すると、露出していた歯の根元がしっかり覆われるため、見た目が改善します。
以下に1つでも当てはまる方は、根面被覆術が適している可能性があります。
根面被覆術はこんな人におすすめ |
・歯の外側(唇側・頬側)の歯肉退縮が気になっている人 ・歯肉退縮の部分の知覚過敏に悩んでいる人 ・治療後の状態を長く維持したい人 ・費用をかけても、しっかり見た目の改善をしたい人 |
根面被覆術は手術のため、移植した歯肉が落ち着くまで数週間かかりますが、歯肉が定着すれば、見た目の印象はかなり改善します。
本格的に歯肉退縮の治療を受けたいという方は、検討してみる価値があるでしょう。
歯茎の移植手術は難しい!成功には歯医者選びが最重要 |
歯茎の移植手術(根面被覆術(こんめんひふくじゅつ))は、非常に難易度が高く、実際には対応できる歯医者が少ない治療です。技術や経験が足りないと、思ったほど見た目が回復しなかったというケースもあります。そればかりか、術前より見た目が悪化したというケースもあるほどです。
最悪の結果を招かないためには、担当する歯医者選びがもっとも重要になります。 歯医者の選び方については「歯茎が下がる…本気で戻す方法を歯医者が解説【自力はムリ】」に詳しく記載しています。ぜひお読みください。 |
2.歯肉退縮の治療法2【ヒアルロン酸注入】の相場は3万円〜5万円
歯肉退縮の治療法として、次にお伝えするのは「ヒアルロン酸注入」です。
ヒアルロン酸注入による歯肉退縮治療は、1回あたり約3万円〜5万円が相場。注入する部位が複数ある場合や、希望するボリュームによっては追加注入が必要になり、費用が倍以上になることもあります。
ヒアルロン酸注入とは |
露出した歯の根元や歯間の隙間(ブラックトライアングル)を改善するために、ヒアルロン酸を直接注射する方法です。歯茎のボリュームを補い、ふっくらとした形に戻すことで、見た目の改善を図ります。 |
ヒアルロン酸注入の治療費相場と特徴は以下の通りです。
【ヒアルロン酸注入の治療費相場と特徴】
項目 | 詳細 |
治療費相場 | 3万円〜5万円(1本あたり) |
保険適用 | ×(自費診療) |
維持できる期間の目安 | 半年〜1年 |
治療目的 | ・ブラックトライアングルの改善 |
その他の特徴 | ・施術時間が短い(30分程度) ・メス不要で痛みや腫れが少ない ・注入後、数時間から2~3日は赤みが出ることが多い ・その日から見た目の変化を実感できる ・効果持続期間が半年〜1年と短い |
ヒアルロン酸注入が適しているのは、歯と歯の間に三角形の隙間ができる「ブラックトライアングル」の方です。
ヒアルロン酸を注入することで、一時的に歯茎がふっくらとなり、歯と歯の隙間を目立たなくできます。
ヒアルロン酸注入は、1回あたりの治療費も比較的おさえられます。また、根面被覆術と比較すると難易度は低いため、大がかりな外科手術を避けたい方や、短期間で見た目の改善を求める方に向いています。
ヒアルロン酸注入はこんな人におすすめ |
・ブラックトライアングルが気になる人 ・手術は避けたいが、すぐに見た目を改善したい人 ・結婚式やイベントなど、短期的に見た目を整えたい人 |
ただし、効果は一時的であり、定期的なメンテナンスが前提となる点に注意が必要です。
※ヒアルロン酸注入に関しては当院では実施しておらず、一般的な情報として参考までに掲載しています。
3.歯肉退縮の治療法3【ダイレクトボンディング法】の相場は3万円〜5万円
歯肉退縮の治療法として、最後にお伝えするのは「ダイレクトボンディング法」です。
ダイレクトボンディング法の治療費相場は、1本あたり3万円〜5万円が一般的です。複数本同時に治療する場合は、15万円〜30万円程度が目安です(症例や本数により増減します)。
ダイレクトボンディング法とは |
露出した歯の根元や歯間の隙間(ブラックトライアングル)に、歯科用レジン(コンポジットレジン)という樹脂(白い詰め物)を直接盛り付けて整える方法です。
たとえるなら、 ・欠けた爪にジェルネイルを塗って形を整える といったイメージに近く、欠けた歯の補修や、すきっ歯の治療として行われることもあります。 |
ダイレクトボンディング法の治療費相場と特徴は以下の通りです。
【ダイレクトボンディング法の治療費相場と特徴】
項目 | 詳細 |
治療費相場 | 3万円〜5万円(1本あたり) |
保険適用 | ×(自費診療) |
維持できる期間の目安 | 4〜6年 |
治療目的 | ・ブラックトライアングルの改善 |
その他の特徴 | ・即日で処置が終了するケースが多い ・メス不要で痛みや腫れが少ない ・色調調整が可能 ・経年劣化(変色など)する ・担当医の技術により仕上がりに差が出る ・導入している歯医者が少ない |
ダイレクトボンディング法は歯茎そのものを回復させる治療ではなく、露出した歯の根元や歯間の隙間(ブラックトライアングル)を歯科用レジンで補う方法です。
以下に当てはまる方は、ダイレクトボンディング法が得意な歯医者を探してみるといいでしょう。
ダイレクトボンディング法はこんな人におすすめ |
・ブラックトライアングルが気になる人 ・費用をおさえて見た目を改善したい人 ・外科手術を避けたい人 ・忙しいため、早く治療を終えたい人 |
ダイレクトボンディング法は簡単そうに見えて、実際には色合わせや形の調整が非常に難しく、担当医の技術力によって仕上がりや持ちが大きく変わる治療です。
歯医者を選ぶ際は、ダイレクトボンディングの症例写真や実績を多く公開しているクリニックを選びましょう。
4.歯肉退縮の治療でその他にかかる費用と相場一覧
ここまでで、3つの歯肉退縮治療とその治療費について、相場感をご理解いただけたと思います。
歯科クリニックの料金表は、大きく分けて以下の2パターンに分かれており、②のケースでは、治療費以外にも2〜3万円ほどの追加費用がかかります。
①治療費の総額を一括で記載しているケース
②治療費とその他の費用(初診料・麻酔代など)を分けて記載しているケース
【治療費以外にかかる費用の相場】
治療にかかる項目 | 費用 |
初診料・再診料 | 3,000円〜5,000円 |
検査費用 | 1万円〜2万円 |
手術後の抜糸 消毒費用 (※根面被覆術の場合のみ) |
500円〜1,000円/回 |
薬代(抗生物質・痛み止めなど) | 500円〜2,000円 |
合計 | 2万円〜3万円 |
※治療費は1部位(1本)あたりの相場を記載しています
※クリニックによって変動します
上記の通り、歯肉退縮の治療では「治療法そのものの費用」だけでなく、実際には、初診料・検査費用・薬代などが上乗せされることがあります。
以上のように、歯肉退縮の治療費は「表示されている額=最終的な支払い額」とは限りません。カウンセリングや見積もりを確認するときは「総額でいくらになるのか」を必ず歯医者に確認しましょう。
5.歯肉退縮治療は難易度が高い!”費用”含め見合った歯医者を見抜くべき
すでにお伝えした通り、歯肉退縮の治療は、担当医の技術力によって仕上がりが大きく左右される、非常に難易度の高い治療です。
虫歯治療のような一般的な処置とは異なり、見た目の美しさと機能性の両立が求められるため、特別な知識と経験が必要になります。
もし技術や経験が不足している医師が行えば、思ったほど見た目が改善されないばかりか、治療前よりも見た目が悪化してしまうケースすらあります。
後悔しない歯肉退縮治療を受けるためには、費用だけではなく「以下の3つのポイント」を軸に、歯医者を選びましょう。
【歯肉退縮治療】歯医者選び3つのポイント |
選び方①:複数の治療法に対応できる院を選ぼう 選び方②:歯茎治療の専門知識と高い技術力がある院を選ぼう 選び方③:歯肉退縮の症例数が豊富な院を選ぼう |
5-1.複数の治療法に対応できる院を選ぼう
歯肉退縮治療の歯医者選び1つ目のポイントは「複数の治療法に対応できる院を選ぶこと」です。
まだどの治療法がベストか決めかねている場合は、複数の治療法を扱っているクリニックに相談することで、症状や目的に合わせた最適な方法を提案してもらえます。
もし治療の選択肢が1つしか無ければ、その治療法に合わせた提案しか受けられず、本来もっと合う方法があっても見落とされる可能性があります。
例えば、軽度のブラックトライアングルなら「ダイレクトボンディング法」や「IPR、ストリッピング」などで十分改善できる場合もありますし、逆に進行が進んでいれば「根面被覆術」で長期安定を狙うべきこともあります。
複数の治療法に対応している歯医者を選ぶことで、外科手術を避けたい場合や、複数の部位を段階的に治療したい場合などにも柔軟に対応できるのが大きなメリットです。
5-2.歯茎治療の専門知識と高い技術力がある院を選ぼう
歯肉退縮治療の歯医者選び2つ目のポイントは「歯茎治療の専門知識と高い技術力がある院を選ぶこと」です。
なぜなら、歯肉退縮の治療は、見た目の美しさと機能性の両立が求められるため、虫歯治療などの分野とは異なる専門的な技術と経験が必要だからです。
とくに外科的な処置(根面被覆術など)は、
- 歯肉や骨の構造を正確に理解する解剖学的知識
- 繊細な縫合や移植を行う外科技術
- 見た目の美しさを考慮した治療技術
これらがすべて揃っていなければ、治療後に思ったほど見た目が改善しないばかりか、術前より悪化するリスクもあります。
また、歯茎治療の治療法は、素材の扱いや色調調整の技術によって仕上がりが大きく変わります。
歯医者選びの際は、歯医者のホームページやカウンセリングで、担当医の治療歴や症例を必ずチェックするようにしましょう。
5-3.歯肉退縮の症例数が豊富な院を選ぼう
歯肉退縮治療の歯医者選び3つ目のポイントは「歯肉退縮の症例数が豊富な院を選ぶこと」です。
歯肉退縮の治療は、人によって歯茎や骨の状態、歯並びが違うため、同じ方法でも結果が大きく変わります。
だからこそ、たくさんの症例を経験してきた歯医者ほど、あなたの状態にぴったり合った治療法や細かな調整ができるのです。
見極めるポイントは、「あなたの歯肉退縮と同じような症状の症例がホームページに複数掲載されているか」です。ホームページに掲載されていないとしても、カウンセリングで症例写真を確認できるかどうかがポイントです。
症例写真をチェックすれば、
- どれくらい見た目が改善するのか
- 治療後の歯茎の色や形が自然か
- あなたのケースに近い治療実績があるか
といったことが、事前にイメージできます。
症例数が多いからといって、必ずしも優秀な歯医者とは言い切れませんが、もし同じような症状の症例が豊富にあれば、それだけ多くの経験を積み、さまざまなケースに対応してきた証拠です。
歯医者選びの基準として、必ずチェックしておきましょう。
6.歯肉退縮治療で根面被覆術を選ぶなら豊富な実績を誇るミライズへ
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
もし今、
「歯肉退縮治療を成功させ、笑顔を取り戻したい」
「経験豊富な医師に治療を任せたい」
そうお考えなら、ぜひ私たちにご相談ください。
『ミライズオーラルヘルス南青山』には、歯周病・口腔外科・矯正歯科など各分野の専門医が在籍し、最新設備を備えた環境で治療を行っています。
歯肉退縮の原因や進行度に合わせ、グループ内で連携しながら最適な治療法をご提案できるのが大きな強みです。
当院の歯周形成外科では、以下の術式に対応しています。
取り扱っている術式 | 治療費の目安 |
・根面被覆術
※以下は根面被覆術の一種です。 |
¥64,900〜¥119,900(税込)
※治療費は目安です。詳しくはカウンセリングでご相談ください。 |
院内は大理石を基調としたラグジュアリーな空間で、完全個室を完備。初めての方でもリラックスできるよう配慮しており、芸能関係や人前に立つ職業の方にも多くご来院いただいています。
また、同グループ内には大学病院と同等の手術室を備え、根面被覆術をはじめとする高度な歯肉移植手術に対応可能です。
「自分にぴったりの治療法を提案してほしい」
「治療後に後悔したくない」
そうお考えなら、ぜひ『ミライズ』にご相談ください。あなたの症状やご希望を丁寧にお伺いし、経験豊富な専門医が最適な歯肉退縮治療をご提案します。
7.まとめ
この記事では「歯肉退縮治療の費用」について詳しく解説してきました。
歯肉退縮の治療は、原則は保険適用外(自費診療)であり「1本あたり3万円〜15万円前後」が相場です。
【歯肉退縮の主な治療方法と治療費目安】
治療方法 | 費用(目安) | 保険適用 | 持続期間(目安) |
根面被覆術 | 10万円〜15万円円前後 | × | 10年以上 |
ヒアルロン酸注入 | 3万円〜5万円前後 | × | 半年〜1年 |
ダイレクトボンディング法 | 3万円〜5万円前後 | × | 4〜6年 |
後悔しない歯肉退縮治療を受けるためには、費用だけではなく「以下の3つのポイント」を軸に、歯医者を選びましょう。
※ヒアルロン酸注入に関しては当院では実施しておらず、一般的な情報として参考までに掲載しています。
【歯肉退縮治療】歯医者選び3つのポイント |
選び方①:複数の治療法に対応できる院を選ぼう 選び方②:歯茎治療の専門知識と高い技術力がある院を選ぼう 選び方③:歯肉退縮の症例数が豊富な院を選ぼう |
ミライズでは、歯肉退縮治療に対応できる医師と設備を万全に整えています。
歯肉退縮の治療をお考えの方は、ぜひミライズへご相談ください。予算や治療方法、担当医の技術など、あなたに最適な治療法を見つけられるよう、全力でサポートいたします。
歯肉が下がると、笑顔に自信が持てなくなったり、鏡を見るのが憂鬱になったりすることもあるでしょう。心から笑える毎日を取り戻すために、あなたの一歩を応援しています。