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2019.09.10
ブログ
【習癖と歯並び】指しゃぶりはどうやって治す?吸指癖についてとその対策
ミライズ矯正歯科南青山ブログをご覧いただきありがとうございます。
ご自身や身の回りに指しゃぶりをしてしまう癖のある方はいますか?
気づかないうちにしてしまう癖のひとつですが、長期間続くと思わぬ歯並びになってしまうことがあります。
今回は、矯正治療でもかなり多くの方が気づかずになっている「吸指癖」について、その詳細と対策について、ご説明していきます。
【指しゃぶり(吸指癖)とは?もともとは口の昨日発達のための訓練】
吸指癖とは、その名の通り、指を吸ってしまう癖です。
指しゃぶりは、胎児のときからすでにみられるそうです。乳児期にみられる指しゃぶりは、おっぱいを吸う訓練であり、の口の機能の発達や精神的な満足感にも付与するのでこの段階では、癖とは言いません。
【指しゃぶり(吸指癖)のやめ時】
幼児期に見られる場合は、指しゃぶりは精神的な安定のためなので、無理やり治す必要はありません。
しかし、乳歯の噛み合わせが完成してきて、言葉の発音もするようになってからは、なるべく癖を除去した方がよいと思われます。
【指しゃぶり(吸指癖)の影響】
・指しゃぶり(吸指癖)の歯並びへの影響
乳児期の口を動かす訓練として自然に始まる指しゃぶりですが、長く続くと歯並びに悪影響を与えます。
具体的には、吸指癖によって、歯並びが開咬(上下が咬まない)や上顎前突(出っ歯)と悪化してしまう可能性があり、さらにそのことにより、正しい嚥下方法や、発語に影響を与える可能性があります。
どこの歯並びがくずれるかは、歯のどこの場所で指しゃぶりをするかにもよります。
・指しゃぶり(吸指癖)の発音への影響
たとえば、「さしすせそ」を発音するときに、歯がないと発音が上手にできないですよね?舌をだして発音しなければならなくなってしまいます。
・指しゃぶり(吸指癖)の指への影響
歯以外への影響としては指にタコができてしまったりすることもあり、歯科医は、指しゃぶりの有無を確認するのに指をみることもあります。
・他の癖への影響
ようやく指しゃぶりをやめられたと思っても、小学校に入って鉛筆などを咬んでしまう癖が出ることもあります。これも吸指癖と同様に歯並びに悪影響をもたらすので気づいたら早めに癖をなくすようにしましょう。
【指しゃぶり(吸指癖)への対策】
指しゃぶりが続くと、歯並びなどへの影響がありよくないことがお分かりいただけたと思います。では、どのようにしたら指しゃぶりをやめられるでしょうか?
・指しゃぶりそのものをやめる方法
- 意識付け
言葉がわかる年齢になっていたら、指しゃぶりが歯並びによくないことをよく知って、やめるようによく説明します。
- 指にマニキュアを塗るなど
指しゃぶりがしずらくなるように、指にマニキュアを塗る方法もあります。手袋をするなどでもよいでしょう。
- 口腔内に装置をつけて、物理的に指しゃぶりしにくくする。
・指しゃぶりによって乱れた歯並びを治す方法
結論から言うと、もし指しゃぶりが完全にやめれたら多少は戻る可能性もありますが、完全にしっかり噛むように治すには矯正治療が必要です。
指しゃぶりによって引き起こす可能性が高いのは開咬といって一部の上下の歯が噛まない歯の状態になることです。
付随して、開咬により、発音などがしにくくなっていると、話す時などに舌を突き出す舌突出癖もなってしまっている可能性が高いです。
歯の矯正によって開咬を治そうとしても、吸指癖・舌突出癖が完全にやめられず残っていると、治療が非常に難しくなります。また、矯正治療によって一旦歯並びが治ったとしても、後戻りする可能性が非常に高いです。
そのため、癖をしっかりと除去すること、舌や指が入る隙間がないように歯並びを治すことの両方が必要になってきます。
矯正治療に関しては、乳歯の時期にする場合も考えられますが、マルチブラケット装置という矯正装置を使って、1個1個の歯をきれいに並べるのは、永久歯になってからになります。(生え変わり、患者様により異なりますが、目安として中学生以降くらい)
乳歯の時期は、指を入れることができなくする装置を使用する場合もあります。
【まとめ】
・指しゃぶりが続くと、開咬という不正咬合になる可能性がある。
・歯並びを治すには、指しゃぶり(吸指癖)を完全にやめる必要がある。
・指しゃぶりをやめること、歯並びがすでに乱れている場合には、歯並びを治す必要がある。
最後までお読みいただきありがとうございます。
「癖」というのは自分でわかっていてもなかなか治しにくいものです。一人で悩まずに、まずは歯科に相談に行ってみましょう。専門家と一緒に治療にとりくむことでモチベーションアップにも繋がります。
ミライズ矯正歯科南青山では、無料相談を行っています。
ぜひ気軽にご来院ください。