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2021.03.20
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世界で数施設のトランセントホワイトニングとは
「ホワイトニングに興味はあるけど、費用は高額で痛みも伴いそう」
そのように思っている人は多いのではないでしょうか?
日頃からテレビやYouTubeで見かける芸能人は歯が白い人が多く、歯をはじめとした見た目の部分にお金を掛けて、努力を重ねていることは私たちにも想像に難しくありません。
第一印象で重要な要素の1つに顔があり、その中でも健康的な白い歯は清潔感や若々しさなどポジティブな印象を与えることが出来ます。
そして白い歯にするためにはホワイトニングという方法があり、
・自宅で出来るホームホワイトニング
・歯科医院で行うオフィスホワイトニング
・さらにオフィスホワイトニングの中でも高濃度の過酸化水素や過酸化尿素などを使用するホワイトニング、低濃度のアルティメットホワイトニング、薬剤フリーの光漂白であるトランセントホワイトニング
などに分けることが出来ます。
この記事では最新のトランセントホワイトニングについて、特徴や従来タイプとの違い、メリットやデメリットなどを解説していきます。
この記事を読めばホワイトニングについての理解が深まり、自身の歯に対する意識が向上します。
一言でホワイトニングといっても色々と種類があります。分類してわかりやすくまとめてみましたので、まずは図をご覧ください。
上の表からトランセントホワイトニングは、オフィスホワイトニングに分類されることがわかります。
オフィスホワイトニングについては後述しますが、トランセントホワイトニングとはホワイトニングの中でも超最新のホワイトニング施術方法です。
従来のホワイトニングには術後の痛みや歯へのダメージ、効果が感じられるまでの期間といったデメリットがありました。それらを軽減したホワイトニングにアルティメットホワイトニングというものがありますが、トランセントホワイトニングはそれをも凌ぐ、まさに【超越:トランセント】したホワイトニングというわけです。
この章では、トランセントホワイトニングの特徴や従来ホワイトニングとの違いについて解説していきます。
トランセントホワイトニングは、
1.痛みや歯へのダメージがほとんどない
2.矯正中でも施術可能
3.子どもや妊婦・授乳中の方も施術可能
4. 従来のオフィスホワイトニングでは改善が困難なテトラサイクリン歯や失活歯のホワイトニングも効果的に行うことが可能
5.加齢により内部着色が強くなる傾向にあるシニア・ミドルシニアの方でも効果が見込める
6. 飲食制限なし
7.ホワイトニング効果が非常に高く、1回で8シェード以上のトーンアップが見込める
8.一般医療機器であるEXクリーナーを用いたホームブラッシングホワイトニングの併用で歯に優しく白さをキープできる
という特徴があります。
従来のホワイトニングは、
・過酸化水素
・過酸化尿素
などの高濃度酸化剤を使用しています。薬剤ホワイトニングと言われており、象牙質コラーゲンというものに有害な変化をもたらすと論文でも結論が出ていおり、知覚過敏症状が出る率も非常に高い方法です。
Impact of Carbamide Peroxide Whitening Agent on Dentinal Collagen
薬剤ホワイトニングは過酸化水素で歯を漂白するのですが、歯髄まで到達する過程で象牙質という箇所のタンパク質成分を変性させて光の透過性を低下させて内部着色でマスキングしているというのが実態です。ちょうど卵の白味が熱によって変性して白くなる様な状態です。そのため失活している歯などは象牙質のタンパク質成分が少ない為、効果は低くなります。
つまり、従来の方法は歯のエナメル質の下の象牙質部分を絵の具で塗ったようなホワイトニング手法になります。白いですが透明感の無い白さとなり、表層のエナメル質はダメージを受けて表面が粗造になる為、極めて着色しやすい状態のため着色しやすい飲食物の食事飲食制限が必須となります。
一方で、今回ご紹介するトランセントホワイトニングは光漂白と呼ばれ、国内認証医療機器である医療用高出力パルス青色LED光照射器CoolBrghtエックスリミットによって着色自体を分解してエナメル質に付着している外部着色はもちろん、象牙質などの内部着色まで分解して全てが白くなる、従来のホワイトニング機序とは全く別物の方法となります。ちなみに従来のホワイトニング方法でも低出力のマシンで光照射を併用することがありますが、これは単に酸化剤の薬剤反応を高める為の補助的な役割に過ぎません。
これらにより、トランセントホワイトニングは歯へのダメージもなく透き通る様な艶と透明感がある白さを実現できます。また、先述したエナメル質や象牙質や歯髄にダメージが出ないため、着色しやすい飲食物の食事飲食制限は全く無くご利用頂けます。
むしろ、
・歯質強化の効果
・ウイルスや歯周病菌などへの殺菌効果
・歯周組織血流量の増加効果
これらの効果もあるとされるので口腔内にはプラスに働きます。
過酸化水素などの酸化剤は、歯を白くするために効果的なものであることは間違いありません。
薬剤ホワイトニングは安全に十分配慮した上で使用されるのですが、出来れば酸化剤の濃度をなるべく低く、欲を言えば酸化剤を使わずにホワイトニングすることが可能であればそれに越したことはない、というのが実情です。
そういった中でトランセントホワイトニングは先述の通り、酸化剤を使用せずにホワイトニングが出来るため、
・歯に優しい
・矯正治療中でもホワイトニングが可能
・お子さまや妊婦・授乳中の方でも施術が可能
・加齢により内部着色が強くなる傾向にあるシニア・ミドルシニアの方でも効果が見込める
という特徴があります。業界では最新技術なので非常に注目されており、研究も盛んな分野になります。
トランセントホワイトニングと従来ホワイトニングの違いは以下の通りです。
トランセントホワイトニングの旧版にアルティメットホワイトニングというものがありますが、アルティメットホワイトニングは超高出力の光を用いることで酸化剤濃度を5.9%と従来の20〜35%よりかなり低くすることが可能です。これにより、従来のホワイトニングより歯へのダメージや痛みを大幅に軽減することに成功しています。
しかしながら、アルティメットホワイトニングでも酸化剤の使用が避けられないため、施術を受ける方には制限がありました。そこをクリアしたのがトランセントホワイトニングであり、他のホワイトニング方法との大きな違いです。
もちろん従来ホワイトニングも安全性が低いわけではありませんので、違いを理解した上で予算などにあわせてベストな選択をするのが良いでしょう。
ここまでトランセントホワイトニングの特徴について解説してきましたが、デメリットについても理解することは重要です。
メリットばかりに気を取られ、デメリットを見落とすことで思わぬ被害が出たり、逆にデメリットを警戒しすぎてチャンスを逃してしまうといったことが考えられるのでメリット・デメリットどちらも理解しておくことをオススメします。
ここでは、トランセントホワイトニングのメリットとデメリットについて解説していきます。しっかりと理解した上で自身の考えや希望と照らし合わせてみましょう。
トランセントホワイトニングのメリットは何と言っても酸化剤フリーなことです。
特徴の部分でもお伝えしましたが酸化剤を使用しないということは、歯や歯周組織へのダメージや痛みが少ないことはもちろん、制限なく施術出来ることが大きなメリットだからです。
実際に歯科矯正に取り組む人の声として下記のようなものがあります。
・矯正治療中(ワイヤー矯正・インビザライン)だがホワイトニングをしたい。
・矯正中に黄色く変色したゴムの色や矯正装置周辺の着色が落ちず気になる。
・コーヒーやカレー、ワインなど、着色の恐れがあるものも矯正中に気にしたくない。
これらの声からアルティメットホワイトニング含め従来のホワイトニングで、需要はあったのに対応出来なかったことの1つに矯正中のホワイトニングが挙げられることがわかります。
矯正治療中でホワイトニングが難しいのは、
・歯面に接着剤で装着されている矯正装置の下には薬剤が到達しないためマダラになってしまう
・矯正器具への影響
が懸念されることが理由として挙げられます。インビザラインやマウスピース矯正でもアタッチメント部分の接着面に薬剤が浸透しないので、同じくホワイトニングが難しいとされていました。
このように、歯科矯正はある程度長い期間を要するにも関わらず、その間のホワイトニングについては酸化剤がネックとなり対応が難しかったのです。さらに子どもや妊婦、授乳者についても酸化剤使用の観点から制限がありました。
ですがトランセントホワイトニングは矯正中でもホワイトニングが可能になりました。
下の写真をご覧ください。
本ブログを運営するミライズ矯正歯科南青山で矯正中の患者様にトランセントホワイトニングを1回(30分照射)受けていただきました。治療前後を見てもらえれば一目瞭然ですが、大幅に白さがシェードアップして歯はもちろん、矯正装置周辺の着色、ゴムを交換せずに黄ばみやレジンと呼ばれる素材の仮歯の黄ばみまで取れて透明感のある白さが出ていることがわかります。
従来の薬剤ホワイトニングで歯科医や歯科衛生士などの国家資格保持者による施術が行われたとしても、口腔内へのダメージは使用する薬剤に大きく関係してきますので、高濃度の過酸化水素や過酸化尿素など酸化剤の様な薬剤を使用しなくても上図のようにきちんと効果が得られるのであれば、それに越したことはありません。
トランセントホワイトニングのような酸化剤フリーで制限なく施術が可能というのは、ホワイトニングを検討している人にとって1番大きなメリットと言っても過言ではありません。
デメリットとしては価格が挙げられます。
使用する機器が最新かつオーダーメイドで高額であること、術者の研修時間や認証基準、施術キットなども厳格に決まっているため、導入および運営コストが従来のものと比較して高く、1回あたりの施術がどうしても従来のホワイトニングに比べて割高になってしまう場合が多いからです。
ただ、見方を変えると1回あたりの価格が多少高くても、その1回で得られる効果が高くかつ多いため、金額だけに目を向けて断念してしまうのは勿体ないです。安心安全かつ痛みも少なく、短時間短期間で高い効果のホワイトニングが可能であれば価格以上の価値があると判断することも出来ます。
また、中長期的のトータルコストで考えた場合、そこまで金額に差異なくトランセントホワイトニングが出来る場合もあります。歯科医院によって金額やサービスが異なるため一概には言えませんが1回の単発価格だけでなくトータルで考えることも大切です。
このように、お試し1回というより継続して安心安全にホワイトニングを考えている人にとっては必ずしも価格によるデメリットは感じないかもしれませんが、ここではデメリットとして挙げさせていただきました。
冒頭でもお伝えさせていただきましたがホワイトニングと一言に言っても,主に家で取り組むホームホワイトニングや歯科医院で施術してもらうオフィスホワイトニングなどいくつかの種類があります。
ホワイトニングに時間が比較的かけられる人はホームホワイトニング、結婚式やイベントなどに向けて限られた時間の中で短期的に効果を実感したい人はオフィスホワイトニングなど、その人の目的などによってベストな施術方法が異なるためです。
この章ではホワイトニングの種類についてそれぞれ解説していきます。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違いは以下の通りです。
一番の違いは、主に家で取り組むのか歯科医院にて施術してもらうのかという部分です。家で取り組むホームホワイトニングでは自身で行うため薬剤も低濃度のものとなっており、そのため1回の効果は実感しにくいが継続的に取り組むゆえに持続性が高い、オフィスホワイトニングは概ねそれらの反対といった具合です。ただし、ホームホワイトニングで使用する低濃度の酸化剤の特徴としては高濃度の酸化剤と比較して到達能力が高く、歯髄内部まで到達してしまうということもあるので、使用方法や使用時間、期間などには注意する必要があります。
前述のトランセントホワイトニングでは、一般医療機器であるEXクリーナーを用いた「ホームブラッシングホワイトニング」という概念を提唱しており、従来の酸化剤を用いたホームホワイトニングと比較して、歯へのダメージがなく煩わしさもないため、歯にとても優しく白さをキープできるとのことです。
それぞれに特徴があるため、上記の表を参考に自身のプランにあわせてベストな選択をしましょう。
歯科医院ではなく自身で行うセルフホワイトニングと、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせたデュアルホワイトニングについても理解しておきましょう。
あまりお金をかけずに歯を白くすることにとりあえず興味を持つことや、逆に複数のホワイトニングを組み合わせて徹底的に施術することも、選択肢の1つとして持っておくことは大切なことだからです。
セルフホワイトニングは文字通り自身で行うホワイトニングのことです。先述のオフィスホワイトニングやホームホワイトニングは歯科医院にて施術を行う、もしくはマウスピースなどのホワイトニングキットを歯科医院から持ち帰り行うものですが、セルフホワイトニングはサロンなどにある薬剤やホワイトニング機器を自身で操作して行います。
大きな違いとしては施術内容と金額です。当たり前ですが歯科医院では歯科医や歯科衛生士などの国家資格保持者による専門的な施術となりますので法律的に扱える薬剤や知識・経験などが豊富です、その分効果も金額も高いです。セルフホワイトニングで扱う機器や薬剤は資格不要で安全性が高い分、外部着色のみのホワイトニングとなり、比較すると効果は薄いと言えます。ただ金額も安い場合も多ので試しにホワイトニングしてみたい人にとってはオススメです。
デュアルホワイトニングはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせたものです。それぞれのメリットが合わさったホワイトニングのため中長期的に白い歯が手に入りますが、金額は高くなります。予算が許す人や、どうせやるからには徹底的にやりたいという人にとってはオススメかもしれません。
このように、ホワイトニングに興味がある人がとりあえず試してみたい場合や、お金をかけて徹底的にホワイトニングしたい場合には上記のような種類も検討してみてはいかがでしょうか?
ただし、許可なく安全性の低い薬剤を無資格者が施術している場所も中にはある様ですので、くれぐれもお気をつけください。
本記事で解説した内容をまとめるとポイントは以下の2つです。
トランセントホワイトニングは、
1.痛みや歯へのダメージがほとんどない
2.矯正中でも施術可能
3.子どもや妊婦・授乳中の方も施術可能
4. 従来のオフィスホワイトニングでは改善が困難なテトラサイクリン歯や失活歯のホワイトニングも効果的に行うことが可能
5.加齢により内部着色が強くなる傾向にあるシニア・ミドルシニアの方でも効果が見込める
6. 飲食制限なし
7.ホワイトニング効果が非常に高く、1回で8シェード以上のトーンアップが見込める
8.一般医療機器であるEXクリーナーを用いたホームブラッシングホワイトニングの併用で歯に優しく白さをキープできる
という特徴があり、特に2〜5については従来ホワイトニングでは対応することが出来なかったため、特筆すべき点と言えます。
その理由として、酸化剤フリーで施術可能というところが大きく関与しており、これにより痛みや歯へのダメージの軽減、そして制限なくどんな人でもホワイトニング出来るというわけです。
ホワイトニングは、
・オフィスホワイトニング
・ホームホワイトニング
・セルフホワイトニング
・デュアルホワイトニング
に大きく分けられ、トランセントホワイトニングはオフィスホワイトニングに含まれます。
オフィスホワイトニングは歯科医院にて施術することが特徴で、安心安全にホワイトニングすることが可能かつ1回で効果を実感することが出来るところもメリットとして挙げられます。その他のホワイトニングについてもそれぞれ特徴があるため、自身の予算やスケジュールなど希望に合わせて選択するのがベストと言えるでしょう。
本記事で最新のトランセントホワイトニングについて、従来のホワイトニングとの違いや特徴、そしてその他のホワイトニングについてご理解いただけたかと思います。矯正中や妊婦、授乳中、シニアやお子様やテトラサイクリン歯や失活歯がある方などこれまでホワイトニングを諦めていた方々でも取り組めること、そして痛みや歯へのダメージが少ないことを知っていただいたことで、ホワイトニングをより身近に感じていただき、本記事が歯の健康と美について考えるきっかけになったら幸いです。
本ブログを運営するミライズ矯正歯科南青山は厳しい導入基準をクリアし、国内認証医療機器である医療用高出力パルス青色LED光照射器CoolBrghtエックスリミットを導入、2021年6月にトランセントホワイトニング認証施設となり理想であったトランセントホワイトニングがご提供できるようになりました。また、2021年12月オープン予定の分院ミライズオーラルヘルス南青山でも提供が可能となりましたのでお知らせいたします。ご予約はLINEや予約フォーム、お電話にて受け付けております。
参考文献:福増栄里子,加藤啓子,福増一浩『矯正治療中の患者への電子冷却LEDホワイトニングの応用』
内容:ホワイトニング専用照射機を使用して歯を白くします。(医療用高出力パルス青色LED光照射器CoolBrghtエックスリミットは医薬品医療機器等法上の承認を得ています)
費用(自費):16,500円〜66,000円(税込)
期間、回数:内容により異なります。副作用・リスク:個人差がありますが、施術中や施術後に歯がしみる場合があります。