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この記事のポイント
精密根管治療(マイクロエンド)は、歯科用マイクロスコープで最大20倍に拡大し、根管内部を直視しながら行う根管治療です。保険診療の成功率30〜50%に対し、マイクロスコープ使用時は90%以上。当院では歯内療法専門医の岡崎勝至医師がCBCT・ラバーダム・NiTiファイルを併用し、他院で抜歯と言われた歯の保存に取り組んでいます。
1. なぜ根管治療は「やり直し」が多いのか
「治療したはずの歯がまた痛む」「被せ物の下で膿が溜まっている」——根管治療後の再発は日本の歯科医療において深刻な問題です。東京医科歯科大学の須田英明教授の調査によると、日本の保険診療における根管治療の成功率は約30〜50%です。
| 治療方法 | 成功率 |
|---|---|
| 保険診療の根管治療(日本) | 30〜50% |
| マイクロスコープ使用(初回) | 90〜95% |
| マイクロスコープ使用(再治療) | 80〜85% |
2. 精密根管治療の設備
マイクロスコープ
肉眼の3〜20倍に拡大して根管内部を直視できる手術用顕微鏡です。
CBCT(歯科用CT)
3次元で歯と周囲の骨を撮影し、根管の数・形態・病巣を正確に把握します。
ラバーダム防湿
日本の保険診療でのラバーダム使用率は5%未満ですが、欧米の専門医では100%が標準です。
NiTiファイル
ニッケルチタン合金製で柔軟性が高く、湾曲した根管にも追従します。
3. 費用について
精密根管治療は自由診療(保険適用外)です。
| 項目 | 費用(税別) |
|---|---|
| 初診+CBCT | 30,000円 |
| 前歯 | 280,000円 |
| 小臼歯 | 300,000円 |
| 大臼歯 | 320,000円 |
| 歯根端切除術 | 300,000円 |
4. よくある質問
Q1. 保険の根管治療と何が違いますか?
マイクロスコープで20倍に拡大して直視しながら治療し、ラバーダム防湿で無菌環境を確保、1回60〜90分の十分な治療時間を確保します。
Q2. 他院で抜歯と言われましたが残せますか?
マイクロスコープとCBCTを用いた精密診断により、従来は抜歯と判断されていた歯を救えるケースは少なくありません。
Q3. 治療回数は?
多くの場合1〜3回で完了します。
Q4. 痛みはありますか?
局所麻酔を十分に効かせるため痛みはほとんどありません。静脈内鎮静法との併用も可能です。
5. 担当医
歯内療法専門の岡崎勝至医師が担当。「抜かない」ことを第一に科学的根拠に基づいた精密治療を行います。
医療監修:岡崎勝至 / 富田大介(統括院長)
最終更新日:2026年8月12日
参考文献:須田英明「わが国における歯内療法の現状と課題」/ Journal of Endodontics / 日本歯内療法学会ガイドライン





