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2020.01.12
ブログ
当院の滅菌・感染予防対策について
こんにちは。歯科衛生士の田村です。
本日は当院の滅菌・感染予防についてお話させて頂きます。
少し前に新聞やニュースで話題になった歯科医院の「器具の使いまわし」。
歯を削ったり、クリーニング時の研磨などで使われるコントラハンドピースや、タービンハンドピースの使い回しが問題になりました。
他の人の使用した器具が自分の口の中に・・・考えただけでもすごく嫌ですよね。
本当に滅菌をちゃんと行っているのか心配になりますよね。
そこで今回は当院の滅菌と感染予防対策についてまとめさせていただきます。
当院の滅菌事情をお話する前に・・・
滅菌・殺菌・消毒の違いについて
- 滅菌・・・すべての微生物とウイルスを死滅させること。(国際規格ISOにて滅菌操作後、微生物の生存する確率が100万分の1以下であること)
増殖性を持つあらゆる微生物(主に細菌類)を完全に殺滅、又は除去する状態を実現するための作用・操作のことである。 - 殺菌・・・人体に有害な細菌などの微生物やウイルスを死滅させること。どんな微生物をどの程度死滅させるかの定義はない。
- 消毒・・・細菌の活動を弱めること。
人体に有害な微生物を除去または無害化することであり、必ずしも死滅させるわけではない。 - 洗浄・・・対象物からあらゆる異物(汚染・有機物など)を除去すること。
(表面に付着した汚れを洗い、すすぐなどして除去する工程)
滅菌・殺菌・消毒・消毒の違い、具体的にご理解頂けたでしょうか?
さてそれでは当院の滅菌についてご紹介させて頂きます。
当院では国内最高基準の滅菌器にて滅菌を行っております。
滅菌までの流れ
- 洗浄・・・器具についた付着物の除去や洗浄。タンパク質分解酵素入りの薬液にて滅菌前にしっかりと洗浄していきます
- 超音波洗浄・・・通常の洗浄では落としがたい汚れは超音波洗浄器にかけて汚れを落としていきます
- 滅菌・・・滅菌器により器具を滅菌していきます
器具ごとに細かくわけて滅菌パックにて保管
もちろん、滅菌パックの使い回しはしてません!
- タービンハンドピース、コントラハンドピースなどのハンドピース類
- 超音波スケーラー用チップ、超音波スケーラーハンドピース
- バー類
滅菌に不向きなものはディスポーザブルを。
全ての器具が滅菌に対応しているわけではないため、滅菌できないものに関しては患者様ごとに取り換えられるディスポーザブルを使用しています。
- グローブ
- エプロン、紙トレー、コップ
ユニットは患者様ごとに消毒を。
治療が終わるごとにユニット、水回り等消毒液にて拭掃しています。
当院の滅菌・感染予防対策についてご理解いただけたでしょうか?
当院は皆様が安心して治療をお受け頂けるよう環境・診療対策を整えてありますので、ご安心くださいませ。
気になる点や、わからないことがあればスタッフにいつでもお問い合わせください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
皆様のご来院お待ちしております。