ミライズ矯正歯科南青山

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2022.09.08

ブログ

ホワイトニングは痛い?歯医者が教える痛くなる4つの原因と仕組み

「ホワイトニングって痛いのかな?興味はあるけど心配だなぁ」
「誰でも痛いの?痛くなる原因は何?」

白い歯になりたいけれど、ホワイトニングが痛いと聞いて気になっている…という方も多いのではないでしょうか。

クリニックでのホワイトニングは必ず痛むわけではありませんが、痛みが出る人がいるのは事実です。

FAQ「ホワイトニングは痛い?」

ホワイトニングの痛みは人によって異なります。同じ感覚でも、「痛い」という人もいれば「痛くない」という人もいるので、一概に判断しづらく、正確な情報を得るのは難しいところがあります。

この記事では、気になるホワイトニングの痛みについて解説、また、「あなたは痛くなるかどうか?」が判断できるように、痛くなる原因について言及します。

また、痛みが出てしまったときの対処法や、事前にできる予防法などをお伝えします。

この記事でわかること
・気になる「ホワイトニングの痛み」について
・ホワイトニングで痛くなる4つの原因
・ホワイトニングで痛みが出たときの対処法
・【予防策】ホワイトニングで痛まないためにしておく4つのこと​​

記事の終わりには、今話題の、痛くないホワイトニング『トランセントホワイトニング​​』を紹介するので、痛いのが苦手という方はぜひ参考にしてください。

※以下、「ホワイトニング」と表記している場合、薬剤を使用したオフィスホワイトニングのことを指します。

 

目次

 

 

1.ホワイトニングは痛いって本当?

ホワイトニングは痛いって本当?

まずは、皆さんが気になっている「ホワイトニングの痛み」について解説していきましょう。

「ホワイトニングの痛み」で気になる5つのこと
①ホワイトニングは痛い?
② ホワイトニングで痛くなる仕組み
③ ホワイトニングの痛みの種類
④ ホワイトニングで痛くなるタイミング
⑤ ホワイトニングの痛みが続く期間

順に解説しますので、気になるところからみていってください。

 

1-1.ホワイトニングは痛い?

必ずではありませんが、ホワイトニングで痛みが出る人はいます

正確なデータ等はありませんが、一般的には、ホワイトニングの施術を受けた人のうち約2割程度の人が「痛み」を感じるようです。

ただ、痛みの概念は人それぞれで、同じ感覚に対して「むず痒い」と捉える人もいれば、「痛い」という人も存在するため、痛みがあるかどうかの判断は難しい所があります。

さらに、薬剤の種類や量によって、施術を受けるクリニックによっても、痛い人、痛くない人が混在します。

 

1-2.ホワイトニングで痛くなる仕組み

痛くなる人の多くは、ホワイトニングの薬剤で知覚過敏(※)が引き起こされて痛みが出ます
また、歯に欠損やヒビなどが入っている場合には、薬剤がそこから浸透して痛みが出ます

(※)知覚過敏:歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲食物、甘いもの、風にあたった時などに歯に感じる一過性のしみるような痛みのこと。多くの場合、歯周病や加齢などにより、歯の根元の部分の象牙質が露出して起こる。

歯は、外側から順に「エナメル質→象牙質→神経」という構造になっています。

エナメル質は97%がハイドロキシアパタイトという結晶でできており、神経が通っていないので薬剤がしみたりすることはありません。

しかしながら、エナメル質の内側の象牙質には「歯髓」と呼ばれる歯の神経から神経細胞の一部が無数に伸びていて、刺激に対して反応します。

歯髓はあらゆる刺激に対して痛みとして知覚するため、ホワイトニングの薬剤による刺激が象牙質まで到達すると痛みを感じるのです。

ホワイトニングの薬剤が象牙質に到達し痛む

また、歯に何かしらの問題(むし歯による欠損やヒビ)がある場合は、そこから薬剤が浸透して象牙質を刺激し、しみたり、痛みを感じる可能性が高くなります。

ホワイトニングで痛くなる詳しい原因については、次章の「ホワイトニングで痛くなる4つの原因」で解説しますので合わせて参考にしてください。

 

1-3.ホワイトニングの痛みの種類

先述のように、ホワイトニングの痛みの多くは知覚過敏によるもの、又は薬剤がしみてくる痛みですが、その種類(痛みの感じ方)は人によって異なります

ご参考までに、Yahoo!知恵袋やTwitterから、ホワイトニングの施術を受けた人の「痛みの種類」に関する生の声を拾ってみました。

・じんじんとしみてくる痛さ
・歯の神経を抜いた当日、麻酔や痛み止めが切れたときのような痛さ
・ズキズキと疼くような痛み
・ずきんずきんとした痛み
・脳につき抜けるようなツキッとした痛み
・歯が疼いて痒いような感覚

このように、ホワイトニングで感じる痛みの感覚は人によってかなり違ってきます。

 

1-4.ホワイトニングで痛くなるタイミング

ホワイトニングで痛くなるタイミングは、「施術中」「施術が終わってすぐ」「帰宅して数時間後」とさまざまです。

ほとんどの場合、痛みは数時間以内に表れますが、「その日の夜就寝してから痛くなった」というケースもあります。

目安として、痛みが出るのは施術後24時間以内と思っておくと良いでしょう。

 

1-5.ホワイトニングの痛みが続く期間

ホワイトニングの痛みは数時間から1日程度、長くとも2日程度で収まることがほとんどです。

2日以上経っても痛みが治まらない場合は、神経が炎症を起こしていることが考えられます。
施術したクリニックに連絡して、指示を仰ぎましょう。

自分でできる痛みの対処法は、3章の「ホワイトニングで痛みが出たときの対処法」で解説しますので参考にしてください。

 

2.ホワイトニングで痛くなる4つの原因

ホワイトニングで痛みを感じる場合の、主な原因は4つあります。

歯のホワイトニングで痛くなる4つの原因​​
【原因1】むし歯がある
【原因2】知覚過敏が引き起こされた
【原因3】歯の先端が削れている・歯にひびがある
【原因4】歯周病が進行している

あなたに当てはまりそうな所はないでしょうか。

「痛くなるかどうか?」を判断するために、しっかり見ていきましょう。

 

2-1.【原因1】むし歯がある

むし歯があると、ホワイトニングで痛みが出る可能性が高いです。

むし歯があるということは、歯のエナメル質が溶けて穴があいた場所(患部)があるということ。
患部はエナメル質に保護されていないため、ホワイトニングの薬剤が浸透し、象牙質が刺激を受けて痛みが出るのです。

患部に薬剤が浸透し痛む

また、むし歯治療後の詰め物にすき間がある場合も同様に痛みが出やすくなります。

むし歯があったり、歯の詰め物にすき間がみられたりする場合は、ホワイトニングよりも歯の治療を優先しましょう。

 

2-2.【原因2】知覚過敏が引き起こされた

先述したように、ホワイトニングの痛みの多くは、薬剤で知覚過敏が引き起こされたものです。

知覚過敏とは、歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲食物、甘いもの、風にあたった時などに歯に感じる一過性のしみるような痛みのこと。
多くの場合、歯周病や加齢などにより、歯の根元の部分の象牙質が露出して起こります。

知覚過敏

1章で述べたように、象牙質には「歯髓」と呼ばれる歯の神経から神経細胞の一部が無数に伸びていて、あらゆる刺激(この場合はホワイトニングの薬剤による刺激)を痛みとして知覚してしまいます。

一般的に、ホワイトニングは、薬剤で歯の表面を覆うペリクル(※)と呼ばれる薄い膜を剥がして歯を白くします。その際に、わずかにエナメル質が溶け、象牙細管が刺激されるために知覚過敏を引き起こしやすいのです。

(※)ペリクルとは、主に唾液および唾液糖タンパクに由来する歯の表面を覆っている有機被膜で、酸蝕からエナメル質を保護する役割がある。

歯の保護をするペクリルは、24時間前後で自然に再生します。

施術前から知覚過敏の傾向がある人では、かなり強烈な痛みを感じたり、何時間も痛みが消えないというケースもあるので、担当の先生によくご相談された方が良いかと思います。

 

2-3.【原因3】歯の先端が削れている・歯にひびがある

歯ぎしりや食いしばりで、歯の先端にあるエナメル質が削れていると、ホワイトニングの薬剤がしみて痛みが出る可能性があります。

また、歯のエナメル質に細かいひびがあっても、同様のことが起こる可能性があります。

歯の細かいひびから薬剤が浸透

歯のひびは、自覚症状がない場合も多いので、担当の先生に確認してもらいましょう。​​

 

2-4.【原因4】歯周病が進行している

歯周病が進行していると、ホワイトニングで痛みが出やすいです。

歯周病は、歯と歯ぐきの隙間、いわゆる歯周ポケットから侵入した細菌が、歯肉に炎症を引き起こし、歯を支える骨を溶かしてグラグラにさせてしまう病気。

正常と歯周病の歯の比較

歯周病が進行すると、歯茎が下がって歯の根元の象牙質がむき出しの状態になってしまうので、そのままホワイトニングを行うと、薬剤がしみて痛みが出てしまいます。

歯周病がある場合は、まず歯周病の治療をしてからホワイトニングを行うことをおすすめします。

チェック!

【まとめ|ホワイトニングで痛くなるのは「歯のエナメル質が弱っている人」】

痛みの原因を解説しましたが、ホワイトニングで痛みが出る人をひと言でいうと、『歯のエナメル質が弱っている人』と、まとめることができます。

歯は、「エナメル質→象牙質→神経」という構造になっています。

1番表層のエナメル質には神経が通っていないため、痛みを感じることはありません。
しかし、エナメル質の内側にある象牙質は神経に近いため、刺激を受けると痛みを感じます。

普段の飲食で歯が痛まないのは、エナメル質が象牙質を保護しているからです。
何らかの理由でエナメル質が傷ついて象牙質を保護できなくなると、しみたりして痛みを感じます。

つまり、ホワイトニングで痛みを感じる人は、「エナメル質が傷ついていたり弱っている人」あるいは、「薬剤でダメージを受けてエナメル質が弱ってしまった人」と、いえるのです。

 

3.ホワイトニングで痛みが出たときの対処法

ホワイトニングで痛みが出たときの対処法

ホワイトニングで痛みが出てしまったとき、自分でできる対処法は2つあります。

ホワイトニングで痛みが出たときの対処法​​
【対処法1】鎮痛剤を飲む
【対処法2】しばらく「刺激物」や「熱いもの」「冷たいもの」を摂らない

それぞれ説明します。

 

3-1.【対処法1】鎮痛剤を飲む

痛みに耐えられないという場合は、ひとまず抑えるために市販の鎮痛剤を使うのも1つの方法です

ただし、強い鎮痛剤は、飲み過ぎると胃痛や​​肝機能障害などの副作用が表れるケースもありますので、必ず説明文書をよく読み、用法用量を守るようにしてください。

また、市販薬で痛みが消えても「鎮痛剤で痛みを押さえているだけ」ということを忘れないでください。

鎮痛剤の効果が切れたとき、まだ痛みがある場合は、施術を受けたクリニックを受診して相談するようにしましょう。

※耐えられない痛みにも個人差があり、激しすぎる痛みを感じる場合は、炎症を起こしていたり、ホワイトニングと関係のない別の疾患があることも考えられます。こうした懸念のある場合は、市販薬を飲む前に、医師に相談してください。

 

3-2.【対処法2】しばらく「刺激物」や「熱いもの」「冷たいもの」を摂らない

先述のように、ホワイトニングは知覚過敏を引き起こしやすいため、24時間程度、刺激物や熱いもの、冷たいものを摂るのを避けるようにしましょう

アイスクリームや炭酸系の冷たい飲料、辛い食べ物、また、柑橘系の果物や梅干し、酢の物​​も口内に刺激を与える可能性があります。

身体に良さそうな温かい食べ物やホットの飲料も、歯が敏感になっている際には痛みにつながってしまうことがあります。

ホワイトニング後の痛みを助長させたくないのであれば、刺激のあるもの、熱すぎたり冷たすぎるものは用心して口にしないのが賢明です。

チェック!

【対処しても痛みが引かないときは医師に相談しましょう】

繰り返しになりますが、ホワイトニングで痛みが出たとしても、大半は数時間から1日程度、長くとも2日程度で痛みが収まることがほとんどです。

解説したような対処法を行い、2日以上経っても痛みが治まらない場合は、炎症を起こしていることが考えられます。それ以上我慢せず、施術したクリニックに連絡して指示を仰ぐようにしましょう。

 

4.【予防策】ホワイトニングで痛まないためにしておく4つのこと

【予防策】ホワイトニングで痛まないためにしておく4つのこと

ホワイトニングで痛まないように事前にしておくべき4つのことを、一覧でご紹介します。

個人差のある「ホワイトニングの痛み」を起こす可能性を減らすために、施術前にこれらの予防を行っておきましょう。

① むし歯の治療をしておく ホワイトニングより、むし歯治療を優先する。

むし歯があると患部にホワイトニングの薬剤がしみる。
むし歯の詰め物に隙間がある場合も痛みが出やすい。

② 歯周病にならないようにケアする 日頃から歯磨きを丁寧に行って歯垢をとる。

歯周病になると、歯茎が下がって歯の根元の象牙質がむき出しの状態になってしまい、ホワイトニングの薬剤がしみて痛み​​が出やすい。

③ 知覚過敏用の歯磨き粉を使用する 知覚過敏用の歯磨き粉を普段から使用することで、歯の神経の過敏反応を抑えることができる。

知覚過敏用の歯磨き粉には硝酸カリウムが配合されており、神経への伝達を妨ぐことで痛みを抑えてくれる。

また、市販のフッ素ジェルには、エナメル質を強くする効果があり、エナメル層から象牙層に刺激が伝わりにくくなる。

④歯の定期健診を受ける 定期的な検診を受けることで、むし歯や歯周病などが早期に発見できる。

小さなむし歯や、歯のひび、軽い歯周病などは、自覚症状がないこともある。
事前に悪い所を把握し、治療やクリーニングを受けることで、ホワイトニングでの痛みのリスクが避けられる。

このような策を講じることで、ホワイトニングで痛くなる可能性は低くなります。

ただ、繰り返しお伝えしているように、「痛み」の感覚は人それぞれなので、どんな予防をしても痛いと感じてしまう人はいるでしょう。

一般的にクリニックで使われているホワイトニングの薬剤は歯への刺激が強く、痛みに敏感な人は、塗っただけで「しみる」と感じてしまう場合もあります。

「痛いのがどうしてもイヤな私でも安心なホワイトニングはないの?」
と思われる方に、次章では、刺激の強い薬剤を使わない「痛くないホワイトニング」をご紹介します。

 

5.今話題!「ミライズオーラルヘルス」の痛くないホワイトニング

今話題!「ミライズオーラルヘルス」の痛くないホワイトニング

南青山にOPENしたクリニック「ミライズオーラルヘルス」では、痛くない最新の施術方法「トランセントホワイトニング」を導入しています

 

トランセントホワイトニングの記事はこちら

 

5-1.世界で数施設しかない最新の施術方法「トランセントホワイトニング」とは

「トランセントホワイトニング」​​は、従来のホワイトニングの主流である酸化剤は使用せず、医療用高出カパルス青色LED光照射器で着色自体を分解する、世界で数施設しかない​​最新の施術方法です。

外部着色(コーヒー/紅茶など)から、内部着色(加齢による黄ばみ)に至るまで分解して白くすることが期待できます。

医療用高出力パスル青色LED光照射器

医療用高出カパルス青色LED光照射器で、10分×3回、正面から光を当てることで着色を分解し、歯を白くします。

 

5-2.従来の3倍〜5倍の効果が期待できる!「トランセントホワイトニング」の特徴

「トランセントホワイトニング」​​は、痛みがなく、かつ、従来のホワイトニングの3倍〜5倍の効果が期待できます

<従来のホワイトニングでは…>

従来のホワイトニングは、過酸化尿素・過酸化水素などの高濃度酸化剤を使用しています。

象牙質コラーゲンというものに有害な変化をもたらすという結果が得られた論文もあり、知覚過敏で痛みが伴う確率が高い方法です。

また、食事制限を設けている場合がほとんどで、妊婦さんや授乳中の方、お子様や矯正中の方は施術を受けることが難しいです。

<「トランセントホワイトニング」の特徴>
①高濃度酸化剤を使用しないため、痛みやしみを感じにくい
②歯科矯正中でもホワイトニングが可能
③外部着色(コーヒーかや紅茶)から、内部着色(加齢による黄ばみ)まで効果が期待できる
④1回の施術で5〜10シェード白くすることが実現できる
⑤妊娠中・授乳中・お子様でも施術可能(※歯科医師と応相談)

トランセントホワイトニング

たくさんのメリットがある「トランセントホワイトニング」を、ぜひ当クリニックでお試しください。

 

ご予約はLINEとお電話にて受け付けております。お気軽にご相談ください。

TEL:03-5468-5585

・ミライズオーラルヘルス南青山
 東京都港区南青山6丁目12−10 ユニティ南青山 1階

 

・ミライズオーラルヘルス銀座
 東京都中央区銀座8丁目10−2 ルアンビル 5階

 

6.まとめ

ホワイトニングが痛いかどうかは個人差がありますが、施術を受けた人の2割ほどが痛みを感じるといわれています。

多くの場合、ホワイトニングで痛みを感じる人は、エナメル質が傷ついていたり弱っている人、あるいは、薬剤でダメージを受けてエナメル質が弱ってしまった人といえます。

痛くなってしまったときの主な対処法は2つです。

・鎮痛剤を飲む
・しばらく「刺激物」や「熱いもの」「冷たいもの」を摂らない

ホワイトニングで痛みが出たとしても、大半は数時間から1日程度、長くとも2日程度で痛みは収まります。

上記の対処法を行い、2日以上経っても痛みが治まらない場合は、炎症を起こしていることが考えられますので、それ以上我慢せず、施術したクリニックに連絡して指示を仰ぐようにしましょう。

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