ミライズ矯正歯科南青山

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2025.12.16

ブログ

PMTCとは?歯科での流れ・費用・頻度・メリットを徹底解説|ミライズのプロクリーニング

「最近、歯医者でクリーニングしていない…」
「歯磨きは頑張っているのに、着色や口臭が気になる」
「矯正中で磨き残しが増えた気がする」

そんな方に知ってほしいのが、歯科医院で受けられる“プロのクリーニング”PMTCです。

PMTCは、歯ブラシだけでは落としきれない汚れ(バイオフィルムや着色など)を、歯科の専門家が専用機器を用いて徹底的に除去するケア。虫歯・歯周病の予防はもちろん、見た目の清潔感や口腔内の爽快感にもつながります。

本記事では、

  • PMTCとは何か(歯石取りとの違い)
  • PMTCで期待できるメリット
  • 歯科での施術の流れ(ミライズの流れ)
  • 費用と頻度の目安
  • 注意点(しみる?痛い?など)

をまとめて解説します。

この記事でわかること

  • PMTCは「歯科の専門家が専用機器で行う徹底クリーニング」
  • 歯石取り(スケーリング)とPMTCは“目的”が違う
  • PMTCは虫歯・歯周病予防、口臭対策、着色ケアに有効
  • 頻度の目安は3〜6ヶ月に1回(口腔内リスクで調整)
  • ミライズでは染め出し×エアフロー×必要に応じた歯石除去×トリートメントで仕上げ
目次
  1. 1.PMTCとは?歯科医院で行う専門的な歯のクリーニング
  2. 2.PMTCで落とせる汚れ・落とせない汚れ
  3. 3.PMTCと歯石取り(スケーリング)の違い
  4. 4.PMTCで期待できるメリット(虫歯・歯周病・口臭・見た目
  5. 5.ミライズのPMTCの流れ(6ステップ)
  6. 6.PMTCの費用相場と推奨される頻度
  7. 7.PMTCを受ける前に知っておきたい注意点(デメリット)
  8. 8.よくある質問(FAQ)
  9. 9.まとめ|毎日の歯磨き+プロのケアで、歯を守る

 

1. PMTCとは?歯科医院で行う専門的な歯のクリーニング

PMTCとは “Professional Mechanical Tooth Cleaning” の略で、日本語では「機械的歯面清掃」と呼ばれます。歯科医師または歯科衛生士などの専門家が、専用の機器・器具を使って歯の表面(歯面)を丁寧に清掃・研磨する“プロのクリーニング”です。

ポイントは、セルフケアでは落としにくい汚れまで狙って除去すること。特に、虫歯や歯周病の原因となる“バイオフィルム(細菌の膜)”は粘着性が強く、歯磨きだけでは取り切れない部位がどうしても残ります。

PMTCは「今ある問題を治す」よりも、「問題が起きにくい口腔環境に整える」ための予防ケアとして位置づけられることが多い施術です。

 

2. PMTCで落とせる汚れ・落とせない汚れ

PMTCで落とせるもの
・プラーク(歯垢)
・バイオフィルム(細菌の膜)
・歯の表面についた着色(ステイン:コーヒー・紅茶・赤ワイン・タバコなど)
・軽度の汚れやヌメリ(セルフケアで落ちにくい部位)
PMTCで落としにくい/できないもの
 ・歯の内部の色(加齢・遺伝・薬剤など)を白くすること
→ PMTCは“ホワイトニング”ではありません。
あくまで表面の着色や汚れを落として「元の歯の色に戻す」ケアです。
・進行した虫歯や歯周病そのものの治療
→ 必要があれば、治療を優先したうえでクリーニングを行います。

 

3. PMTCと歯石取り(スケーリング)の違い

「PMTC=歯石取り」と思われがちですが、実は目的が少し違います。

3-1. PMTC:予防的ケア(歯面をきれいに保つ)

PMTCは、歯の表面を中心に汚れやバイオフィルムを落とし、再付着しにくい状態に整える“予防・メンテナンス”の要素が強いケアです。

3-2. スケーリング:治療的処置(歯石を除去する)

歯石は歯磨きでは取れない硬い沈着物です。スケーリングは、専用器具(スケーラー)で歯石を取り除く処置で、歯周病の治療・管理の一環として行われることもあります。

3-3. 実際は「PMTC+必要に応じて歯石取り」の組み合わせが多い

歯石がある状態では、いくら磨いても汚れが溜まりやすくなります。そのため、口腔内の状態によっては歯石除去を先に行い、その後PMTCで仕上げる流れが一般的です。

 

4. PMTCで期待できるメリット

PMTCは「歯をきれいにする」だけではありません。口腔トラブルの予防から、見た目・口臭ケアまで幅広いメリットが期待できます。

4-1. 虫歯や歯周病のリスクを下げる(バイオフィルム対策)

虫歯・歯周病は、細菌が集まってできたバイオフィルムが大きな原因の一つ。PMTCでは、ホームケアで落としにくい部位まで専門的に清掃することで、口腔内環境を整えやすくなります。

4-2. 着色(ステイン)を落として清潔感アップ

コーヒー・紅茶・赤ワイン・タバコなどの着色汚れは、セルフケアでは限界があります。PMTCは歯の表面の着色を落とし、自然なツヤ感を目指せるのが魅力です。

4-3. 口臭予防につながる

口臭は、細菌の活動で生じる物質が原因になることがあります。プラークやバイオフィルムを減らすことは、口臭リスクのコントロールにもつながります。

4-4. 矯正中のメンテナンスにも相性が良い

矯正装置があると、どうしても磨き残しが増えがちです。
PMTCで装置周囲まで丁寧にケアすることで、セルフケアを補完しやすくなります。(※状態によって推奨頻度は変わります)

4-5. 仕上げのトリートメント/フッ素塗布で歯を守りやすくする

クリーニング後は、歯面がクリーンな状態。医院によってはフッ素塗布やトリートメントを組み合わせ、歯質強化を狙うこともあります。

 

5. ミライズのPMTCの流れ(6ステップ)

ここからは「ミライズ」でのPMTCの流れを、イメージしやすいようにステップ形式でご紹介します。

5-1. ステップ1:レントゲン撮影・歯の状態確認

まずは検査で、お口の状態を客観的に確認します。虫歯・歯周病の進行度、骨の状態、根や詰め物・被せ物の状態など、見えない部分までチェックし、より安全にクリーニングできるようにします。

5-2. ステップ2:口腔内チェック(診察・カウンセリング)

歯や歯茎の状態、歯石・汚れの付き方を確認します。気になる症状やご要望があれば、遠慮なくご相談ください。

5-3. ステップ3:染め出し液で磨き残しを“見える化”

染め出し液でプラークの残りを可視化し、磨き癖や苦手部位を把握します。ミライズでは、比較的新しい歯石と古い歯石を色で見分けられるタイプの染め出し液を使用し、状態把握の精度を高めています。

染め出し結果をもとに、ブラッシング指導やフロス・歯間ブラシの使い方などもお伝えします。

 

5-4. ステップ4:エアフローで徹底クリーニング

染め出し後は、エアフロー(パウダー+水+空気の力)で、バイオフィルムや着色を効率よく除去します。矯正装置の周囲や、インプラント・セラミックなどがある場合も、状態に合わせて対応します。

ミライズでは複数台のエアフローを導入し、機器の性能を発揮できるよう設備面も整えています。

エアフローの詳しい特徴やメリットは、別のブログでもご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

5-5. ステップ5:必要に応じてスケーリング(歯石除去)

PMTCは主に“柔らかい汚れ”を落とすケアですが、歯石が多い場合はスケーラーで除去します。(※歯石の量や歯茎の状態によっては、刺激を感じる場合があります)

 

5-6. ステップ6:トリートメントでツヤ・なめらかに仕上げ

仕上げに、ハイドロキシアパタイト配合のトリートメントペーストを用いて歯面をなめらかに整えます。歯面がなめらかになると、プラークやステインが付着しにくい状態を目指せます。

 

6. PMTCの費用相場と推奨される頻度

6-1. 費用の目安(自費になるケースが多い)

PMTCは“予防目的”で行われることが多いため、自費診療になるケースが一般的です。費用は医院やメニュー内容によって幅があり、目安としては5,000円〜20,000円程度のこともあります。

※ただし、口腔内の病状や処置内容によっては、保険診療の範囲で行うクリーニング・歯石除去と組み合わせるケースもあります。「自分の場合はどうなる?」は、診察時に確認するのが確実です。

6-2. 頻度の目安は3〜6ヶ月に1回

PMTCは一度で“永久に”効果が続くものではありません。汚れは日常生活の中で再付着するため、状態に合わせて定期的に受けることが大切です。

・歯磨きが苦手/磨き残しが多い/歯周病リスクが高い:3ヶ月ごと
・セルフケアが安定している:6ヶ月ごと
・矯正中などで清掃難度が高い:状態により短い間隔を提案する場合も

 

7. PMTCを受ける前に知っておきたい注意点(デメリット)

7-1. 施術後に一時的にしみることがある

まれに、汚れが取れたことで刺激が伝わりやすくなり、一時的にしみる(知覚過敏様症状)ことがあります。多くは短期間で落ち着きますが、長引く場合はご相談ください。

7-2. 口腔内の状態によっては、先に治療が必要なことも

虫歯や歯周病が進行している場合、クリーニングより治療を優先することがあります。「まずは検査で状態を把握する」ことが大切です。

7-3. 効果を維持するには“定期的な継続”と“セルフケア”が重要

PMTCは強力なサポートですが、毎日の歯磨きやフロスが土台です。施術で整えた状態を保つには、日々のケアと定期メンテナンスの両立が欠かせません。

 

8. よくある質問(FAQ)

Q1. PMTCは痛いですか?

A. 多くの場合、強い痛みはありません。歯石が多い場合や歯茎の状態によっては刺激を感じることがあります。

Q2. PMTCをすると歯は白くなりますか?

A. 表面の着色(ステイン)を落として“本来の歯の色”に近づくことはありますが、歯そのものの色を白くするホワイトニングとは別物です。

Q3. どのくらい時間がかかりますか?

A. お口の状態やメニューによって異なります。検査や歯石除去を含めると時間が長くなることもありますので、予約時に目安をお伝えします。

Q4. 矯正中でもPMTCはできますか?

A. 可能です。矯正装置の周囲は汚れが溜まりやすいため、状態に合わせてクリーニング方法や頻度をご提案します。

 

9. まとめ|毎日の歯磨き+プロのケアで、歯を守る

PMTCは、歯科の専門家が専用機器を用いて行う“徹底クリーニング”です。セルフケアでは落としにくいバイオフィルムや着色汚れを除去し、虫歯・歯周病の予防、口臭対策、見た目の清潔感アップなどに役立ちます。

一方で、効果を保つには定期的な継続と、毎日のセルフケアが不可欠です。「自分に合う頻度は?」「保険と自費はどう違う?」なども含め、まずは検査・相談から始めてみてください。

毎日の歯磨きに“プロのケア”をプラス。PMTCのご相談・ご予約は、ミライズまでお気軽にどうぞ。

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