お知らせ・お役立ち情報
NEWS & TOPICS
2019.06.05
ブログ
ミライズブログ 「子供の矯正治療 何歳から矯正できる?0期Ⅰ期治療って何?」
ご覧いただきありがとうございます。
今回は、相談に行こうかどうか、何歳でできるのか?などお子さんの歯並びを心配する方向けに子供の矯正治療に関しての概要をご説明します。
「子供の矯正治療はいつからできるの?」
患者さんからの質問でよくあるものに、何歳から矯正治療ができるかというものがあります
結論から申し上げると、
・その年齢での治療の必要がある。
・診療台に座って、一定時間歯科治療を受けることができる
の2点から決める形になります。
大体目安として3歳くらいを目処にすることが多いですが、それは大人しく座って歯科治療が出来る目安になりますので、個人差が大きくあります。例えば、2歳台でできる子もいれば、5歳でもできないこともあるというイメージです。
また治療の緊急性にもよります。たとえば、放っておくと永久歯に影響するような虫歯がある場合などは1歳台などでも歯科治療を行います。
ただし、矯正治療は治療に時間がかかるものであり、緊急性のある治療は稀です。
そのため、しっかりと歯科治療を受けられる年齢になってからが矯正治療開始には望ましいと考えられます。
家でおうちの方が判断する目安としては、歯磨きが協力的にできるか、仕上げ磨きのときに動き回らないか、などが挙げられます。
また、本人が治療に対して理解しているか、前向きかどうかも大きく影響します。矯正治療は、取り外しの装置を自宅で使用したり、取り外しができない装置を歯につけたりしますので、嫌がっている状態ですと、治療がうまくいかない場合もあります。
大人でも子供でも、年齢関係なく、本人が歯並びを気にしていて治したい気持ちがあれば治療もスムーズに進みやすいです。
「子供の矯正治療の種類 0期治療、1期治療とは」
子供の矯正治療は、
- 0期治療(予防矯正):乳歯のみの治療(目安:~5歳程度)
- I期治療:乳歯と永久歯の混合歯列期の治療(目安:6~12歳程度)
- Ⅱ期治療:永久歯列期(目安:13歳程度~)
の治療に分けられます。
※歯のはえ代わりの年齢は個人差が大きく数年単位で異なりますので、年齢はあくまで目安になります。小学校6年生で萌え代わりが完了する方もいれば、高校生までかかる方もいるくらい開きがあります。
0期治療、Ⅰ期治療の時期は、歯だけでなく全身でみると、歯が並ぶ骨や、上顎、下顎の成長期の年齢です。顎の成長は上顎の成長が~7歳くらい、下顎の成長は身長の成長と同じくらいまでで終了します。
この時期は、歯を1つずつまっすぐに並べる治療ではなく、顎の成長を利用した治療や、成長に影響するような不正咬合を早期に取り除くような治療を主に行います。
乳歯をきれいに並べたとしても、生え変わって永久歯になりますので、1個1個の歯をきれいに並べる治療というのは一般に全て永久歯に生え変わってから、また顎の成長が止まってからが望ましいです。(特に下顎の成長が大きい方だと、きれいに並べても反対咬合になることなどもあるので、特に受け口の傾向の方は、成長をしっかりと見極めて治療を開始する必要があります。)
個人の骨格や歯の状態によりできる治療・時期がちがう!!
顎の成長する時期が上顎と下顎で時期が異なることは、矯正治療においてはかなり重要なことです。
例えば、上顎がひけている場合は、成長の時期内(~7歳くらい)でないと、成長を促進するような治療を行えないなど、それぞれの患者様の状態に応じて、治療ができる時期・内容などがまったく異なります。
また、受け口の場合は身長の伸びが止まるくらいまで歯をきれいに並べる治療を始めるかどうか見極める経過観察が必要になります。(男子なら18歳くらい、女子なら高校生くらい目安) この場合は、成長期の間に下顎の成長の方向をコントロールするような装置を使用することが多いです。
また、舌の癖があると、顎の成長に影響が出やすく反対咬合になりやすいなどは並びに悪影響があります。歯並びに影響する癖は早期に取り除いた方が良いので、3歳くらいから舌のポジションを是正する装置を使用して治療することも多いです。
このように年齢によってできること、出来なくなることもあるので、歯並びや顎の成長で気になることがあれば、早めに相談しておくことをおすすめします。
以下にそれぞれのステージで使用する装置の例を挙げます。
【0期治療(乳歯列期~5歳程度)で行う装置例】
- 機能的矯正装置(着脱式)
- 拡大装置(着脱式・固定式)
- マルチブラケット装置(ワイヤー治療)
- MFT(口腔筋機能療法) など
【Ⅰ期治療(混合歯列期~12歳程度)で行う装置例】
- 機能的矯正装置(着脱式)
- 拡大装置(着脱式・固定式)
- マルチブラケット装置(ワイヤー治療)
- 顎外固定装置(着脱式) など
【Ⅱ期治療(永久歯列期13歳程度~)で行う装置例】
- マルチブラケット装置(ワイヤー治療)
- 見えない矯正
・舌側矯正(裏側矯正)
・マウスピース矯正(インビザライン、ASOアライナーなど) - インプラント矯正(歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療)
以上で子供の矯正治療についてご説明させていただきました。矯正治療のイメージがわきましたでしょうか?
年齢や歯の状態により治療できる内容が異なります。ミライズ矯正歯科南青山では、矯正を専門とするDrが丁寧にカウンセリングを行い患者様ひとりひとりにあった治療をプランニングします。まずは、治療が必要かどうかなど気になることがあればお気軽に相談にお越しください。お子様のフッ素塗布(自費診療 ¥1,000 税別)も実施しております。