目次
根管治療の再発を防ぐには①マイクロスコープによる精密な根管清掃 ②ラバーダムによる無菌的処置 ③CBCTによる3次元診断 ④MTAセメントによる確実な根管充填 ⑤適切な最終補綴(クラウン)が重要です。日本の保険診療による根管治療の再治療率は約50%とされており、精密根管治療を選択することで再発リスクを大幅に低減できます。
根管治療が再発する5つの原因
原因①:根管の見逃し
人間の歯の根管は非常に複雑で、特に大臼歯では4〜5本の根管が存在することがあります。肉眼のみで治療を行う場合、細い根管や湾曲した根管を見逃すリスクがあります。見逃した根管は感染の温床となり、治療後も根尖性歯周炎が続きます。
原因②:不完全な根管清掃
根管内には複雑な形態(イスムス・フィン・デルタ)があり、ファイルだけでは全ての感染組織を除去できません。マイクロスコープなしでは、清掃が不十分な部分を確認できないため、感染が残存します。
原因③:ラバーダム未使用による再感染
ラバーダムを使用せずに根管治療を行うと、治療中に唾液中の細菌が根管内に侵入します。せっかく清掃した根管が、治療中に再汚染されてしまうのです。
原因④:不適切な根管充填
根管充填が不完全(充填不足・空隙の残存)だと、充填材と根管壁の間に細菌が繁殖するスペースができます。
原因⑤:最終補綴の遅れ
根管治療後の歯は、適切なクラウン(被せ物)で保護する必要があります。クラウンの装着が遅れると、仮封材の隙間から細菌が侵入して再感染が起こります。
再発を防ぐ5つの方法
| 方法 | 効果 |
|---|---|
| ①マイクロスコープ使用 | 全根管の発見・感染組織の精密除去 |
| ②ラバーダム使用 | 治療中の細菌再感染を完全防止 |
| ③CBCT診断 | 根管形態・感染範囲の3次元把握 |
| ④MTAセメント充填 | 優れた密閉性で細菌侵入を防止 |
| ⑤早期クラウン装着 | 仮封材からの再感染リスクを排除 |
精密根管治療と保険診療の再発率比較
| 治療方法 | 10年成功率 | 再治療率 |
|---|---|---|
| 日本の保険診療(一般) | 約50〜60% | 約40〜50% |
| マイクロスコープ使用 | 約80〜85% | 約15〜20% |
| マイクロスコープ+ラバーダム+CBCT | 約90〜95% | 約5〜10% |
岡崎勝至医師 診療料金(すべて税別)
※ 一般の保険診療とは別に、岡崎医師が担当する精密治療には下記の料金が適用されます。
コンサルテーション
| 画像診断CBCT | 30,000円 |
根管治療
| 前歯 | 280,000円 |
| 小臼歯 | 300,000円 |
| 大臼歯 | 320,000円 |
外科治療
| 消炎処置 | 50,000円 |
| 歯根端切除術 | 300,000円 |
| 内視鏡歯根端切除術 | 320,000円 |
その他サービス
| 病理検査 | 30,000円 |
| 異物除去 | 50,000円 |
| MTA費用 | 50,000円 |
この記事の監修者
岡崎 勝至(おかざき かつし)
歯科医師 / 歯内療法専門医
米国ニューヨーク大学(NYU)歯学部 臨床准教授。米国歯内療法専門医資格取得。非外科的根管治療、複雑な外科的根管治療、外傷歯の管理を専門とする。
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