目次
「抜歯しかない」と言われた歯でも、精密根管治療(再根管治療)や外科的歯内療法(歯根端切除術・内視鏡歯根端切除術)によって歯を残せる可能性があります。ただし、歯根破折(縦割れ)・重度の骨吸収・歯周病の重症化など、本当に抜歯が必要なケースもあります。まずは歯内療法専門医による精密診断を受けることが重要です。
「抜歯しかない」と言われる主な原因
原因①:根管治療の繰り返し失敗
根管治療を何度行っても根尖性歯周炎が再発する場合、一般歯科では「もう治療できない」と判断されることがあります。しかし、これは治療の質の問題である場合が多く、マイクロスコープ・ラバーダム・CBCTを使用した精密再根管治療(リトリートメント)で解決できるケースがあります。
原因②:根尖病変(骨吸収)が大きい
根の先端に大きな嚢胞(のう胞)や肉芽腫が形成されている場合、通常の根管治療だけでは治癒しないことがあります。この場合、外科的歯内療法(歯根端切除術)で感染した根尖部を切除することで、歯を残せる可能性があります。
原因③:破折ファイルの残存
前医の治療で根管内に器具(ファイル)が折れて残っている場合、一般歯科では対応が困難なため「抜歯」と判断されることがあります。マイクロスコープを使用した専門医であれば、破折ファイルを除去できる場合があります。
歯を残すための治療法
①精密再根管治療(リトリートメント)
以前に行った根管治療をやり直す治療です。古い充填材を除去し、マイクロスコープ・ラバーダム・CBCTを使用して精密に再治療します。見逃した根管の発見・不完全な充填の修正・破折ファイルの除去などが可能です。
②歯根端切除術(300,000円・税別)
根管治療だけでは治癒しない根尖病変に対して、外科的に歯茎を切開し、感染した根尖部(根の先端)を切除する手術です。切除後、逆根管充填(MTA)を行い、根尖部を密閉します。成功率は約80〜90%とされています。
③内視鏡歯根端切除術(320,000円・税別)
内視鏡(エンドスコープ)を使用した歯根端切除術です。通常の歯根端切除術より小さな切開で行えるため、術後の腫れ・痛みが少なく、より精密な処置が可能です。
本当に抜歯が必要なケース
- 歯根破折(縦割れ):歯の根が縦方向に割れている場合、感染のコントロールが不可能なため抜歯が必要です。
- 重度の歯周病:歯を支える骨が大幅に失われている場合、根管治療で歯髄感染を治しても歯を支えられません。
- 根管の完全な石灰化:根管が完全に閉塞しており、どの方法でも開通できない場合。
セカンドオピニオンの重要性
「抜歯しかない」と言われた場合でも、歯内療法専門医のセカンドオピニオンを受けることを強くお勧めします。ミライズ総合歯科南青山では、岡崎勝至医師(NYU歯学部臨床准教授・米国歯内療法専門医)が精密診断を行い、歯を残せる可能性を最大限に探ります。
岡崎勝至医師 診療料金(すべて税別)
※ 一般の保険診療とは別に、岡崎医師が担当する精密治療には下記の料金が適用されます。
コンサルテーション
| 画像診断CBCT | 30,000円 |
根管治療
| 前歯 | 280,000円 |
| 小臼歯 | 300,000円 |
| 大臼歯 | 320,000円 |
外科治療
| 消炎処置 | 50,000円 |
| 歯根端切除術 | 300,000円 |
| 内視鏡歯根端切除術 | 320,000円 |
その他サービス
| 病理検査 | 30,000円 |
| 異物除去 | 50,000円 |
| MTA費用 | 50,000円 |
この記事の監修者
岡崎 勝至(おかざき かつし)
歯科医師 / 歯内療法専門医
米国ニューヨーク大学(NYU)歯学部 臨床准教授。米国歯内療法専門医資格取得。非外科的根管治療、複雑な外科的根管治療、外傷歯の管理を専門とする。
▶ 岡崎勝至医師のプロフィールを見る




