ミライズ矯正歯科南青山

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矯正歯科・顎変形症の用語集 GLOSSARY

解剖・発生・生理(2/2)に関する用語94語を掲載しています。用語集の全体は矯正歯科・顎変形症の用語集をご覧ください。

斜頭症

頭蓋が左右非対称で斜めにゆがんだ形態を示す状態である。縫合の早期癒合によるものと、乳児期の体位など外力によるものがある。

斜顔裂

上顎突起と鼻突起の癒合が不十分なために、口唇から眼窩方向へ斜めに走る顔面裂である。

有細胞セメント質・無細胞セメント質

内部に細胞を含むかどうかで分けたセメント質の種類である。無細胞性は主に歯根の歯冠寄りで歯の付着に、有細胞性は主に根尖側や根分岐部で適応的な添加に関わるとされる。

染色体異常

染色体の数や構造の変化によって生じる先天的な状態の総称である。顎顔面の形態や歯の発育、萌出に影響することがある。

横顔裂

上顎突起と下顎突起の癒合が不十分なために、口角から外側へ裂が及ぶ顔面裂である。巨口症とも呼ばれる。

正中口蓋縫合(せいちゅうこうがいほうごう)

上あごの天井(口蓋)の正中で、左右の上顎骨と口蓋骨が接する縫合である。若年期は開きやすく上顎の幅の変化に関わるが、年齢とともに骨化が進んで開きにくくなる傾向がある。

歯乳頭

歯胚の内側にある間葉組織で、象牙質と歯髄のもとになる。

歯堤(したい)

口腔粘膜の上皮が顎堤に沿って帯状に増殖したもので、歯胚が発生する起点となる。歯堤の一部が残ると過剰歯や嚢胞の成り立ちに関わることがある。

歯小嚢

歯胚を包む間葉組織で、セメント質・歯根膜・固有歯槽骨のもとになる。

歯根吸収

歯の移動に伴い歯の根が短くなる現象。程度には個人差がある。

歯根膜咬筋反射

歯に力が加わった情報が歯根膜の受容器を介して伝わり、咬筋の活動が変化する反射である。噛む力を無意識のうちに調節する仕組みの一つとされる。

歯肉退縮

歯ぐきが下がり、歯の根が露出すること。骨や歯ぐきの厚みが薄い部位で生じやすい。

海綿骨

皮質骨の内側にある、網目状で血流の豊富な骨である。骨の改造が比較的起こりやすい部分である。

濾紙ディスク法

濃度の異なる味溶液をしみ込ませた小さな濾紙を舌の決まった部位に置き、味の種類と濃度の識別を調べる味覚検査法である。

獲得被膜(ペリクル)

歯の表面に唾液由来のタンパク質が薄く吸着してできる膜である。歯を保護する一方で、細菌が付着する足場にもなる。

甲状舌管嚢胞

甲状腺が舌根部から頸部へ下降した経路(甲状舌管)の遺残から生じる先天性の嚢胞である。正中頸部の腫れとして気づかれることがあり、診断と対応は医師が行う。

皮質ドリフト

骨表面の場所ごとに添加と吸収が起こることで、骨全体が一定の方向へ移動していく現象である。顎骨の成長は、この現象と骨全体の位置の移動が組み合わさって進む。

皮質骨

骨の表面を覆う、緻密で硬い層である。海綿骨に比べて改造が起こりにくく、歯の移動に対する抵抗になりやすい。

眼窩

眼球を収める骨のくぼみで、前頭骨・頬骨・上顎骨などが取り囲む。中顔面の骨格を評価する際の基準となる部位である。

眼窩隔離症(両眼隔離)

左右の眼窩の間隔が広い状態である。顔面裂や頭蓋縫合早期癒合症などに伴ってみられることがある。

矢状縫合

左右の頭頂骨の間にある縫合である。早期に癒合すると頭が前後に長い形態を示すことが知られている。

知覚鈍麻(オトガイ神経麻痺)

顎矯正手術後に下唇やあご先の感覚が鈍くなること。多くは時間経過とともに回復に向かうが、程度と期間には個人差がある。

硬口蓋

口腔の天井の前方部分で、上顎骨と口蓋骨からなる硬い部分である。舌が触れる面であり、発音や嚥下にも関与する。

神経堤細胞(しんけいていさいぼう)

胎生早期に神経管の背側から生じて全身へ遊走する細胞で、顎顔面では骨・軟骨・象牙質・歯周組織などのもとになる。顎顔面の多くの構造がこの細胞に由来するため、その遊走や分化の障害は顔面の形成異常と関連するとされる。

神経線維腫症1型(レックリングハウゼン病)

カフェオレ斑と神経線維腫を特徴とする遺伝性疾患である。顎顔面領域に病変が及ぶと、顔面の非対称や骨の変形を伴うことがある。

第一鰓弓

上顎突起と下顎突起を生じる最初の鰓弓で、上下顎骨・咀嚼筋・三叉神経支配領域の形成に関わる。この領域の発生障害は顔面の非対称や小下顎と関連することがある。

第二鰓弓(舌骨弓)

表情筋、舌骨の一部、アブミ骨などのもとになる鰓弓で、顔面神経が支配神経となる。第一鰓弓とともに耳介や顎顔面の形成に関わる。

筋突起(きんとっき)

下顎枝の前上方へ突き出す突起で、側頭筋が付着する。開口時には頬骨弓の内側を移動し、症例によっては骨切りや切除の対象となることがある。

筋紡錘(きんぼうすい)

筋の中にあり、筋が引き伸ばされる程度を感知する受容器である。咀嚼筋では下顎の位置や運動の制御に関わり、下顎張反射の起点となる。

筋電図積分値

筋電図の波形を一定時間分積算して数値化した指標である。咀嚼筋の活動量の大小を比較する目的で用いられる。

粘膜下口蓋裂

表面の粘膜は連続しているが、その下の筋や骨に離開がある型の口蓋裂である。発音の異常や二分口蓋垂をきっかけに気づかれることがある。

絞扼反射(こうやくはんしゃ)

軟口蓋や舌根、咽頭に触れると嘔吐に似た動きが誘発される防御反射である。反射が強いと印象採得や口腔内診査が行いにくくなることがある。

線維性骨異形成症(骨線維異形成症)

正常な骨組織が線維性の組織に置き換わり、骨が膨隆したり変形したりする病変。顎骨に生じると顔貌の左右差として気づかれることがある。

翼状突起

蝶形骨から下方へ伸びる突起で、上顎骨の後方に接し、翼突筋が付着する。上顎の骨切りでは上顎骨との連結部が関係する。

翼突上顎縫合

上顎骨の後方と蝶形骨の翼状突起が接する部分である。上顎骨を移動させる手術では、この部位を分離する操作が行われる。

翼突筋静脈叢(よくとつきんじょうみゃくそう)

下顎枝の内側から上顎後方にかけて広がる静脈の網目状の集まりである。上顎後方や下顎枝の操作で出血の原因となりうる部位である。

耳下腺

耳の前下方に位置する大きな唾液腺で、導管は上顎大臼歯付近の頬粘膜に開口する。内部を顔面神経が通る。

脳頭蓋・顔面頭蓋

頭蓋のうち脳を入れる部分を脳頭蓋、顔をつくる部分を顔面頭蓋と呼ぶ。脳頭蓋は比較的早期に成長し、顔面頭蓋は思春期以降まで成長が続く傾向があるとされる。

膜内骨化(膜性骨化)

軟骨を介さず、間葉組織の中で骨芽細胞が直接骨をつくる骨化の様式である。上顎骨や下顎骨体、頭蓋冠の大部分はこの様式で形成される。

自浄作用

唾液の流れや舌・頬の動きによって、口の中の食物残渣や細菌が洗い流される働きをいう。唾液分泌が減ると低下しやすい。

臼磨運動(きゅうまうんどう)

臼歯部で食物をすりつぶす、側方成分を伴う下顎の運動をいう。咬断された食物をさらに細かくし、唾液と混ぜ合わせる過程に関わる。

舌下神経

第12脳神経で、舌の筋の運動を支配する。舌の動きを通じて発音や嚥下に関わる。

舌乳頭

舌の表面にある小さな突起の総称である。糸状乳頭・茸状乳頭・葉状乳頭・有郭乳頭に分けられ、糸状乳頭以外には味蕾が分布する。

舌側矯正(リンガル矯正)

歯の裏側(舌側)に装置を装着する方法。外側から装置が見えにくい。

舌動脈

外頸動脈の枝で、舌と口腔底に血液を送る。口腔底に及ぶ処置では走行位置の把握が重要となる。

舌咽神経

舌の後方三分の一の味覚と感覚、咽頭の感覚・運動、耳下腺の唾液分泌に関わる脳神経である。嚥下反射を引き起こす感覚情報の通り道の一つでもある。

舌小帯

舌の下面と口腔底を結ぶひだ状の粘膜である。付着の位置や長さによって舌の動き、発音、嚥下に影響することがあり、必要に応じて歯科医師が評価する。

舌骨

舌の下方にあり、他の骨と直接関節しない馬蹄形の骨である。舌や咽頭の筋が付着し、その位置は気道の広さを検討する際に参照される。

舌骨上筋群

舌骨と下顎骨や頭蓋を結ぶ筋の総称である。開口・嚥下・舌骨の位置保持に関わる。

舌骨移動距離

嚥下時に舌骨が前上方へ移動する距離をいう。嚥下造影検査で計測され、食道入口部の開き方とも関連する指標である。

葉酸

ビタミンB群の一つで、妊娠前後の適切な摂取が神経管閉鎖障害のリスク低減に関連すると報告されている。口唇口蓋裂との関連も研究されているが、個々の発症を防ぐことを保証するものではない。

蕾状期(らいじょうき)

歯胚形成の初期段階で、歯堤の上皮が蕾のように膨らんだ時期である。

蝶形後頭軟骨結合

頭蓋底の中央にある蝶形骨と後頭骨の間の軟骨性の結合部で、成長期に伸びて頭蓋底の長さに関与する。年齢とともに骨化が進む。

誤嚥性肺炎

唾液・食物・胃内容物が気道へ入ることで生じる肺炎である。口腔衛生管理や嚥下機能への配慮が、予防の観点から重視されている。

象牙芽細胞

象牙質を形成する細胞で、歯髄の表層に並ぶ。萌出後も刺激に応じて象牙質を添加し続けるため、加齢とともに歯髄腔は狭くなる傾向がある。

象牙質形成不全症

象牙質の形成に関わる遺伝性の疾患で、歯の変色や咬耗しやすさなどがみられる。骨形成不全症に伴う場合もあり、治療方針は歯科医師が個々の状態をみて判断する。

軟口蓋

口蓋の後方にある筋と粘膜からなる可動部である。嚥下や発音の際に鼻腔との間を閉じる働きをもつ。

軟骨内骨化

いったん軟骨の原型がつくられ、それが骨に置き換わっていく骨化の様式である。頭蓋底や下顎頭の成長に関わる。

軟骨無形成症

軟骨内骨化の障害により低身長などを示す遺伝性疾患である。頭蓋底の成長が抑えられることで中顔面の低形成や反対咬合を伴うことがある。

輪状咽頭筋

食道の入口部を取り囲む筋で、通常は収縮して入口を閉じ、嚥下の際に弛緩して食塊を通過させる。この弛緩が不十分だと、咽頭に食物が残りやすくなる。

遺伝カウンセリング

遺伝性の疾患や体質について医学的情報と心理的支援を提供し、本人や家族の意思決定を支える医療である。専門の医師や認定遺伝カウンセラーが担当する。

針筋電図

細い針電極を筋内に刺入し、個々の運動単位の電気活動を記録する検査である。体表からは捉えにくい深部の筋や、神経・筋の状態の評価に用いられる。

鐘状期

歯胚が鐘状となり歯冠の形が定まる時期で、エナメル質と象牙質の形成が始まる。

関節包

顎関節を包む線維性の膜で、内面は滑膜に覆われる。関節の動く範囲を制限し、安定性に関わる。

関節結節

下顎窩の前方にある骨の高まりである。開口時には下顎の関節部がこの斜面に沿って前下方へ移動する。

関節腔

関節包の内側にある空間で、上下二層に分かれ、滑液で満たされる。上側は主に滑る動き、下側は主に回転する動きに関わる。

電気味覚検査

舌に微弱な電流を流し、金属味を感じ取る最小の電流値を測定する検査である。味覚を伝える神経の働きを部位ごとに調べる目的で行われる。

頬筋

頬の深層にある筋で、頬を歯列側へ押しつける。内側からの舌の力と外側からの頬の力の釣り合いが、歯列の幅に影響すると考えられている。

頬骨弓

頬骨と側頭骨の突起がつながってできる弓状の骨で、頬の外側の張り出しをつくる。側頭筋の腱がその内側を通る。

頬骨(きょうこつ)

頬の高まりをつくる顔面の骨で、上顎骨・側頭骨・前頭骨などと接する。顔の幅や中顔面の輪郭に関与し、左右差の評価でも参照される。

頭蓋底

脳を下から支える頭蓋の底部の骨格である。上顎と下顎の前後的な位置を評価する際、基準となる平面や計測点の多くがここに置かれる。

頭蓋縫合早期癒合症

頭蓋の縫合が通常より早く癒合し、頭蓋や顔面の形態と成長に影響する状態である。癒合した部位により頭の形の変化の仕方が異なる。

頭部挙上訓練(シャキア法)

仰向けの姿勢で頭部のみを持ち上げる運動を繰り返す訓練法である。舌骨上筋群の筋力向上を目的とし、実施の可否は全身状態をふまえて判断される。

頸部聴診法

聴診器を頸部に当て、嚥下音や嚥下前後の呼吸音を聴き取る評価法である。咽頭残留や誤嚥の可能性を推測する手がかりとなる。

顎下腺

下顎骨の内側後下方に位置する唾液腺で、導管は舌小帯の脇に開口する。安静時の唾液分泌に大きく関わる。

顎二腹筋

前腹と後腹の二つの筋腹からなり、中間腱が舌骨に連なる筋である。舌骨を固定した状態で下顎を引き下げ、開口運動に関わる。

顎動脈(上顎動脈)

外頸動脈の枝で、下顎枝の内側を通り、顎骨・咀嚼に関わる筋・鼻腔などへ血液を送る。下顎枝の手術では位置関係に配慮する。

顎舌骨筋

左右の下顎骨内面から舌骨へ張る筋で、口腔底の土台をつくる。嚥下時に口腔底を持ち上げる働きをもつ。

顎舌骨筋線

下顎骨の内側面を斜めに走る線状の隆起で、顎舌骨筋が付着する。口腔底の高さの目安となる。

顎関節症

あごの関節や周囲の筋に、痛み・音・開口障害などの症状が生じる状態。矯正治療の前後で症状が変化することがある。

顔面動脈

外頸動脈の枝で、下顎骨の下縁を越えて顔面に上がり、頬や口唇へ血液を送る。

顔面裂

胎生期の顔面突起の癒合が妨げられて生じる裂奇形の総称である。口唇裂・口蓋裂のほか、横顔裂や斜顔裂など多様な型がある。

食品テクスチャー

硬さ・付着性・凝集性など、食品の物理的な口当たりを表す性質をいう。咀嚼のしやすさや飲み込みやすさに関わり、食事内容を調整する際の指標となる。

骨形成不全症

コラーゲンの異常により骨がもろくなる遺伝性疾患である。象牙質形成不全症を伴うことがあり、歯科治療では骨のもろさや薬物療法への配慮が必要となる。

骨片固定

移動させた骨を計画位置で安定させる処置。プレートやスクリューを用いる。

骨組織再生誘導法(GBR)

骨が不足した部位に膜や骨補填材を用い、骨が再生するための空間を確保する処置である。インプラント埋入や欠損部の形態回復に併用されることがある。

骨膜

骨の表面を覆う薄い膜で、血管や神経に富み、骨の形成と再生に関わる。手術では骨膜の下で組織を剥離することが多い。

高解像度マノメトリー

多数の圧センサーを備えたカテーテルで、咽頭や食道の内圧変化を連続的に記録する検査である。嚥下時に圧がどのように伝わるかを評価する。

鰓弓(さいきゅう/咽頭弓)

胎生早期に頸部側方に現れる数対の膨らみで、顔面・顎・咽頭の構造のもとになる。各弓は固有の軟骨・筋・神経・血管を伴う。

鰓溝(さいこう/咽頭溝)

鰓弓の外側にできる外胚葉性の溝で、第一鰓溝は外耳道となる。その遺残は側頸嚢胞などの原因になりうる。

鼓索神経(こさくしんけい)

顔面神経の枝で、舌の前方三分の二の味覚と、顎下腺・舌下腺からの唾液分泌をつかさどる。

鼻中隔(びちゅうかく)

鼻腔を左右に隔てる、骨と軟骨からなる仕切りである。上顎骨を移動させる手術では位置関係に配慮し、上方移動の際は下端の処理が不十分だと弯曲を生じることがあるため、あらかじめ調整が行われる。

鼻窩(びか)

前頭鼻突起に生じる嗅板由来のくぼみで、将来の鼻腔となる部分である。

鼻腔

鼻の内部の空間で、鼻中隔により左右に分けられ、上気道の入口となる。上顎の幅や位置は鼻腔の形態と関係する。

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