ミライズ矯正歯科南青山

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矯正歯科・顎変形症の用語集 GLOSSARY

抜歯・スペース管理・保定に関する用語79語を掲載しています。用語集の全体は矯正歯科・顎変形症の用語集をご覧ください。

IPR(ディスキング)

歯と歯の間のエナメル質をわずかに削り、スペースを得る処置。

アーチフォーム

歯の並びが描く弓なりの形態である。個々の患者がもともと持つ形態を大きく変えないほうが長期的に安定しやすいと考えられている。

アーチレングスディスクレパンシー

歯を並べるのに必要なスペースと、実際に利用できるあごのスペースとの差。不足量が大きいほど抜歯やスペース獲得の検討が必要になる。

エラスティックチェーン

輪がつながった形のゴム材で、歯どうしを引き寄せて隙間を閉じるときなどに用いる。時間の経過とともに力が弱まるため定期的に交換する。

オキシタラン線維

歯周組織に存在する弾性系の線維である。歯にかかる力の伝達や組織の適応に関与すると考えられている。

コンダイラーサグ(下顎頭の位置のずれ)

顎の手術中に、下顎頭が関節窩内で本来あるべき位置からずれたまま骨片が固定されてしまう状態を指す。術後の咬み合わせの変化に関与しうるため、手術中に位置の確認が行われる。

スペースリゲイナー

歯の傾きなどで失われた歯列内のスペースを回復する目的で用いる装置である。適応は残っているスペース量や年齢、萌出の状況によって異なる。

セトリング

装置撤去後に上下の歯がなじみに従ってわずかに移動し、咬合接触が緊密になっていく現象である。望ましい変化かどうかの評価は歯科医師が行う。

ターミナルプレーン(乳歯列の終末平面)

上下の第二乳臼歯の遠心面がつくる前後的な位置関係で、垂直型・近心階段型・遠心階段型などに分けられる。第一大臼歯が生えた後の咬み合わせを予測する目安として観察される。

デボンディング

歯に接着していた矯正装置を撤去し、残った接着材を取り除いて歯面を研磨する処置である。撤去後は速やかに保定装置へ移行するのが一般的である。

トータルディスクレパンシー

歯を並べるためのスペースの過不足に加え、咬合平面の是正や前歯の位置変更に要する量まで含めて算出した、治療全体で必要となるスペースの総量である。抜歯を含む治療方針を検討する材料の一つとなる。

フリクションレスメカニクス

ワイヤーを滑らせず、ループやスプリングのばね性によって歯を動かす方法である。摩擦の影響を受けにくいとされる一方、屈曲の設計と管理を要する。

フレアアウト

前歯が唇側(外側)へ傾いて広がるように位置が変化することである。舌や口唇の力、咬み合わせなど複数の要因が関与しうる。

ホーレー装置(ホーレータイプリテーナー)

レジン床、唇側線、クラスプで構成される取り外し式の保定装置である。歯列全体を保持しながら、ワイヤーの屈曲でわずかな調整を加えやすい構造とされる。

ミニスクリュー支持型上顎拡大(MARPE)

口蓋に埋入した小さなねじを併用して力を骨へ直接伝え、上顎の横幅の拡大を図る方法である。骨の成熟が進んだ症例で検討されることがある。

メインテナンス(定期管理)

装置、歯列、歯周組織の状態を定期的に確認し、清掃や必要な調整を行う継続的な管理である。装置の破損や適合の変化を早期に把握する目的がある。

ラップアラウンドタイプ装置(ベッグタイプリテーナー)

唇側線を最後方歯の遠心から回してレジン床につなぎ、歯列全体を取り囲む構造の可撤式保定装置である。前歯部に唇側のレジンを置かない設計のため、症例に応じて選択される。

リテーナー(保定装置)

保定のために用いる装置。取り外し式と固定式がある。使用状況が安定に影響する。

リトルの不正指数(Irregularity Index)

下顎前歯の隣接する接触点のずれを合計し、前歯部の乱れの程度を数値化する指標である。治療後の変化を比較する研究で用いられている。

上唇小帯

上唇と歯肉をつなぐひだ状の組織である。付着の位置や形態が前歯の間の隙間に関与する場合があり、処置の要否は歯科医師が判断する。

上顎正中離開

上顎の中切歯の間に隙間が生じている状態である。閉じた後に再び開くことがあるため、背景にある要因の評価が重要となる。

上顎犬歯の口蓋側転位

上顎の犬歯が歯列より内側(口蓋側)の位置にとどまっている状態である。三次元的な画像検査で位置関係を確認し、対応を検討する。

中立帯(ニュートラルゾーン)

舌が内側から押す力と、口唇や頬が外側から押す力とが釣り合う空間である。歯列がこの範囲に収まっていることが長期の安定に関わるとされる。

低位乳歯

周囲の歯より咬合面が低い位置にとどまっている乳歯である。隣の歯が傾き込んでスペースが減ることがあるため、経過を観察して対応を検討する。

便宜抜歯

矯正治療で歯を並べるスペースを確保する目的で、むし歯などの疾患がない歯を抜く処置である。適応の有無は精密検査の結果をもとに歯科医師が総合的に判断する。

保定(リテンション)

装置による移動が完了した後、歯の位置を安定させる期間および処置。

保隙(ほげき)

乳歯が早期に失われた際、永久歯が生えるスペースを確保しておく処置。

先天性欠如歯

生まれつき歯のもとになる組織が形成されず、歯の一部が存在しない状態である。欠如した部位のスペースをどう扱うかは咬み合わせ全体をみて検討する。

再治療(リトリートメント)

一度治療を終えた歯列に変化が生じた場合などに、再び装置を用いて改善を図ることである。適応や方法は歯科医師が診査・診断のうえ決定する。

前歯の後退(リトラクション)

前歯を後方(舌側)へ移動させることである。可能な量は骨の幅や歯周組織の状態に左右され、一律ではない。

加齢変化

年齢とともに歯列、咬み合わせ、顔面の軟組織が緩やかに変化していく現象である。矯正治療の有無にかかわらず生じ、その程度には個人差がある。

動的治療(アクティブトリートメント)

装置を用いて実際に歯を動かしている治療期間を指す。この期間が終了した後、動かした歯列を保持する段階へ移行する。

咬合調整

早期接触や咬合干渉に対して、歯の表面をごくわずかに削合するなどして接触関係を整える処置である。実施の要否は歯科医師が診査のうえ判断する。

咬耗

咬合や歯ぎしりによって、歯の咬み合う面や隣接する面がすり減る現象である。咬み合わせの高さや歯どうしの接触関係の変化につながることがある。

唇側傾斜

歯冠が唇側へ傾いている状態、またはそのように動かすことである。スペース不足を歯の傾きだけで補うと過度になりやすいため、量の管理を要する。

外科的開窓

骨や歯ぐきに覆われて生えてこない歯の歯冠部を、外科処置によって露出させることである。歯を引き出す処置の前段階として行われる。

多撚線ワイヤー(マルチストランドワイヤー)

細い線を複数本より合わせた柔軟性のあるワイヤーで、固定式の保定装置に用いられる。歯の生理的なわずかな動きを許容しやすいとされる。

大臼歯関係

上下の第一大臼歯が前後的にどの位置で咬み合っているかという関係である。抜歯設計や必要なスペース量を検討する手がかりとなる。

後戻り

治療後に歯の位置が元の方向へ戻る変化。歯を支える組織の性質や加齢変化により生じうる。完全に防ぐ方法はない。

後期下顎前歯部叢生(レイトクラウディング)

思春期以降から成人期にかけて、下顎前歯の並びが徐々に乱れてくる現象である。矯正治療を受けていない人にも生じることが知られている。

急速上顎拡大(RME)

上顎の正中口蓋縫合部へ短期間に強い力を加え、上顎の横幅を広げることを目指す方法である。適応や実施時期は骨の成熟度などをふまえて歯科医師が判断する。

抜歯空隙

抜歯によって歯列内に生じた隙間である。矯正治療ではこの隙間へ歯を移動させ、歯並びや咬み合わせの改善に利用する。

抜歯空隙の再開大

閉じた抜歯部位の隙間が、治療終了後に再びわずかに開いてくる変化である。歯肉線維の張力や咬み合わせの要因が関与するとされる。

抜歯窩

歯を抜いた後に顎の骨へ残る、歯根が入っていた穴である。血餅が形成された後、時間をかけて骨に置き換わって治癒していく。

抜歯/非抜歯

スペース不足の解消のために歯を抜くかどうかの方針。骨格的な限界を考慮して判断する。

捻転歯

歯が自身の長軸を中心に回転した状態で並んでいる歯である。改善後も回転が戻りやすい傾向があるとされ、装置を外した後の管理が重要となる。

晩期残存乳歯

生え替わりの時期を過ぎても抜けずに残っている乳歯である。後継永久歯の欠如や萌出方向の異常が背景にある場合がある。

最大固定(マキシマムアンカレッジ)

奥歯をできるだけ動かさず、生じたスペースの大部分を前歯の移動に使う設計である。必要に応じて補助的な装置を併用する。

正中口蓋縫合の再骨化

拡大によって開いた正中口蓋縫合が、新しい骨で満たされて安定していく過程である。この期間は装置による保持が必要とされる。

歯冠近遠心幅径

歯冠を近遠心方向(隣の歯と接する面の間)で測ったときの最大の幅である。歯が並ぶために必要なスペース量を算出する基礎となる計測値である。

歯列弓周長

歯並びのカーブに沿って測った弓状の長さである。歯が並ぶために利用できるスペースの総量を表す。

歯列弓幅径

左右の同じ名前の歯の間で測る歯並びの横幅である。横方向へ広げる処置を検討する際の基準の一つとなる。

歯根平行性

隣り合う歯の歯根が適切な向きで平行に並んでいる状態である。隙間を閉じた部位では、画像検査でこの状態を確認して仕上がりを評価する。

歯肉線維切除術(サーカムフェレンシャル・ファイベロトミー)

歯頸部周囲の歯肉線維を外科的に切離し、線維の張力による歯の位置変化の軽減を図る処置である。適応の有無は歯科医師が判断する。

歯肉線維群

歯肉の中で歯と骨、歯肉組織を互いに結びつけているコラーゲン線維の集まりである。歯を移動させた後、これらが新しい配列に落ち着くまでには時間がかかるとされる。

歯胚

顎の骨の中で将来の歯がつくられていく組織のかたまりである。位置や有無は画像検査によって確認する。

治療後資料(ポストトリートメントレコード)

動的治療の終了時に採得する口腔内写真、エックス線写真、歯列模型やスキャンデータなどの記録である。その後の変化を客観的に比較するための基準となる。

犬歯間固定線(キャナイン・トゥ・キャナイン)

左右の犬歯の間にワイヤーを接着し、前歯部の並びを保持する固定式の装置である。前歯部は乱れが生じやすい部位であることから用いられることが多い。

犬歯間幅径

左右の犬歯の間で測る距離である。もともとの幅径から大きく広げた場合は元に戻りやすいとされ、治療計画上の留意点となる。

異所萌出

歯が本来の位置から外れた場所や方向へ生えてくる状態である。隣接する歯の歯根に影響することがあるため、画像検査などで経過が確認される。

病的歯牙移動

歯周炎などで歯を支える組織が失われた結果、歯が本来の位置から移動してしまう現象である。歯列の状態を保つうえで歯周組織の管理が前提となる。

発育空隙

乳歯列で歯と歯の間にみられる生理的なすきまである。より幅の大きい永久前歯が並ぶための余地となるため、すきまが乏しいことが将来の歯の重なりと関連する場合がある。

矯正的牽引

露出させた歯にチェーンやワイヤーを装着し、矯正力で歯列内の適切な位置へ引き出すことである。要する期間は歯の位置や向きによって異なる。

移転歯(トランスポジション)

隣り合う2本の歯の位置が入れ替わって生えている状態である。並べ方の方針は咬み合わせや歯根の状態をふまえて決める。

空隙閉鎖(スペースクロージング)

抜歯部位や歯の欠損によって生じた歯列内の隙間を、歯を移動させて閉じる治療段階である。前歯側と奥歯側をそれぞれどれだけ動かすかは治療計画に基づいて決められ、要する期間には個人差がある。

第三大臼歯(智歯・親知らず)

歯列の最も後方に位置する永久歯で、萌出の時期や向き、存在するかどうかに個人差が大きい。前歯部の乱れとの関係については見解が分かれており、抜歯の要否は歯科医師が個々の状態をみて判断する。

筋平衡

舌圧と口唇圧・頬圧など、口腔周囲の筋がおよぼす力のつり合いを指す。この均衡が崩れている場合、歯列の位置が変化しやすいと考えられている。

緩徐拡大

弱い力を長い期間かけて歯列を少しずつ広げていく方法である。骨よりも歯の移動が主体となりやすい。

萌出余地

これから生えてくる歯が並ぶために必要な、歯列内の空いたスペースである。余地が不足すると生える位置や向きの異常が起こりやすい。

萌出誘導

永久歯が適切な位置と順序で生えてくるよう、時期に応じて口の中の環境を整える処置や経過観察の総称である。

術後安定性

顎矯正手術で移動させた骨や新たに得られた咬み合わせが、術後にどの程度その位置を保てるかを示す概念である。移動量や方向、筋や軟組織の適応などが関与するとされる。

越隔線維(トランスセプタル線維)

隣り合う歯の間を、歯槽骨頂を越えて連結している線維束である。歯を動かした後も元の位置へ戻ろうとする力を生じる要因の一つと考えられている。

軟組織の経年変化

口唇、鼻、頬など顔の軟らかい組織が加齢に伴って厚みや位置を変えていくことである。横顔の見え方の変化に関わる。

転位歯

本来あるべき位置から大きくずれた場所にある歯である。移動できるかどうかは周囲の骨や隣の歯の状態に応じて検討する。

連続抜去法(系統的抜去法)

混合歯列期に乳歯と一部の永久歯を計画的な順序で抜いていき、永久歯が並ぶ位置を整えることを目指す方法である。適応は限られ、成長の経過をみながら方針を検討する。

長期経過観察

治療終了後も年単位で歯列や咬み合わせの状態を記録し、変化を追い続けることである。変化の有無や程度には個人差がある。

隣接面接触点(コンタクトポイント)

隣り合う歯どうしが接触している部位である。接触が緩むと食片が挟まりやすくなり、歯の位置の変化にもつながりうる。

霊長空隙

乳歯列にみられる生理的な隙間で、上顎では乳側切歯と乳犬歯の間、下顎では乳犬歯と第一乳臼歯の間に現れる。永久歯への生え替わりの際のスペースとして働く。

非対称抜歯

左右で本数や部位の異なる抜歯を行う設計である。正中のずれや左右差がある場合に検討されるが、選択は診断結果に基づく。

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