お知らせ・お役立ち情報
NEWS & TOPICS
2023.06.19
ブログ
顎変形症手術で後悔しないために|東京で病院を選ぶ6つの基準

後悔を減らすために、希望と治療計画の違いを相談しましょう
顎変形症の手術を考えるときは、顔立ちと噛み合わせ、術後の生活、費用と治療期間の3点を具体的に整理すると、相談しやすくなります。この記事の「3つ」は確認事項の分類であり、後悔の発生率や原因の順位ではありません。
ミライズでは、矯正歯科と口腔外科が連携し、治療の選択肢や術後の過ごし方を検討します。まだ手術を決めていない方や、他院の説明について別の意見を聞きたい方も、相談内容に合う受診方法をご確認いただけます。
手術を決める前に、気になっていることを整理したい方へ初診相談の流れを見る
1. 手術前に整理したい3つの不安

顔の変化と、噛み合わせの目標
「口元の出方を変えたい」「顔の左右差が気になる」といった希望に加え、「今の笑顔は変えたくない」など、残したい特徴も言葉にして伝えてください。正面・横顔だけでなく、笑顔や唇の閉じ方まで話し合うと、希望と計画の違いを見つけやすくなります。
骨格の位置を変える手術は、噛み合わせと顔立ちの両方に関わります。症例写真やシミュレーションは参考になりますが、骨格、筋肉、軟組織、回復経過が異なるため、同じ結果になるとは限りません。どの変化を予測でき、どこに幅があるのかを確認しましょう。
腫れ・食事・しびれ・仕事への影響
退院できる日、仕事に戻る日、普段の食事へ戻る日、腫れが落ち着く時期は、それぞれ別に考えます。「何日休めばよいか」だけでなく、通勤時間、話す量、力仕事の有無、食事を取れる環境も伝えてください。
ミライズの術後支援と社会復帰実績、職種別の準備は顎変形症手術後の仕事復帰の記事にまとめています。短い入院を希望する場合も、自宅での療養や通院の予定まで一緒に組み立てることが大切です。
矯正を含む期間と、追加費用
手術だけで治療が終わるわけではありません。術前矯正、手術までの待機、術後矯正、保定を分けて見通しを聞きましょう。費用は、装置・調整料・手術・麻酔・入院・保定が含まれるか、追加処置や計画変更時に何が増えるかまで確認します。
保険診療と自費診療を比較するときも、同じ項目を並べると判断しやすくなります。矯正歯科の料金表と手術施設の費用案内を確認し、最終的には個別の見積もりを受けてください。
2. 手術のリスクを、自分の術式に即して確認する
主なリスクには、腫れ・痛み・出血・感染、唇や顎などの感覚の変化、噛み合わせや顎関節の変化、麻酔に伴うものがあります。感覚の変化が長く続く場合や、追加の処置が必要となる場合もあります。一般論だけでなく、予定する手術とご自身の状態に合わせて説明を受けましょう。
- 上顎の手術(ルフォーI型骨切り術など):鼻・上唇周囲への影響や、上顎の位置・傾きがどう変わるか。
- 下顎の手術(SSROなど):下唇・顎先などの感覚、顎関節、術後の噛み合わせへの影響。
- 上下顎の手術:上下を動かす理由と、顔立ち・噛み合わせの目標、術後管理。
- オトガイ形成術:顎先を変える目的、必要性、費用の扱い、感覚への影響。顎先の手術だけで歯の噛み合わせを整えるものではありません。
サージェリーファーストは手術と矯正の順序を変える方法であり、手術のリスクがなくなる方法ではありません。適応や術後矯正の計画についてはサージェリーファーストの説明をご覧ください。
すでに手術を受けた方で、呼吸が苦しい、出血が止まらない、腫れが急に強くなるなどの症状がある場合は、記事を読んで判断を待たず、手術を受けた医療機関や救急へ連絡してください。
3. 東京で顎変形症の病院を選ぶ6つの基準
大学病院、総合病院、クリニックなどの名称だけでは、診療の内容やご自身との相性は決まりません。初診で次の6項目を確認すると、施設ごとの説明を比較しやすくなります。
- 診断と選択肢:手術が必要な理由、矯正だけで対応できる範囲、治療しない場合の見通しを説明してもらえるか。
- 矯正・手術・麻酔の連携:それぞれの担当者と診療場所、治療計画を共有する方法が分かるか。
- 似た症例の説明:術前後の写真だけでなく、骨格や噛み合わせの違い、治療期間・費用・リスクを説明してもらえるか。
- 改善できる範囲:希望する顔立ちと機能の両方について、予測できる変化と限界を話し合えるか。
- 治療全体の見積もり:追加料金、支払時期、計画を変更する場合の扱いが分かるか。
- 退院後の診療:夜間・休日の連絡、遠方からの通院、予定外の症状や後戻りがあった場合の対応が分かるか。
症例数は、集計した年、手術を行った件数か監修を含む数か、自分と同じ術式の経験かを確認します。資格や学会発表も判断材料の一つですが、数や肩書だけで結果や安全性を判断することはできません。
いま提案されている治療計画を、整理して相談したい方へ初診相談の流れを見る
4. まだ手術を決められないときに確認したいこと
顎変形症という診断名や、見た目が気になるという理由だけで、全員がすぐに手術を受けると決まるわけではありません。噛みにくさ、口の閉じにくさ、顎関節の症状、生活への影響を整理して、治療で目指せる改善と負担を比較します。
手術を先延ばしにした場合の変化も、症状や成長の状態によって異なります。年齢だけで区切るのではなく、成長の評価と治療の目的を確認しましょう。顎関節の痛みや睡眠中の呼吸の問題などは、別の原因や診療が関わる場合があります。
まず全体像を知りたい方は顎変形症の症状・治療・保険適用をご覧ください。検査結果と選択肢を理解したうえで、必要に応じてセカンドオピニオンを受けることもできます。
5. ミライズの診療体制と、術後管理の学会発表

ミライズ矯正歯科南青山では、歯並びと噛み合わせを検討し、グループのミライズ顎変形症クリニックと連携して外科矯正の計画を立てます。手術を先に行う選択肢だけでなく、従来の治療順序も含め、ご自身に合う進め方を相談してください。
担当医の専門性を確認できます
医師紹介では、富田大介の矯正歯科・顎変形症領域の認定資格と、君塚幸子の口腔外科専門医・指導医、顎変形症領域の認定医・指導医資格、学術活動を紹介しています。初診では実際の担当医と診療場所をご確認ください。
退院後の生活も研究の対象にしています
2025年の日本顎変形症学会で、術後24時間の院内管理と72時間の遠隔フォローを基本とする管理方法について報告しました。対象は2022年1月〜2024年12月に上下顎移動術を受けた84名です。学会の公開抄録で研究内容をご確認いただけます。
短期の入院には適応の評価と術後の支援が必要です。初診では、退院の条件、自宅での過ごし方、連絡方法と再診予定を相談してください。最新の院内実績報告と仕事復帰の準備も公開しています。
2026年には、顎変形症の臨床教育を目的とする3Dクローン技術についても発表しました。学術活動の内容を、患者様が確認できる形で紹介しています。
6. 初診・セカンドオピニオンの前にまとめておくメモ
- いちばん困っていること:噛みにくさ、顔の左右差、口元、痛みなど。
- 希望する変化・残したい特徴:写真がある場合は、どこを見てほしいかも整理する。
- 生活の予定:休める期間、在宅勤務の可否、通院できる曜日、行事や遠方からの移動。
- 現在の治療:矯正装置、抜歯歴、受けた説明、治療計画書や検査資料の有無。
- 確認したい条件:保険診療の希望、費用、支払時期、手術を受けない選択肢。
資料が手元になくても、まず必要な持ち物を確認できます。ミライズ顎変形症クリニックの初診の案内、他院で治療中の方はセカンドオピニオンの案内をご覧ください。保険診療の転院・引き継ぎには対応していません。
7. 顎変形症の手術・病院選びのよくある質問
手術を受けると後悔する人が多いのですか?
インターネット上の体験談だけでは、後悔の割合やご自身の結果は判断できません。この記事の3項目は相談内容を整理するための分類です。予定する術式や似た症状の症例について、改善できる範囲と負担の両方を確認しましょう。
顔が変わるのが怖いときは、何を相談すればよいですか?
変えたい点と変えたくない点を分けて伝え、正面・横顔・笑顔・鼻や唇への影響について確認してください。術後の腫れがある時期と、落ち着いた後の見え方は異なります。シミュレーションは予測の参考であり、同じ仕上がりを保証するものではありません。
手術後にしびれや後遺症が残る可能性はありますか?
唇や顎などの感覚の変化が長く残る場合があります。出血、感染、噛み合わせや顎関節の変化、麻酔に伴うリスクなども、術式とご自身の状態に応じて説明を受けてください。
短い入院であれば、仕事もすぐに再開できますか?
退院と仕事復帰は別の判断です。職種、通勤、会話の量、食事や体力の回復を踏まえ、段階的な復帰を検討します。ミライズの実績についても、ご自身の通常勤務の再開日を示すものとしては扱わず、初診時に希望する休業期間をお伝えください。
保険診療と自費診療は、何を比較すればよいですか?
診断、手術と矯正の順序、使う装置、担当施設、見積もりに含まれる項目を比較してください。手術が必要な顎変形症の術前・術後矯正は、施設基準・届出等の要件を満たす医療機関で保険診療の対象となる場合があります。
他院の治療計画に迷っていても相談できますか?
ミライズ顎変形症クリニックにはセカンドオピニオンの案内があります。現在の治療内容、担当医からの説明、可能であれば治療計画書や検査資料を整理し、受診前に必要な持ち物と費用をご確認ください。保険診療の転院・引き継ぎには対応していません。
不安を具体的にしてから、治療を選びたい方へ
「何が不安なのか、うまく説明できない」という段階でも、顔立ち、生活、費用の3項目から整理できます。ミライズでの治療や別の選択肢を理解し、納得して考えるための初診相談をご利用ください。
噛み合わせ・顔立ち・術後の生活を、まとめて相談したい方へ初診相談の流れを見る
相談内容と受診の流れを確認できた方へ相談の予約へ進む
相談内容によって予約項目・費用が異なります。予約画面でご確認ください。
参考資料
- 日本矯正歯科学会:矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合
- Baroneら:サージェリーファーストと従来法の比較に関するレビュー(2021年刊行)
- Cambridge University Hospitals:顎矯正手術の患者向け説明
- 第35回日本顎変形症学会:術後1泊24時間管理と社会復帰についてのミライズの発表(2025年、P-16-2、181頁)
海外資料は一般的な治療・リスクを理解するための参考です。日本の保険制度やミライズの治療成績を示すものではありません。学会発表で報告した対象と、個々の患者様に適用する治療計画は異なります。
