ミライズ矯正歯科南青山

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2026.04.21

ブログ

子供の矯正費用はいくら?1期・2期の総額と医療費控除を解説

子どもの矯正費用は、1期・2期それぞれの基本施術料に、検査・調整・保定などを加えて確認します。「1期治療○万円」という表示が、その後の永久歯の矯正まで含む総額とは限りません。

当院の公開料金の基本施術料を税込で示すと、予防矯正16万5,000円、1期治療27万5,000円、2期治療66万〜115万5,000円です。検査診断料や調整料などは別途かかります。以下で、料金の内訳と計算例を説明します。

費用の見方と料金表 / 1期・2期の違い / 総額の計算例 / 医療費控除 / 始める時期 / よくある質問

「今払う費用のほかに、何が必要になるのか」「早く始めれば安く済むのか」。家計の計画を立てるには、表示価格の安さだけでなく、治療の範囲と終了後までの負担をそろえて比べることが大切です。

お子さまの歯並びと成長の状態を確認し、必要な検査と治療費の考え方をご説明します。小児矯正の時期と費用を相談する初診相談 5,500円(税込)/約60分

1. 子どもの矯正費用の相場を見るときは「含まれる範囲」をそろえる

小児矯正の費用は、対象となる歯並び、治療の段階、装置、通院ごとの料金によって変わります。1期治療だけの料金と、2期治療や保定まで含む料金を並べても、同じ条件の比較にはなりません。

「全国平均○万円」という数字も、調査時期・対象人数・治療内容・税込か税別かによって意味が変わります。本記事では、条件の異なる料金を一つの全国平均として扱わず、当院の公開料金を一例として、総額の見方を具体的に説明します。

ミライズ矯正歯科の公開料金(税込換算)

公開料金ページは税別表示のため、以下は消費税10%を加えて示しています。診断内容によって必要な項目が変わり、すべての項目が全員にかかるわけではありません。

項目 税込金額・確認点
初診相談予約料 5,500円
検査診断料 66,000円
予防矯正の基本施術料 165,000円/調整回数の上限12回
1期治療の基本施術料 275,000円/調整回数の上限18回
2期治療の基本施術料 660,000〜1,155,000円/調整回数の上限36回。装置により異なります。
表側矯正の調整・チェック料 1回6,600円。基本施術料に含まれる金額ではありません。
追加装置料 1個55,000円。必要な場合や紛失・破損時の再作製など。
小児のマウスピース型矯正装置 550,000〜1,100,000円。インビザライン ファーストなど。適応・対象となる治療範囲を確認してください。

上限回数の扱い、経過観察、再検査、保定装置の種類・個数とチェック料、追加装置の条件は個別の見積もりで確認してください。小児のマウスピース型矯正装置の料金と、表にある1期・2期の料金を、説明なしにすべて足し合わせるものではありません。

同じ公開料金ページには、2回目の相談料8,800円、3回目以降の相談料16,500円、転医等資料作成料27,500円(税込換算)も掲載されています。追加の相談や転院が必要になったときの費用として、見積もりと契約条件を確認してください。

1期だけでよいのか、将来どのような費用が必要になるのかを整理してご相談いただけます。子どもの矯正費用を相談する初診相談 5,500円(税込)/約60分

2. 1期治療・2期治療・保定は何が違う?

1期治療:成長と生え替わりに合わせて対応する段階

乳歯と永久歯が混在する時期などに、噛み合わせや歯が生える環境を評価し、必要な治療を行います。全員が同じ年齢で開始するわけではなく、すぐ治療する場合と経過を観察する場合があります。

2期治療:永久歯の歯並びと噛み合わせを整える段階

1期治療を受けた後も、永久歯への生え替わりと成長を確認し、必要であれば2期治療へ進みます。1期だけで終了できるか、2期が必要かは、初診時にすべて確定するとは限りません。

当院の公開案内では、1期と2期の基本施術料は別です。ほかの医院と比較する際も、1期分の費用が2期で差し引かれるか、再検査や装置の変更が別料金かを確認しましょう。減額や相殺がどの医院でも行われるとは限りません。

保定:動かした歯並びを維持する段階

歯を動かす治療の後には、後戻りを抑えるための保定を行います。リテーナーの費用だけでなく、チェック、修理や再作製の費用も確認しましょう。保定を「2年経てば全員終了」と一律に考えず、装着方法と通院は担当医の指示に従います。

保定装置も「作って終わり」ではない

取り外し式と固定式では、装着・清掃の方法が異なります。どちらを使うか、いつまで・どの程度使うか、保定中の診察は何を確認するのかを、装置を外す前に聞いてください。固定式なら外れていないか、取り外し式なら合わなくなっていないかなど、本人と保護者が気づける変化も確認します。装着が難しい場合は自己判断でやめず、担当医へ相談しましょう。

紛失・破損したリテーナーを次の定期診察まで放置すると、歯が動くことがあります。連絡先と再作製までの対応、修理・再作製の料金を確認し、外している間はケースで保管します。保定中にも通常の歯科健診は続けます。日本矯正歯科学会の患者向けQ&Aと英国矯正歯科学会の保定案内は、装着継続、紛失時の早い相談、保定中の歯科管理を説明しています。

治療段階と当院の方針は小児矯正の診療案内でも説明しています。

「今治すこと」と「生え替わってから決めること」を分ける

1期治療を考えるときは、「現在の問題」「今対応する理由」「永久歯が生えた後に再評価する点」を分けて説明してもらいましょう。前歯が大きく出ている、上下の歯が逆に噛む、奥歯が横にずれて噛む、永久歯が生える場所が足りないといった相談では、確認すべき資料も目標も同じではありません。早めに相談しても、診断の結果、まず経過を観察する場合があります。

観察を選ぶ場合は、次の評価時期、どの歯の生え替わりを待つか、何が変われば予定より早く連絡するかを聞いてください。1期治療を選ぶ場合は、その段階で改善したいことと、2期治療が必要になり得る課題を別々に記録します。初診時に将来の2期治療の要否や最終費用を一人ひとり正確に確約することはできません。

検査費用は「何を判断するためか」で見る

歯型や口腔内スキャンは歯の並びを記録する資料です。前歯が出ている原因が歯の位置なのか、顎の骨格や成長が関わるのかを考えるには、診察や必要に応じたX線写真など、別の資料も使います。日本矯正歯科学会の患者向けQ&Aは、問診、口腔内診査、顔・口の写真、歯型、必要なX線写真を矯正治療前の検査として説明しています。

検査を多く行うほど常に良い、あるいはスキャンだけで開始時期が確定するとは言えません。今回の検査で何を判断し、その結果をいつ説明してもらえるか、成長後に撮り直す可能性と費用を確認しましょう。画像で見える将来の歯並びは説明の補助であり、成長や永久歯の生え方まで保証するものではありません。

検査の結果を「治療案」と「まだ分からない点」に分けて聞く

検査診断料に何が含まれ、成長後の再検査や追加撮影が必要になった場合はいつ別料金になるか、見積もりで確認します。検査結果の説明では、画像の枚数や機器の新しさより「この資料で何を判断し、開始時期と装置の選択にどうつなげたか」を尋ねましょう。

説明では、①今の診断、②1期で目指す変化、③治療せず観察する場合の見通し、④永久歯が生えた後に再判断すること、⑤今回の資料だけでは断定できないことを区別します。3D画像やシミュレーションを見せてもらったら、実際の成長や協力度による変化がどこまで反映されているかも聞いてください。将来の歯並びを画面どおりに保証するものではありません。説明を受けてすぐ契約する必要はなく、本人が不安に思う装置や学校生活のことも確認してから決められます。

写真には顔や口の個人情報が含まれます。診療記録として撮影することと、症例紹介や広告への利用は分けて確認してください。日本矯正歯科学会の患者向けQ&Aも、診療用の写真を学会発表やアルバムなどに公表する場合は同意を得ると説明しています。同意を求められたら、使用先と範囲、断った場合の診療への影響を確認しましょう。

家計では三つの道筋を混同しない

①経過観察してから治療の要否を決める、②1期治療の後に再評価する、③1期の後に永久歯列期の2期治療へ進む、という道筋で支払いがどう変わるかを聞くと見通しが立ちます。この三つが全員に提示されるという意味ではなく、診断に応じて必要な道筋を比べるための整理です。

経過観察にも再診・再検査の費用があり得ます。1期治療の後に生え替わりを待つ期間も、通院と費用の扱いを確認します。将来の2期治療費が未確定なら、相場の数字で埋めるより、いつ再診断し、どの項目を再見積もりするかを書いておきましょう。

1期で得たい変化と、永久歯がそろってからの課題を分ける

子どもの時期には顎の成長を治療計画に生かせる場合があります。ただし、成長を利用する治療が適するか、どの程度の変化が見込めるかは診断によって違います。たとえば前歯の位置、奥歯の噛み合わせ、永久歯が生える場所、骨格の関係は同じ問題ではありません。まず何が困りごとかを具体的にし、今の装置で変えようとする点と、生え替わり後でなければ判断しにくい点を説明してもらいます。

1期治療が終わった時点で歯並び全体が完成するとは限りません。前歯の噛み合わせが改善しても、未萌出の永久歯の位置や、残る成長によって2期治療の必要性が変わります。「1期の達成目標」「終了時の検査」「次に評価する歯や成長の変化」を記録しておけば、保護者は支払った費用に対して何を確認できたか分かります。早く始めた事実だけを成果とみなさず、治療前後の資料と本人の困りごとで評価しましょう。

装置の名称より、治療目的と使い続けられる条件を比べる

取り外し式の装置は、指定された使い方を続けられるかが計画に関わります。固定式の装置は本人が外せない一方、装置の周りの清掃や、外れたときの連絡が必要です。英国矯正歯科学会の固定式と取り外し式の患者向け資料も、清掃と破損時の連絡、本人が使い続ける際の注意を説明しています。見た目や装置の価格だけで、治療の目的が同じだと考えないでください。

相談時は、①どの問題を対象にする装置か、②毎日どのように使い、誰が管理するか、③使えない日や破損時にどうするか、④予定どおり進まなかった場合に何を再評価するかを聞きます。スポーツ、楽器、給食、学校での保管に支障がありそうなら最初に伝えます。装置が合わないことを後から本人の「努力不足」と決めつけず、治療法そのものを再相談できる計画が必要です。

3. 治療の総額はどう計算する?

総額を確認する式:相談・検査+対象となる各期の基本施術料+調整料+必要な追加処置・装置+保定と経過観察

たとえば当院の公開料金で、初診相談、検査診断、1期治療の基本施術料という3項目だけを単純に合計すると、次の計算になります。

5,500円+66,000円+275,000円=346,500円(税込)

これは3項目だけの算術例で、実際の治療総額や最低料金ではありません。公開表には表側矯正の調整・チェック料と1期治療の上限回数も記載されていますが、全員が表側矯正を18回受けるわけではありません。調整料、2期治療、追加装置、再検査、保定・経過観察などが必要かは、装置と治療計画に合わせて個別に確認してください。

「今の段階で必要な費用」と「成長や治療経過によって追加される可能性のある費用」を分けて書いてもらうと、将来の負担を見込みやすくなります。

見積もりで確認したい5項目

  • 提示額は税込か。1期だけか、2期まで含むか。
  • 通院ごとの調整料は別か。回数の上限と対象外の診察は何か。
  • 装置の追加・紛失・破損や治療方針の変更で費用が発生するか。
  • 保定装置、保定中の診察、再作製はいくらか。
  • 中断・転院の精算方法と、資料作成料はどうなるか。

見積書では確定額と条件付きの費用を分ける

上の5項目を見積書と照らし合わせ、今決まっている金額と、成長・再診断・装置の修理などにより発生し得る金額を分けて記してもらいましょう。条件付きの費用は発生条件と算定方法まで分かると、別の医院の見積もりとも比較できます。

特に「調整料に上限がある」「1期分を2期へ充当する」という説明は、対象の診察・上限回数・充当額・有効期限を書面で確認してください。同じ名称の制度でも条件が異なり、1期から2期へ進むときの負担が変わります。口頭の説明と契約書に違いがあれば、契約前に尋ねましょう。

治療段階ごとの「終わり」を確認する

1期治療が終わる条件を、使用した装置の回数だけでなく、噛み合わせや歯の生える環境のどの変化で判断するか聞いてください。その後の保定・経過観察がいつ始まり、何回までの診察が現在の契約に入るかも確認します。2期治療へ進む場合は、新しい診断、装置、調整、保定のどこから別料金になるかが分かると、1期と2期を安易に足し引きせずに済みます。

装置の紛失、むし歯治療、引っ越しなどで予定が変わったときは、残る治療と支払いの扱いを改めて確認します。治療の段階が変わるたびに、目標、見込まれる期間、費用とリスクを説明してもらい、本人と保護者が納得した上で次へ進むことが大切です。

1期だけでよいのか、将来どのような費用が必要になるのかを整理してご相談いただけます。子どもの矯正費用を相談する初診相談 5,500円(税込)/約60分

長い治療で増え得る費用を、期間ごとに書き出す

小児矯正の期間には、装置で歯や噛み合わせに働きかける時期、生え替わりを観察する時期、2期へ進むか判断する時期、保定の時期があります。通院回数を単純に月数から掛け算すると、観察中の診察と調整中の診察を混同します。見積もりでは各時期の受診目的、目安となる頻度、都度かかる費用を分けて示してもらいましょう。実際の回数は成長と治療経過で変わるため、合計額の「確定」と「条件付き」を分けて確認します。

むし歯治療や抜歯などが別の歯科医院で必要になれば、その費用と通院の負担も別に発生し得ます。装置の修理・作り直し、追加の検査、予定外の転居も、契約書で扱いを確認したい場面です。ここで費用を過大に見積もる必要はありません。「発生する条件」「料金の決め方」「誰に連絡するか」の三点が分かれば、毎月の支払い以外の家計準備ができます。

転院の可能性がある家庭は、開始前に精算と資料を確認する

数年の間に引っ越しや進学で通院先が変わる可能性があれば、治療を途中で終える場合の精算方法と、診断資料を引き継ぐ手順を先に聞いておきましょう。日本矯正歯科学会の患者向けQ&Aは、転医時には費用の精算に加え、紹介状、写真、X線写真、歯型、治療経過などの引き継ぎを挙げています。実際の返金や資料作成料は契約と進行状況で異なるため、記事の金額から推定はできません。

成長後に治療方針が変わったら、費用も含めて再説明を受ける

小児矯正では、生え替わりや顎の成長が当初の予測と異なり、装置や抜歯の方針が変わることがあります。日本矯正歯科学会のQ&Aにも、治療開始時には想定しなかった成長や永久歯の大きさが、後の提案を変える例があります。変更の説明では「何が新たに分かったか」「当初の目標のどこまで達成したか」「新案以外の選択肢はあるか」を確認しましょう。治療を続ける場合だけでなく、いったん観察する場合の見通しも聞くと比較しやすくなります。

そのうえで、追加の検査、装置、抜歯を行う医院、通院、保定の費用と時期を見積もり直します。既払い金の扱いと、分割・ローンの契約がどうなるかも別々に確認してください。変更が必要になること自体は直ちに失敗を意味しません。ただし「早く始めたから追加費用はない」と思い込まず、本人と保護者が新しい目標・リスク・費用を理解してから次の段階を決めることが重要です。

4. 支払い方法と料金制度を分けて確認する

一括払い・分割払い・デンタルローンは「支払い方」です。一方、調整料別・トータルフィー・調整料に上限がある制度は「料金に何が含まれるか」の違いです。この二つは別々に確認しましょう。

分割払いやローンでは、月々の金額に加えて支払回数、金利・手数料を含む支払総額、利用条件を確認します。当院で利用できる支払い方法や詳細は、相談時にご案内します。

当院の支払い方法を確認する

当院の公開料金ページの支払い方法には、現金、銀行振込、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済のほか、院内分割払い(24回・最長2年まで、金利・手数料なし、審査なし)が記載されています。他院外科連携患者の院内分割は12回・1年までです。デンタルローンは6〜84回、銀行デンタルローンは6〜120回の案内があります。実際の利用条件、金利、取扱状況、支払総額は申し込み前に医院・契約先へ確認してください。

当院は調整料に回数の上限を設ける「ハイブリッドトータルフィー制度」を採っています。ただし、すべての追加費用がなくなるという意味ではありません。検査・保定・追加装置などを含む範囲は料金ページと個別の見積もりをご確認ください。

月々の支払額と、契約全体の負担を並べる

一括払い、院内分割、歯科ローンを比べる際は、同じ治療内容の見積もりを用い、「契約時に払う額」「毎回の診察時に払う額」「分割の回数」「金利・手数料」「最終的に払う総額」を一列に並べます。月々の支払額が小さくても、支払期間が長ければ家計を拘束します。院内分割で金利がなくても、検査・調整・保定まで同じ契約に含まれるとは限りません。

支払いを始める時期と治療が進む時期も同じとは限りません。1期が終わってから2期を契約する場合、支払いが重なるのか、1期の残額をどう扱うのかを契約先へ確認します。デンタルローンは医院の治療計画と別の金融契約です。途中で治療を変更・中止した場合の医院側の精算と、ローンの返済・手数料の扱いをそれぞれ契約前に確かめてください。

5. 子どもの矯正と医療費控除:控除額と還付額は違う

国税庁は、子どもの成長を妨げないようにするための歯列矯正など、年齢や目的から治療上必要と認められる矯正費用を医療費控除の対象としています。一方、容姿を美化する目的の費用は対象外です。自費診療でも対象になる場合がありますが、矯正ならすべて対象になるわけではありません。

医療費控除額の計算例

基本的な計算は、その年に支払った対象医療費-保険金などで補てんされる金額-10万円です。総所得金額等が200万円未満の場合は、10万円の代わりに総所得金額等の5%を差し引きます。控除額の上限は200万円で、計算結果がマイナスなら0円です。

対象医療費を年間50万円支払い、補てんがなく、総所得金額等が200万円以上の場合、控除額は40万円です。これは40万円が返金されるという意味ではありません。所得から差し引く金額であり、実際の税額への影響は所得やほかの控除などにより変わります。

申告する人・交通費・ローンの注意点

  • 申告する人:本人または生計を一にする配偶者・親族の医療費を実際に支払った人が対象です。「夫婦のうち収入が高い人」に自由に付け替えることはできません。
  • 交通費:通院に必要な公共交通機関の運賃や、子どもへの付き添いが必要な場合の交通費は対象になり得ます。自家用車のガソリン代・駐車場代は対象外です。
  • デンタルローン:信販会社が立替払いした年が対象となり、金利・手数料は含めません。契約書など支払いを示す資料を保管してください。

領収書と支払い記録、通院日と交通費を整理しておきましょう。保険金などの差し引き方を含む個別の申告は、国税庁の歯科治療の案内と医療費控除の案内を確認し、不明点は税務署・税理士に相談してください。

医療費控除では「契約した年」と「支払った年」が同じとは限らない

医院へ直接分割払いする場合は、各年に実際に医院へ支払った金額で考えます。これに対し、信販会社が医院へ立て替える歯科ローンは、その立替払いをした年が対象です。例えば年末に契約し、翌年にも医院へ分割で払うケースと、年内に信販会社が全額を立て替えるケースでは、申告する年が異なり得ます。返済日だけで判断せず、医院の領収書と立替記録を基に、必要なら税務署に確認してください。

1期だけでよいのか、将来どのような費用が必要になるのかを整理してご相談いただけます。子どもの矯正費用を相談する初診相談 5,500円(税込)/約60分

申告の準備は、治療費と通院記録を分けて残す

医療費控除を見込むなら、領収書だけでなく、治療の目的が分かる診断・契約の書類、医院へ支払った日付と金額、ローンの立替記録を保管します。公共交通機関で通った日と経路・運賃、必要な付き添いの有無も記録しておきましょう。国税庁は、通院日を確認できるようにし、交通費を記録するよう案内しています。年をまたぐ治療では、各年の支払いを混ぜずに整理します。

確定申告で必要な明細と領収書の保存方法は、申告する年の国税庁の案内を確認してください。ここで示した計算例は、本人の還付額を予測するものではありません。税負担を前提に治療の適否を決める前に、治療上の必要性と支払者・支払い時期をそれぞれ確かめることが大切です。

6. 健康保険が使える場合は?

矯正歯科治療は原則として自費診療ですが、国が定める疾患に起因する噛み合わせの異常など、条件を満たす場合は保険診療の対象となります。子どもであることだけで対象になる制度ではありません。診断、治療内容、医療機関の施設基準などを確認する必要があります。

保険適用と医療費控除は別の制度です。詳しい保険の対象は日本矯正歯科学会の案内をご参照ください。

7. 早く始めれば費用が安くなる?開始時期は診断で決める

成長期に対応する意義のある噛み合わせもありますが、早く始めれば必ず抜歯を避けられる、2期が不要になる、総額が安くなるとは限りません。早めに相談することと、すぐに装置を使い始めることは分けて考えます。

上の前歯が突出した子どもを対象としたCochraneのレビューでは、早期の2段階治療は前歯の外傷を減らす可能性がある一方、治療終了時のほかの結果について、思春期からの1段階治療を上回る利点は確認されませんでした。これは特定の歯並びを対象とする研究で、小児矯正すべてに同じ結論を当てはめることはできません。

相談では「今治療する目的」「経過観察という選択肢」「成長後に残る課題」を確認しましょう。受け口、噛むときの顎のずれ、永久歯が生える位置などが気になる場合は、費用だけで開始・延期を決めず、まず診察を受けてください。

「早く始めるメリット」を、本人の問題に言い換える

顎の成長を生かすこと、将来の抜歯や総費用を減らすことは、どのお子さんにも共通する結果ではありません。成長期だから検討できる方法はありますが、必要な治療は歯の生え方や骨格、噛み合わせの種類で異なります。米国小児歯科学会の指針も、診断資料から優先順位と治療時期を決め、乳歯列・混合歯列・永久歯列で検討事項を分けています。

前歯をぶつけたことがある子、噛むと顎がずれる子、永久歯が予定の位置に生えてこない子では、相談したい理由が違います。担当医には「今介入した場合に期待する変化」と「観察してからでも対応できること」を分けて聞きましょう。早期治療の費用と通院を負担しても、後の2期や抜歯が不要になると約束できるわけではありません。一方、観察が適切なら、どの変化があれば再診を早めるかを決めておくことが利益になります。

将来の抜歯が必要かどうかは、永久歯の大きさと並ぶ場所、口元と噛み合わせの目標などを再評価して決めます。日本矯正歯科学会のQ&Aにも、成長や永久歯の生え方によって当初の非抜歯方針が変わる場合があると記されています。したがって「1期を受ければ抜歯を避けられる」「将来の外科治療を防げる」「総費用が下がる」を契約の根拠にしないでください。提案ごとに、今の目標、残る不確実性、次の判断時点を確認します。

続けて通えることも、医院選びの大切な条件

専門的な診断と説明に加え、通院時間、学校との両立、装置が壊れたときの対応も確認します。遠い医院が必ず優れているわけではありません。保護者だけでなくお子さま本人も、装置の使い方と治療の目的を理解できる説明があるかを見てください。

担当者の資格と、説明を受けられる体制を確かめる

日本矯正歯科学会の認定医などの資格は、研修・審査を経たことを示す参考情報です。同学会の資格者検索で担当医の氏名や資格を確認できます。ただし資格の有無だけで、お子さんに合う治療結果や費用を保証するものではありません。実際に診断を説明し、装置の調整と保定まで誰が担当するか、担当者が変わる場合の引き継ぎを聞いておきましょう。

医院を比較するときは、提示された装置名や設備の新しさだけで決めず、写真・X線写真などの資料から何を読み取り、今始める場合と観察する場合の根拠をどう説明するかを見ます。二つの提案が異なれば、手元の診断資料の写しを用意できるか、セカンドオピニオンや転院の費用・資料提供条件も確認できます。通いやすさ、緊急時の対応、費用、本人への説明を合わせて判断するのが実用的です。

「今始める」と「観察する」で提案が分かれたら

二つの医院から違う提案を受けたときは、料金だけでなく、どの問題を優先し、どの検査結果を根拠にしたかを比べます。早期に介入する案では今対応する理由と、治療しない場合の観察計画を聞きましょう。観察する案では、どの変化で治療を始めるか、開始を待つ間に注意することを聞きます。「早い方が必ず安い」「様子を見る方が必ず安全」という結論にはできません。

お子さん本人の困りごとと、家族が続けられる条件も計画に入れます。噛みづらさ、前歯をぶつけた経験、歯磨き、学校・スポーツ・楽器、装置の管理、通院の付き添いなどを伝えましょう。取り外し式の装置なら使い方の継続、固定式の装置なら清掃や破損時の対応が必要です。本人が続けにくいと分かったときは、叱って無理に使わせる前に担当医へ相談します。

矯正以外の歯科管理も費用の計画に含める

むし歯や歯ぐきの炎症があれば、矯正前や治療中に一般歯科の処置・管理が必要になることがあります。矯正医院とかかりつけ歯科医院のどちらが担当し、その費用が基本施術料に含まれるかを確認してください。装置の周りの歯磨きや学校での昼食後の対応は、お子さん本人と一緒に練習します。装置が外れた、強い痛みや腫れが出た、前歯をぶつけた場合の連絡先も聞いておきましょう。

1期だけでよいのか、将来どのような費用が必要になるのかを整理してご相談いただけます。子どもの矯正費用を相談する初診相談 5,500円(税込)/約60分

学校生活と口腔ケアを、治療計画の一部にする

取り外し式の装置では、外した後の置き場所と、学校で使わない時間の扱いを決めます。固定式では食べ物が残りやすい部分の磨き方を練習し、むし歯や歯肉の問題はかかりつけ歯科医とも共有します。スポーツでのマウスガードや、管楽器を吹くときの調整は装置の種類で異なるため、本人の活動を先に伝えてください。英国矯正歯科学会の取り外し式装置の案内にも、スポーツ、楽器、保管、破損時の連絡が扱われています。

装置を入れた直後や調整後の痛み、食べにくさには個人差があります。学校で昼食がとれないほどの痛み、装置が粘膜に当たる、強い腫れ、装置の破損があれば、次の定期診察まで我慢させず医院へ連絡します。家族が確認すべきなのは「本人が指示どおり使えているか」だけではありません。食事と歯磨きが続けられているか、困ったときに本人が相談できるかも見ます。続けにくい理由を早めに共有すれば、装置や通院計画の見直しを相談できます。

よくある質問

子どもの矯正は、1期治療の料金だけで最後まで終わりますか?

1期治療だけで終了するとは限りません。永久歯への生え替わりや成長を確認し、必要に応じて2期治療を検討します。当院の公開料金では1期・2期の基本施術料は別です。検査、調整、保定、追加装置も含めて総額を確認してください。

ミライズの小児矯正はいくらですか?

2026年9月14日に確認した公開料金の基本施術料を税込で示すと、予防矯正16万5,000円、1期治療27万5,000円、2期治療66万〜115万5,000円です。これらは治療総額ではなく、検査診断料や調整料などが別にかかります。最新の料金と個別の見積もりをご確認ください。

子どもの矯正には健康保険が使えますか?

矯正歯科治療は原則として自費診療です。ただし国が定める疾患など、保険適用の条件を満たす治療は例外となります。子どもであることや受け口であることだけでは決まらず、診断と医療機関の施設基準などの確認が必要です。

医療費控除で支払った費用は全額戻りますか?

全額戻る制度ではありません。医療費控除は一定の計算で求めた金額を所得から差し引く制度です。控除額と還付額は異なり、所得やほかの控除、納税額などによって税額への影響が変わります。

夫婦のうち、収入が高い人が子どもの矯正費用を申告できますか?

収入の高さだけで申告する人を選ぶことはできません。医療費控除は、本人または生計を一にする配偶者・親族の医療費を実際に支払った人が、要件を満たす場合に受けられます。支払い状況を確認し、不明点は税務署や税理士に相談してください。

費用と開始時期を一緒に相談する

初診で確認したいことをメモしておく

  • 歯並びや噛み合わせで本人が困っていること、前歯をぶつけた経験
  • 他院の検査結果や見積書があればその写し、これまでの歯科治療
  • 学校・習い事と両立できる通院日、転居予定、支払い方法の希望

初診では「今治療するか、まず観察するか」「1期の目標と2期を再判断する時期」「次に費用が確定する時点」を質問として残しておくと、検査後の説明を比較しやすくなります。装置や総額は診断後に個別に判断します。

表参道・南青山のミライズ矯正歯科では、歯並びだけでなく成長や生え替わりを確認して、小児矯正の進め方を検討します。初診相談では、気になる歯並び、通院の条件、費用についてお聞かせください。具体的な治療方針と総額は、必要な検査・診断を経てご説明します。

1期だけでよいのか、将来どのような費用が必要になるのかを整理してご相談いただけます。子どもの矯正費用を相談する初診相談 5,500円(税込)/約60分

参考資料

追加の参照資料:日本矯正歯科学会:患者向けQ&A(検査、転医、方針変更、保定)、米国小児歯科学会:発育期の歯列・咬合の管理(2024年改訂)、英国矯正歯科学会:患者向け資料(装置と保定)。

記事内の金額は当院の公開料金を税込換算したものであり、個別の治療総額を保証するものではありません。料金・制度は変更されることがあります。

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