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2020.07.11
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矯正歯科選びに失敗した私が教える、安心して通える矯正歯科の選び方7つのポイント
「歯並びを治したいけど歯医者が多すぎて選び方がわからない」「いい歯医者で安心して治療をうけたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
今やコンビニよりも数が多い歯医者(歯科医院)ですが、
- ・適当に選んでしまうとしっかり歯並びが治らなかった
- ・実は矯正の専門医でない先生が治療をしていた
- ・当初よりも治療費が高くついた
などトラブルになるケースが非常に多くみられます。
実際に私も学生の頃に矯正をしましたが、仕上がりに納得ができず大人になった今現在、矯正治療のやり直しをしています。当時は学生だったこともあり、よく調べもせずに選んだ結果、矯正治療がうまくいかずに非常に後悔しました。
現在、歯科衛生士としてミライズ矯正歯科で働いている経験と、当時の反省も踏まえて、矯正歯科の選び方を解説できればと思います。
結論、選び方を失敗しないためには矯正の認定医以上がいて設備が整っているかが重要です。なぜなら、矯正の認定医以上は学会の基準をクリアした矯正の専門家であり知識と技術が一定基準保証されているからです。
矯正は1度始めたら2〜3年程度はかかる長期の治療で、治療費もけっして安いとは言えません。安心して矯正を受けるためにも失敗しない歯医者(歯科医院)選びをしましょう。
この記事では矯正歯科を選ぶ時のポイントをお伝えしていきます。矯正歯科が全く分からないという方でも、この記事を読めば選ぶ時のポイントがすぐに理解できるので参考にしてください。
- 1.矯正歯科を選ぶときの7つのポイント早見表
- 1-1.矯正歯科学会の認定医以上がいる
- 1-2.矯正の診断に必要なセファログラム(頭部X線規格写真)撮影が可能(できればCT撮影もあるとなお良い)
- 1-3.複数の矯正装置を取り扱っている
- 1-4.装置のメリット・デメリットを説明してくれる
- 1-5.具体的な費用・期間を提示してくれる
- 1-6.矯正中のトラブルに対応してくれるのか
- 1-7.通いやすさ
- 2.まとめ
いざ、矯正をしたいと思っても、たくさんの歯科医院があってどこに通えば良いのか悩みますよね。そこでまずは腕の良い矯正歯科を見分けるための7つのポイントをご紹介します。
これをおさえておけば、数ある歯科医院の中から安心して矯正がうけられるが見つかるはずです。また基本的に矯正歯科では矯正相談を行っています。実際に歯科医師に歯並びやかみ合わせを見てもらい、直接話しを聞くことができます。
その時にぜひ以下の7つのポイントを意識しながら話を聞いてみてください。そうすればあなたに合った歯科医院がみつかるはずです。
【矯正歯科を選ぶときの7つのポイント早見表】
それぞれ詳しく解説していきます。
まず、矯正歯科を選ぶ時は、日本最大の矯正歯科学会である日本矯正歯科学会の認定医以上の資格を持つ歯医者さんを選ぶようにしましょう。
この認定もらうためには、5年間以上の矯正歯科についての専門的な研修を行い、学会の試験に合格する必要があります。つまりこの認定以上を持っている歯科医師は矯正の技術・知識ともに豊富であり、矯正のスペシャリストであると言えるでしょう。
ですから、まず選ぶ時は一定水準以上の技術と知識のあることが認定されている認定医以上がいるかどうか確認しましょう。自分の住んでいる地域に認定医以上がいるかは日本矯正歯科学会のホームページから確認できます。
セファログラム撮影ができる歯科医院を選ぶようにしましょう。なぜなら、このセファログラムを基に治療計画を立てるからです。通常の矯正専門の病院には必ずある機材です。
セファログラムがなくても矯正治療はできますが、確実な診断ができないため治療の質はかなり下がると言えます。
例えば、出っ歯の原因は上の顎が出ているからなのか、それとも下の顎が小さいからなのかなど詳しい診断をするのに必要です。一般歯科ではパノラマレントゲンしか置いていないところが多いので注意しましょう。
また、必須ではありませんが、このセファログラムに加えて3次元的にレントゲン撮影ができるCTが置いてある歯科医院さんを選ぶとより詳しい検査や診断ができるので安心です。
【セファログラム】
【パノラマレントゲン】
【CT】
1種類ではなく、複数の矯正装置を取り扱える先生を選ぶようにしましょう。
なぜなら、矯正装置には歯並びやかみ合わせによって向き不向きがあるからです。例えば歯のねじれが大きかったり、抜歯が必要で歯を動かす量が多いケースなどにはマウスピース型矯正歯科装置※は不向きとされています。
それにも関わらず、マウスピース型矯正歯科装置※ばかりすすめてくる歯科医やマウスピース型矯正歯科装置専門の歯科医院は他の矯正装置の知識・技術が低い可能性が高いです。歯並びやかみ合わせは人それぞれ全く違います。その人に合った適切な装置を選択しなければ矯正はうまくすすみません。また、矯正治療の途中でリカバリーが必要になった場合に他の矯正装置を使用して対応が出来ることが重要です。
治療方法が複数あるにも関わらず、ひとつの装置しか選択肢のない歯科医院ではなく、複数の矯正装置を取り扱っていて、患者さんの要望やそれぞれの矯正装置の利点欠点や特徴を踏まえて、患者さんに合った方法を提示してくれる歯科医院を選ぶようにしましょう。
※完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
事前に装置のメリットとデメリットを伝えてくれる歯科医院を選びましょう。
装置によって治療期間・費用・違和感の感じ方が異なり、それぞれの装置にメリット・デメリットが必ずあるからです。
例えば他人に矯正をしていることがばれたくない、目立たないことが第一優先であれば裏側矯正(舌側矯正)やマウスピース型矯正装置※がいいでしょう。
しかし、舌側矯正の場合は費用が最も高額になること、裏側に装置がつくので滑舌が悪くなりやすいこと、歯磨きがしにくいので虫歯や歯周病のリスクが上がるというデメリットがあります。また、マウスピース型矯正装置※は意思を強く持ち、決められた装着時間を守れないと上手く治療が進まないことなど、それぞれのメリットだけでなくデメリットを理解し、納得した上で治療をすすめていくことが大事です。
※完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
【装置のメリット・デメリット早見表】
具体的な矯正治療費の内訳と治療期間を教えてくれる歯医者を選びましょう。矯正治療は装置の費用の他に追加費用が発生することが多いです。
例えば、矯正中は月に1回程度は通院する必要があり、その度に調整料や再診料として費用が発生します。また、この月に一度の調整料も医院によって5000円や8000円だったりと様々です。
医院によって料金設定が異なるため必ず具体的な料金を確認しましょう。さらにそれに合わせて治療期間も確認しましょう。日本矯正歯科学会の認定医以上であれば、お口の中をみればおおよその治療内容や期間を教えてくれます。また装置の故障による交換や補助器具の使用などで追加費用がかかるケースもあります。
「何にどれだけかかるか」というのを事前にきちんと確認することが大切です。
矯正中は装置の一部が外れてしまったり、慣れるまでトラブルがつきものです。そんな時にすぐに対応できる歯科医師または歯科衛生士がいる歯科医院を選ぶと安心でしょう。
担当医が常勤であればなおいいですが、矯正の知識がある歯科衛生士やスタッフが在籍しているのかも確認しましょう。
本記事では矯正歯科の選び方のポイントについてお話しさせて頂きました。
一度始めたら長い付き合いになるのが矯正治療です。冒頭でもお話ししましたが、私は過去に矯正歯科選びで失敗しています。そうならないようにこの記事でお伝えした7つのポイントを意識して探してみてください。そうすれば安心して通える歯科医院が見つかるはずです。
本ブログを運営するミライズ矯正歯科南青山でも、矯正について相談に乗ることが可能ですのでお気軽にご連絡ください。
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みなさまの矯正歯科の施術がより良い方向に進みますように。心から願っております。