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2023.06.19

ブログ

顎変形症の手術で後悔する理由は3つ:後悔しない病院選びのコツを紹介

あごの骨格形成に異常をきたす、顎変形症(がくへんけいしょう)。

噛み合わせが悪くなったり、顔貌(かおかたち)のバランスが崩れたりと、さまざまな問題を引き起こします。

歯の矯正治療のみでは完治が難しい場合は、手術が最も有効です。骨の大きさ・位置・バランスなどをはじめとした「骨格のズレ」を、手術で調整します。

しかし、「手術であごの骨を切る」と聞くと、「怖い」「痛そう」など、不安に思うこともあるでしょう。

「手術による顔の変化に戸惑うのではないか」と、心配される患者様がいらっしゃるのも事実です。

とはいえ、症状の主な原因が「骨格のズレ」にある場合、手術をしなければ不調に悩まされ続けることになります。

今回は、顎変形症の患者様が抱えやすい「矯正手術へのお悩み」をテーマに、「手術で後悔しないためのポイント」を解説します。

 

この記事でわかること

  • ・顎変形症の症状・種類・流れ・費用について
  • ・顎変形症を大学病院・美容外科で治療するメリット・デメリット
  • ・顎変形症を治療できる数少ない歯科医院「ミライズクリニック」とは

 

 

目次

 

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1.顎変形症の手術で後悔する主な原因3つ

「顎変形症 手術」と検索すると、治療に関するさまざまな情報が出てきます。中には、知識がないまま手術を受けてしまい、「後悔した」と感じている人もいるようです。

顎変形症の手術で「後悔するかどうか」の線引きは、どこで決まるのでしょうか?

今回は、手術で後悔する主な原因3つを解説します。

 

1-1.【後悔その1】顔の変化が受け入れられなかった

顎変形症の手術で顔の変化が起こり、その変化を患者様が受け入れられなかったケースです。

見た目の変化に対する期待が大きかったり、想定していた顔の変化と違ったりした場合に感じることが多いようです。

歯科医院主導の元で行われる治療の場合、手術後の歯並び・噛み合わせの改善が目的です。そのため、美容整形並みの変化を期待すると、「思った姿とは違う」とギャップを感じるケースがあるのです。

当院で治療を受けた患者様の様子については、当サイト「【歯科医師監修】顎変性症は手術が必要? 顔の変化と医療機関の選び方を解説」をご覧ください。術前・術後の写真を掲載しております。

噛み合わせ・歯並びを重視すれば、美容目的の手術でなくても審美性を追求できることがお分かりいただけます。

また、顎変形症手術で鼻の広がりを懸念される患者様もいらっしゃるのではないでしょうか。

顎変形症手術による鼻の変形や対策については、当サイト「顎変形症手術で鼻は広がる?変形する理由や対策方法を紹介」で紹介しています。

 

1-2.【後悔その2】手術後のダウンタイムや後遺症が辛かった

手術による痛み・腫れのほか、口周りの感覚麻痺などが想定よりも長引いたケースです。

術後の経過によっては、1カ月が経過しても後遺症が続く可能性があります。痺れや感覚麻痺などの後遺症は、術後1年以内に改善されるケースが一般的です。

術後1カ月でどのような変化が起こるのか、当院で手術を受けた患者様の様子を紹介します(※)。

 

術後1カ月後の変化

  • ・傷口は完全に塞がり、痛みも感じない
  • ・日常生活に支障はないものの、大きく口を開けづらいや、未だに腫れが残っている感覚がある

 

一方で、ここ数年で定着したマスク生活により、「術後の経過を周囲に知られることなく過ごせた」というお声も寄せられています。

※あくまでも一例であり、実際の症状や術式によって感じ方に個人差がある

 

1-3.【後悔その3】手術前後の矯正期間が長かった

顎変形症は、手術と歯の矯正をセットで行う治療が一般的です。

術前矯正・手術・術後矯正の順番に治療する場合は、完治までに2〜3年ほどの期間を要します。

実際のところ、「治療期間が長い」と感じる患者様がいらっしゃるのも実情です。

こうした「早期社会復帰」を望む患者様の増加により、近年では「サージェリーファーストアプローチ(保険適用外)」が注目されています。

術前矯正治療を省略できる(※)ため、治療期間を大幅に短縮できるメリットがあります。

詳しくは後述の「Q8【サージェリーファーストアプローチとは何ですか?】」をご覧ください。

※症状によっては、手術前に最低限の矯正治療を行うケースもある

 

2.顎変形症の種類と症状について

顎変形症とは、あごを形成する骨格に異常が見られる状態のことです。発症の原因は未だに解明されていないものの、遺伝的な要素が大きいとされています。

顎変形症の種類と、主な症状については以下の通りです。

 

顎変形症の種類

1.下顎前突症(かがくぜんとつしょう)

「受け口」とも呼ばれる。

下あごが前に出ており、いわゆる「しゃくれ」が目立つ状態。

上の歯よりも下の歯が前に出ているケースもある。

 

2.下顎後退症(かがくこうたいしょう)

あごが後ろに引けている状態で、下あごが極端に小さいケースもある。

口呼吸が発症原因の1つともいわれている。

 

3.上顎前突症(じょうがくぜんとつしょう)

上あご・上の前歯が前に飛び出ている状態。

いわゆる「出っ歯」の症状として、悩みを抱えている患者様も多い。

 

4.上顎後退症(じょうがくこうたいしょう)

上あごの骨が後ろに引っ込んでいる状態。

怒っているような表情に見えたり、横顔の輪郭が三日月のようにへこんで見えたりする。

 

5.下顎・上顎側方偏位(かがく・じょうがくそくほうへんい)

あごの骨格異常により、顔面が左右どちらかに曲がって見える状態。

片方のあごが横にズレているケースや、上あご・下あごの両方がズレているケースもある。

 

6.ガミースマイル

口角を上げたときに歯ぐきが目立って見える状態。

主な原因として「上唇の過緊張」「上あごの骨格異常」が挙げられる。

 

顎変形症の種類・症状については、当サイト「顎変形症の治療法や費用、病院選びのコツを歯科矯正医師が徹底解説」で詳しく解説しています。

 

 

3.顎変形症の診断から手術までの流れ

顎変形症の手術は突然始まるわけではなく、問診・検査・診断・矯正・手術など、段階ごとに分けられています。

顎変形症の診断から手術までの一般的な流れは、以下の通りです。

 

顎変形症の診断から手術まで

  1. 1.顎変形症の検査を受ける
  2. 2.手術前に矯正治療を受ける
  3. 3.矯正治療が完了したら手術に向けて再度検査・診察を受ける
  4. 4.手術直前に歯・口内のケアを受ける
  5. 5.顎変形症の手術を受ける
  6. 6.手術後に矯正治療を受ける
  7. 7.術後の歯並びを安定させる装置を装着する
  8. 8.希望に応じてプレートの除去手術を受ける(※)

※顎変形症の手術から1年以上が経過してから行う

 

術前・術後の矯正期間を含めると、完治までの平均期間は2〜3年ほどです。

顎変形症の治療は時間がかかるイメージがありましたが、近年では「早期社会復帰」「治療期間の短縮」が求められています。

こうした患者様のご希望に応えるべく、手術前の矯正治療を行わない「サージェリーファーストアプローチ(SF)」を選択できる医療機関も増えてきました。

全額自己負担とはなりますが、治療期間を短縮できることや、自由度の高い治療を受けられることがメリットです。

「サージェリーファーストアプローチ(SF)」の詳細については、当サイト「顎変形症の治療法や費用、病院選びのコツを歯科矯正医師が徹底解説」の記事をご覧ください。

 

 

4.顎変形症の手術で起こりうるリスクとは

顎変形症の手術は、骨を切る大掛かりな手術です。

全てのケースに該当するわけではありませんが、手術によるリスクがあることも把握しておきましょう。

術後に起きる変化やリスクについて、それぞれ解説します。

 

4-1.術後に起こる顔の腫れや痛み

顎変形症の手術は、全身麻酔が必要な大掛かりなものです。口内を切開して骨を切るので、術後の腫れや痛みは避けられません。

しかし、術後の痛みに関しては、痛み止めを服用すれば十分に対処できるケースがほとんどです。痛みに敏感な人は、手術前に相談しておくことをおすすめします。

なお、顔の腫れに関しては、術後1カ月を過ぎても感じている患者様もいらっしゃいます。

日常生活に支障が出ない範囲ではあるものの、術後から数カ月は腫れが続くケースがあることも知っておきましょう。

 

4-2.鼻の変形

骨格を矯正する顎変形症手術は、顔に変化が起こりやすい治療です。

骨の歪み・へこみ・出っ張りを改善できる一方で、患者様の希望とは違った顔の変化が起こる可能性もあります。

手術のリスクを知らずに後悔した例として、「鼻の変形」が挙げられます。

これだけを聞くと、「あごの手術なのに鼻が変形するのはなぜ?」と思われるかもしれません。

鼻の形が変化する主な理由は、手術による「上あごの移動」です。

上あごが移動することで鼻の鼻翼(小鼻)にあたる骨も動き、鼻が横に広がったり、鼻尖(鼻先)が上を向いたように見えてしまうのです。

こうした患者様の不安を低減するため、近年では鼻の変形を防ぐ術式が考案されました。

上あごの手術を受ける際は、鼻の変形に関してどのような対策をとっているのか、確認しておくとよいでしょう。

鼻が変形する原因や対策については、当サイト「顎変形症手術で鼻は広がる?変形する理由や対策方法を紹介」で紹介していますので、是非ご覧ください。

 

4-3.耳鳴りや耳の痛み

はっきりとした原因は分かっていないものの、上あごの手術を受けた患者様の多くが「耳鳴り」「耳の痛み」を感じています。

理由として、「術後に起きる傷口の炎症が、上あご付近の耳管(※)に影響を及ぼしている」可能性が考えられます。

上あごの炎症が落ち着けば、耳の不調も治まってくるケースがほとんどです。

稀なケースですが、炎症が落ち着いた後も耳の不調が続くことがあります。あまりにもひどい場合は、耳鼻科の受診を推奨しています。

※鼻と耳をつなぐ管

 

4-4.進行性下顎頭吸収(PCR)の発症

「進行性下顎頭吸収(しんこうせいかがくとうきゅうしゅう)」とは、下あごの骨が変形し、骨の面積が減少し続ける病気のことをいいます。

進行性下顎頭吸収(PCR)の特徴は、以下の通りです。

 

進行性下顎頭吸収(PCR)の特徴

  • ・前歯が噛み合わない「開咬」が起き、奥歯に過度な負担がかかる
  • ・痛みや歯周炎を引き起こす場合があり、将来的に奥歯が抜け落ちる可能性がある
  • ・下顎頭が吸収している側の下あごが奥に引っ込んだように見え、顔面が非対称の状態になる

 

下あごへの強い圧迫・けん引力などが原因だとする説もありますが、根本的な原因は解明されていません。

術後の経過観察で早期発見は可能ですが、具体的な治療方法は確立されていない状況です。

進行性下顎頭吸収の治療方法を確立すべく、ミライズクリニックでは「再生医療」の研究を進めています。

日本初の試みともいえる研究ですが、「患者様の不安を少しでも取り除きたい」と、厚生労働省の許可も取得しました。

 

 

5.顎変形症手術を受ける前に知っておくべきこと

顎変形症の治療で後悔しないためには、手術に関する知識を深めておくことが重要です。

気になる顔の変化や治療費用など、手術を受ける前に知っておくべきことを解説します。

 

5-1.顎変形症の手術は保険適用が可能

保険治療が可能な「保険医療機関(※)」で受診すれば、治療費の保険適用が可能です。

とはいえ、ケースによっては保険診療の基準の適応外と診断されてしまう場合もありますので注意しましょう。

顎変形症の手術で保険を適用するには、術前矯正・手術・術後矯正の順番に治療することが条件です。

一般的な3割負担の場合、手術費用の相場は40万円前後です。術前・術後矯正を含めると、60〜100万円前後の自己負担となります。

なお、前述で紹介した「サージェリーファーストアプローチ(SF)」の場合は、保険適用外の全額自己負担となります。

保険適用外の場合は、手術費用が120〜300万円ほどで、矯正治療の費用を含めると総額180〜430万円前後が相場です。

保険適用の場合と金額が大きく異なりますが、「早期社会復帰を望める」「矯正装置の選択が可能」など、自由度の高い治療が魅力です。

お近くの保険医療機関を知りたい場合は、当サイト「矯正歯科が保険診療の対象になる医療機関を一般公開!」で検索できますので、ぜひご利用ください。

※​​国の定める施設基準を満たし、地方厚生(支)局長に届け出をした医療機関のこと

 

5-2.手術の対象年齢は「顎の骨の成長が終わる頃」が目安

手術の対象年齢は骨の成長が終わる16〜17歳頃が目安です。男性の場合は17歳、女性の場合は16歳以降を推奨しています。

体の成長時期に手術してしまうと、治療しても骨格や歯がズレる可能性があるのです。

手術の対象年齢に関しては、当サイト「顎変形症の治療法や費用、病院選びのコツを歯科矯正医師が徹底解説」でも解説しています。

 

5-3.医療機関・医師によって技術の違いがある

顎変形症の手術は医師の技術力が問われる難しい手術です。

医療機関や医師によって技術の差が生まれる理由には、以下のような背景があります。

 

医療機関や医師によって技術が左右される理由

  • ・外からは確認しにくい口の中を切る必要があり、手術の難易度が高い
  • ・CT(レントゲン)画像だけを頼りに手術するため、経験・技術が求められる
  • ・口内(特に上あご)は神経が集中しており、失敗が許されない

 

顎変形症の手術は非常に繊細で、信頼できる病院を選べるかどうかが非常に重要です。

手術で後悔しないためにも、「顎変形症の治療に特化した医療機関」で受診することをおすすめします。

高い技術を持つ医師がいるかどうかを判断するには、年間あたりの症例数を知る必要があります。年間で数十件ほどの症例数があり、手術前後の様子が分かる写真が掲載されている医療機関であれば、より信頼できるでしょう。

 

5-4.手術は全身麻酔で行う

顎変形症の手術は局所麻酔ではなく、全身麻酔で行います。

患者様の意識がない状態で手術するので、手術中に痛みを感じることはありません。とはいえ、ケースによっては大量出血の可能性もある大掛かりな手術です。

全身麻酔に関する術前検査や麻酔科医師による診察を行い、「本当に手術が必要かどうか」を慎重に判断する必要があります。

 

5-5.手術によって顔の変化が起こる

顎変形症の手術は骨を切って骨格を整えるため、見た目に変化が起こります。

骨の長さ・位置・大きさなどを調整するので、顔の変化は避けられないことです。患者様にとって「手術による顔の変化」は、大きな不安材料の1つといえるでしょう。

「見た目を変えたい」という強い思いから、美容整形外科での治療を選択する患者様もいらっしゃるのも事実です。

しかし、美容目的の手術でなくても、審美性を追求できることは知っていますか?

歯並び・噛み合わせの改善を目的とした手術なら歯の機能性・安全性を重視しながら骨格を整えることが可能です。

実際に当院で治療を受けた患者様の変化については、当サイト「【歯科医師監修】顎変性症は手術が必要? 顔の変化と医療機関の選び方を解説」で紹介しています。

 

5-6.歯の機能性・安全性を重視した手術を行う

歯科医師主導の顎変形症手術を受ける場合、医師は歯の機能性・安全性を重視します。あくまでも、骨格のズレ・骨の歪みを矯正することが目的であるためです。

美容面に特化した手術ではないので、必ずしも「理想通りの自分が手に入る」わけではありません。

歯科医師の立場からすると「美容面ばかりを追求した顎変形症手術」こそ、注意が必要です。

近年、審美性を追求しすぎた結果、噛み合わせが悪くなり「ものが全く噛めなくなった」というトラブルが多発しています。

見た目が整ったとしても、歯の機能性・安全性が失われては本末転倒です。手術を検討する際は、「歯科治療に特化した医師」がいる医療機関を選び、トラブルを回避しましょう。

 

5-7手術による治療にも限界がある

顎変形症の手術により、骨の長さ・大きさ・位置などのバランス調整が可能です。しかし、口内は神経・血管が集中しており、手術の適用範囲が限られています。

ケースによっては、患者様のイメージ通りに治療できない可能性があることもご承知おきください。

 

5-8.手術後も治療やリハビリが続く

顎変形症の治療は「手術を受けたら終わり」ではなく、手術後も矯正治療やリハビリが必要です。

手術では歯の土台となる骨(骨格)を調整し、矯正治療で歯並びや噛み合わせを改善します。手術と矯正治療を組み合わせることで、顎変形症の完治を目指せるのです。

また、矯正治療を始めるタイミングで「口腔筋機能療法(リハビリ)」を始めるケースもあります。

手術によって噛み合わせや舌の位置が変わるので、筋肉を正しく動かせるように練習する必要があります。

具体的なリハビリの内容は以下の通りです。

 

主なリハビリ内容

  • ・舌、唇、咀嚼筋など、口周りにある筋肉の機能改善を目指す訓練
  • ・平常時に唇や舌を正しい位置に戻す訓練
  • ・咀嚼・嚥下(※)・発音・呼吸を正しく行う訓練

 

リハビリの間は月に1回程度の通院が必要となり、約1年ほど訓練を行うのが一般的です。

※食べものを咀嚼して飲み込むこと

 

5-9.入院する必要がある

顎変形症の手術を受ける際は、10日〜3週間ほどの入院が必要になります。入院期間が長いため、早期社会復帰を望む患者様が多いのが実情です。

なお、ミライズクリニックなら術後から約24時間で帰宅でき、ご自宅とクリニック間で遠隔対応も可能です。

「仕事やプライベートに影響が出にくい」と、遠方から来院される患者様もいらっしゃいます。

当院の詳細については、当サイト「顎変形症の治療法や費用、病院選びのコツを歯科矯正医師が徹底解説」をご覧ください。

 

 

6.顎変形症の手術を受けるメリット

顎変形症の手術には、以下のようなメリットがあります。

 

顎変形症手術のメリット

  • ・骨格のズレを矯正でき、顔貌(かおかたち)を整えられる
  • ・口内を切開するので、手術痕が残らない
  • ・噛み合わせが改善され、歯の負担が減る
  • ・咀嚼しやすくなり、食事がスムーズになる
  • ・発音や滑舌が改善される

 

日常生活に支障が出るほどの症状であれば、手術による治療をおすすめします。

特に、噛み合わせ・発音・滑舌など、骨格のズレが原因で起きる症状の場合、矯正治療のみでは改善が難しいためです。

完治を目指すのであれば、手術を受けることも検討してみましょう。

 

 

7.顎変形症の手術を先延ばしにするデメリット

手術の必要性が分かったとしても、つい症状を放置してしまうこともあるでしょう。
しかし、将来的に考えると顎変形症の放置は危険です。

手術を先延ばしにした場合、以下のようなデメリットが生じる可能性があります。

 

手術を先延ばしにするデメリット

  • ・噛み合わせが悪くなり、食事がしづらくなる
  • ・口の開閉に不便さを感じる
  • ・顎の関節の痛みや違和感が続く
  • ・骨格のズレが将来的なシワやたるみの原因になる
  • ・気道が狭まり、睡眠時無呼吸症候群のリスクが上がる

 

噛み合わせが悪化すると、食事や口の開閉がしにくいなど、日常生活にも大きく影響します。
手術するまで痛みや違和感が続くケースもあるので、早めの治療がおすすめです。

顎変形症を放置するリスクについては、当サイト「【歯科医師監修】顎変性症は手術が必要? 顔の変化と医療機関の選び方を解説」でも詳しく解説しています。

 

 

8.【現役歯科医師監修】顎変形症手術で後悔しない病院選びのコツ

顎変形症を治療できる場所として、美容整形外科・大学病院・歯科医院など、さまざまな医療機関があります。

手術で後悔しないためには、どの医療機関が適しているのでしょうか。

現役歯科医師が、病院選びのコツを紹介します。

 

8-1.美容面ばかりを追求する医療機関は避ける

近年、費用の安さと美容面の追求により、国外の病院で手術を受ける患者様が増加しています。

しかし、それと同時に「手術を受けたら全く噛めなくなった」というトラブルも多発しています。

「見た目を変えたい」と審美性ばかりを追求した結果、歯の機能性や安全性が疎かになってしまうのです。

ものが噛めない状態になった場合、歯科医院や大学病院などで再度治療を受け直すことになります。

理想の姿を手に入れたとしても、健康な歯を失ってしまっては意味がありません。手術で骨格を整えれば、美容目的でなくても審美性の追求は可能です。

手術で後悔しないためにも、審美性・機能性・安全性の3つを重視した医療機関を選びましょう。

 

8-2.症例数が多い医療機関を選ぶ

顎変形症の手術は、神経や筋肉が集中している口の中で行います。それゆえに、医師の技術に左右される部分が大きいのが現状です。

CT(レントゲン)画像だけを頼りに手術するので、症例数が多い経験豊富な医療機関を選ぶようにしましょう。

病院選びのポイントは、「治療前・治療後の様子を写真で紹介しているかどうか」です。複数の症例を紹介している病院であれば、より安心です。

 

8-3.顎変形症の治療に特化した医療機関で受診する

病院選びで迷ったときは、歯科治療の専門医がいる医療機関がおすすめです。

手術は医師の技量に左右される部分が大きく、これまでの経験と技術が求められるためです。

また、大学病院や歯科医院であれば、保険診療が受けられます。比較的高額になりやすい手術費用を抑えられるので、金銭的な負担も軽減できます。

顎変形症の治療で大切なことは、患者様自身が「歯を大切に扱う必要がある」ということです。

「見た目を変えられるなら差し歯でもよい」と安易に判断せず、ぜひお近くの歯科医師にご相談ください。

治療費の保険適用に関しては、前述の「5-1.顎変形症の手術は保険適用が可能」でも解説しています。

 

 

9.手術の目的・治療費は医療機関によって異なる

顎変形症の手術は、大学病院・総合病院・美容整形外科などで受けられます。大きな違いとして、手術の目的・治療費などが挙げられます。

各詳細については、以下の通りです。

 

大学病院・総合病院の特徴

  • ・手術で骨格を整え、噛み合わせ・歯並びの改善を図ることが目的
  • ・保険診療が可能だが、治療内容によっては全額自己負担となる

美容整形外科の特徴

  • ・骨格を矯正し、顔貌を整える(差し歯を使用することもある)
  • ・保険は適用されず、全額自己負担のみ

 

保険適用外というデメリットはあるものの、美容目的で手術を受けたい場合は「美容整形外科」が適しています。

とはいえ、美容面を追求しすぎた結果、「ものが全く噛めなくなった」というトラブルも散見されます。病院選びは慎重に行いましょう。

歯の機能性・安全性を重視するのであれば、歯科医師主導の元で手術を行う大学病院や総合病院での治療がおすすめです。

噛み合わせや歯並びの改善を目的としているため、自分の歯を残しながら完治を目指せます。

また、手術で骨格を正しく矯正できれば、美容目的の手術でなくても審美性を追求できます。

手術による顔の変化については、当サイト「顎変形症の治療法や費用、病院選びのコツを歯科矯正医師が徹底解説」をご覧ください。

実際に当院で手術を受けた患者様の様子を掲載しています。

 

 

10.顎変形症の手術で用いられる術式について

顎変形症の手術は、骨の形状や症状によって適した術式があります。主な術式は、以下の通りです。

 

顎変形症手術で使用される主な術式

 

  • 1.ルフォーI型骨切り術(上顎骨切り術)

縦方向に成長した上あごの骨を切る術式。上あごの骨を水平に切って、骨の長さや位置を調節する。

 

  • 2.SSRO(下顎枝矢状分割術)

下あごの骨を前方・後方に移動させる術式。前歯が噛み合わない「開咬」や、下顎前突症の治療に適している。

 

  • 3.分節骨切り術(歯槽骨切り術)

前から4番目・5番目に生えている上下の歯を抜歯し、歯ぐきの骨を切る術式。​抜歯でできたスペースの分だけ、骨を後方に移動できる。

 

  • 4.オトガイ形成術

「オトガイ」とは、下あごの先端部分のこと。オトガイを下あごから切り離し、前方・上方に移動させることで長さを調整する。

 

顎変形症の手術で用いられる術式については、当サイト「顎変形症の治療法や費用、病院選びのコツを歯科矯正医師が徹底解説」で詳しく解説しています。

 

 

11.顎変形症の治療に特化した歯科医院「ミライズクリニック」

ミライズクリニックは顎変形症の治療に特化した、数少ない民間歯科クリニックです。

顎変形症手術を専門とする歯科医師が常駐しているのが特徴です。症例数は年間で約50症例と、地方の大学病院にも引けを取らないほどの実績があります。

歯科医院で手術を受けられるので、患者様からは「歯科医院で治療できるのは安心」といったお声も数多く寄せられています。

当院の主な特徴は、以下の通りです。

 

ミライズクリニックの特徴

  • ・顎変形症の治療に特化した専門医が常駐している
  • ・院内に手術室を完備しており、最新の医療機器で手術が可能
  • ・手術から24時間後には帰宅できる
  • ・歯の機能・安全・審美性の全てを重視している
  • ・保険診療・自由診療のどちらも対応している
  • ・一般的な美容整形外科の半分ほどの費用で治療できる(自由診療の場合)

 

当院では、早期社会復帰を望まれる患者様にお応えするため、「サージェリーファーストアプローチ(SF)」にも対応しています。

保険適用外とはなりますが、治療期間の大幅な短縮が可能です。

ミライズクリニックの詳細については、当サイト「顎変形症の治療法や費用、病院選びのコツを歯科矯正医師が徹底解説」をご覧ください。

 

 

12.顎変形症の手術に関するよくある質問

顎変形症の手術に関する、よくある質問をまとめました。

患者様の疑問を、現役歯科医師が解説します。

 

Q1【顎変形症の手術で後遺症は残りますか?】

手術後に想定される後遺症は以下の通りです。

 

  • 顔の腫れ
  • 口元の痺れ・感覚麻痺
  • 鼻の変形
  • 大きく口が開けづらい

 

「顔の腫れ」「痺れ」などの後遺症は、術後から1年以内に解消されるケースがほとんどです。

鼻の変形に関しては、上あごの手術を行った際に、鼻翼(小鼻)が広がる可能性が考えられます。

鼻の変形を防ぐ術式も開発されているので、心配なときは受診時に相談してみましょう。

 

Q2【顎変形症の手術で顔が変わるのが不安です】

顎変形症の手術は骨格のズレを矯正するため、顔全体や口元に変化をもたらします。

顎変形症で悩んでいる患者様にとって、「顔の変化を受け入れられるかどうか」は非常に大きな問題です。

当院では、歯の機能性・安全性はもちろんのこと、審美性も重視しています。

噛み合わせや歯並びの改善が目的ではありますが、美容目的でなくても審美性を追求できるのです。

骨格が整えば、長年気になっていた骨のへこみ・出っ張りなどの改善が期待できるでしょう。

当サイト「【歯科医師監修】顎変性症は手術が必要? 顔の変化と医療機関の選び方を解説」では、実際に当院で手術を受けた患者様の変化を紹介しています。

また、当サイト「顎変形症手術で鼻は広がる?変形する理由や対策方法を紹介」では、顎変形症手術で鼻が変形する理由や対策方法を解説しています。

「顎変形症手術で顔に変化は起こる?」「鼻の変形を防ぐ対策方法はあるの?」といった、患者様の疑問にお答えしていますので、ぜひご覧ください。

 

Q3【手術後に行う矯正とリハビリについて教えてください】

手術後に行う矯正を「術後矯正治療」といいます。

術後矯正治療では、手術で整えた歯の土台(骨格)をベースに、歯並びや噛み合わせなどを調整します。治療期間の目安は1年前後で、月に1回ほどの通院が必要です。

また、「口腔筋機能療法」と呼ばれるリハビリを術後矯正と並行して行うケースもあります。

具体的には、口周りにある筋肉の機能改善を図ったり、舌や唇を正しい位置に戻したりする訓練です。

リハビリについては前述の「5-8.手術後も治療やリハビリが続く」で、詳しく解説しています。

 

Q4【手術以外で顎変形症を治せますか?】

症状が軽度であれば、歯の矯正でも治療は可能です。

しかし、骨格のズレや骨の歪みが原因の場合は、手術による治療が必要となるでしょう。

 

Q5【治療期間はどれくらいですか?】

個人差はありますが、術前・術後の矯正期間を含めると、完治まで2〜3年が一般的です。

近年では、治療期間を大幅に短縮できる「サージェリーファーストアプローチ(SF)」も注目されています。

最大の特徴は、手術前の矯正治療を必要としないことです。1年前後で完治を目指せるほか、術後の早期社会復帰も期待できます。

 

Q6【顎変形症の手術にかかる費用について教えてください】

顎変形症の手術費用は、保険が適用できるかどうかで大きく変わってきます。

保険診療の場合、3割負担で40万円前後が相場です。一方、自由診療の場合は120〜300万円ほどが相場です。

このほか、術前・術後矯正治療に関する費用も必要になります。詳しくは「5-1.顎変形症の手術は保険適用が可能」をご覧ください。

 

Q7【手術から帰宅までの流れを教えてください】

手術から帰宅までの流れについては、以下の通りです。

  1. 1.手術直前に歯石の除去・ブラッシングなど、歯のケアを受ける
  2. 2.手術室に入り、患者様の氏名を確認
  3. 3.全身麻酔をかけ、治療計画に基づいた顎変形症手術を行う
  4. 4.顎間固定(※1)を行い、安静に過ごす
  5. 5.翌日に採血・レントゲン検査・傷口の消毒を行う
  6. 6.口内の洗浄方法・自宅での過ごし方の指導を実施
  7. 7.帰宅許可が下りたら次回の予約を取り、帰宅

 

顎変形症に関する治療の流れについては、当サイト「顎変形症の治療法や費用、病院選びのコツを歯科矯正医師が徹底解説」でも解説しています。

 

Q8【サージェリーファーストアプローチとは何ですか?】

サージェリーファーストアプローチ(SF)は、手術・術後矯正の順に治療する方法です。

「手術先行型顎移動術」や「アーリーサージェリーアプローチ(ES)」と呼ぶこともあります。

従来は術前矯正・手術・術後矯正の順番ですが、サージェリーファーストアプローチの場合は術前矯正なしで完治を目指せます。

結果として、治療期間全体を短縮できるのです。

全額自己負担とはなりますが、早期社会復帰を目指せることから、近年注目されている治療法です。

サージェリーファーストアプローチの詳細については、当サイト「顎変形症の治療法や費用、病院選びのコツを歯科矯正医師が徹底解説」をご覧ください。

 

Q9【手術ではなく歯の矯正のみで治療できませんか?

結論から述べると、軽度の顎変形症であれば、矯正のみでも治療可能です。

しかし、これは手術を必要としない場合に限ってのことです。骨格にズレ・歪みが生じているケースでは、手術で骨を矯正しない限りは根本的な解決ができません。

とはいえ、手術に対する恐怖心や抵抗感により、あえて矯正治療のみを受ける患者様もいらっしゃいます。

患者様がどこまでの治療を望まれるかによって、判断するとよいでしょう。

 

 

13.顎変形症の手術で後悔したくない方へ

ここまで、顎変形症の手術で後悔しないためのポイントを紹介しました。手術で後悔しないためには、「信頼できる病院と出会えるかどうか」が非常に重要です。

顎変形症の治療に特化したミライズクリニックは、歯の審美性・機能性・安全性を集約した、数少ない民間歯科医院といえるでしょう。

歯科治療のプロとして、「歯の機能性・安全性を重視すれば、自然と審美性も高まる」と自負しています。

近年は「美容面を追求しすぎた結果、健康な歯を全て失ってしまった」というトラブルも多く、顎変形症手術の在り方に危機感を抱いています。

「顎変形症手術で後悔したくない」「顎変形症を治療したいけど病院選びに迷っている」。
このような患者様にこそ、ミライズクリニックでの治療がおすすめです。

顎変形症でお困りの際は、ぜひ当院までご相談ください。

監修:矯正歯科医 富田大介(当院長)

 

 

 

 

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