お知らせ・お役立ち情報
NEWS & TOPICS
2026.06.22
ブログ
インビザラインとは?費用の総額・欠点・向かない歯並びを解説

インビザラインは、透明で取り外しできるマウスピース型の矯正装置を交換しながら歯を動かす治療システムです。目立ちにくく、食事や歯磨きの際に外せる一方、装着時間の管理が必要で、すべての歯並びに同じように使えるわけではありません。
当院の公開料金では、インビザラインの基本施術料は税込115万5,000円です。検査や保定などは別途かかるため、この金額を治療総額と考えないことが大切です。
「ワイヤーを使わず治せるのか」「安いプランと何が違うのか」「毎日の生活で続けられるのか」。装置の名前だけでは判断しにくい点を、費用・適応・生活上の負担に分けて説明します。
歯並びと噛み合わせを確認し、マウスピース矯正が適しているか、ほかの方法も含めてご相談します。矯正方法と費用を相談する
1. インビザラインとマウスピース矯正の違い
「マウスピース矯正」は、取り外しできる透明な装置などを用いる矯正方法の呼び方です。インビザラインはその一つの治療システム・製品名であり、マウスピース矯正すべてがインビザラインというわけではありません。
歯科医師が検査・診断を行い、歯の移動を計画します。歯の表面に付ける小さな突起である「アタッチメント」、顎間ゴム、歯と歯の間の幅を調整するIPRなどを必要に応じて組み合わせます。透明なマウスピースをはめるだけで、すべての治療が完結するとは限りません。
IPRは歯の隣接面のエナメル質を調整してスペースをつくる処置です。必要性や量、注意点は事前に説明を受けましょう。追加処置の有無は、装置のブランドではなく個別の治療計画で決まります。
2. インビザラインの費用はいくら?基本施術料と総額を分けて確認

部分矯正と全体矯正では治療の範囲が異なり、表示価格だけの比較はできません。また、装置代に検査・調整・追加アライナー・保定がどこまで含まれるかも医院や契約で異なります。
ミライズの公開料金を税込で整理
以下は2026年9月14日時点の料金ページの税別価格に、消費税10%を加えた金額です。自由診療の料金であり、必要な処置は診断によって変わります。
| 項目 | 税込金額・確認点 |
|---|---|
| 初診相談予約料 | 5,500円 |
| 検査診断料 | 66,000円 |
| インビザラインの基本施術料 | 1,155,000円 |
| インビザライン+ワイヤーのハイブリッド治療 | 基本施術料1,485,000円。インビザライン単独の料金とは別の治療選択肢です。 |
| 保定装置料(リテーナー) | 1個27,500円。必要な種類・個数を確認してください。 |
| インビザラインの調整・チェック料 | 公開料金表では無料。ただし他院連携外科症例は1回8,800円と記載。保定装置のチェックや経過観察は別途料金がかかります。 |
総額を考えるための計算例
初診相談5,500円+検査診断66,000円+基本施術料1,155,000円+保定装置27,500円×2個=1,281,500円(税込)
これは上記4項目だけを、保定装置2個と仮定して合計した例です。個別の治療総額を確約するものではありません。抜歯、補助装置、追加処置、再作製、保定中のチェックなどは、必要性と費用を別途確認します。
料金表の「3年保証」という表示についても、起算日、追加装置の対象、回数や条件、保証外となる費用を契約前に確認してください。保証期間は、歯が動く期間や治療完了を保証する数字ではありません。
部分矯正の価格は、対象となる歯や装置を確認して比較します。当院の料金ページの「部分矯正」という区分を、そのままインビザラインの特定プランの料金と読み替えることはできません。
3. インビザラインのメリットと欠点:生活で続けられるかを考える
目立ちにくいが、装置が全く見えないわけではない
マウスピースは透明で、外して食事や歯磨きができます。一方、アタッチメントや顎間ゴムが見える場合もあります。接客や撮影などで見た目が気になる場合は、使用する補助装置も含めて確認しましょう。
通常1日20〜22時間の装着が必要
メーカーの使用説明書では通常1日20〜22時間の装着が示されています。実際の装着時間と交換間隔は担当医の指示に従います。食事、歯磨き、外食や仕事中の休憩も含め、日々続けられるかを考えることが大切です。
装着が不足した、装置が合わなくなった、紛失したときは医院へ連絡してください。自己判断で交換を早めたり、無理に次の装置を使ったりせず、現在の状態に合う対応を確認します。
着脱・清掃・持ち運びの手間がある
食事や口腔ケアのために外し、装置と歯を清潔に保つ必要があります。外した装置の紛失を避けるため、保管ケースを使うなど生活上の準備も必要です。歯磨きがしやすい装置でも、ケアを省いてよいわけではありません。
痛みや副作用、計画の変更が起こる場合がある
装着・交換時の圧迫感や痛み、発音への影響が生じることがあります。痛みがない、ワイヤーより必ず楽、と一律には言えません。矯正治療には虫歯・歯周病、歯根吸収(歯の根が短くなること)、歯肉退縮、後戻りなどのリスクもあります。
歯が計画どおりに動かない場合には、追加の装置作製や治療方針の見直しが必要になります。追加アライナーでの調整と、治療終了後の後戻りに対する再治療は区別して、対象期間や費用を確認しましょう。詳しくは矯正治療の一般的なリスク・副作用をご覧ください。
4. インビザラインに向かない歯並びは?

見た目の「軽度・重度」だけでは適応は決まりません。歯をどの方向にどれだけ動かすか、上下の噛み合わせ、骨格、歯根、歯を支える骨や歯ぐきの状態を確認します。
- 骨格のずれが大きい場合:歯の移動だけで治療目標を達成できるか、外科矯正を含む検討が必要かを判断します。
- 複雑な歯の移動が必要な場合:マウスピース単独、ワイヤーとの併用、別の装置を用いる方法を比較します。
- 活動性の歯周病などがある場合:矯正より先に治療・管理が必要です。歯を支える組織の状態を確認します。
- 装着時間や清掃を継続しにくい場合:生活上の条件を伝え、取り外し式以外の方法も含めて相談します。
「出っ歯」「受け口」「ガタガタ」という同じ呼び方でも原因は異なります。インビザライン単独では難しいという判断が、矯正治療そのものができないという意味になるわけではありません。
抜歯の要否については矯正治療で抜歯を判断するポイント、骨格に原因がある場合は顎変形症の矯正治療も参考にしてください。
5. 治療の流れと期間:シミュレーションから保定まで
- 相談:気になる歯並び、希望、費用や通院の条件を共有します。
- 検査・診断:歯列だけでなく、骨格、噛み合わせ、歯と歯ぐきの状態などを評価します。
- 治療計画の説明:目標、装置、追加処置、見込まれる期間、費用、代替案、リスクを確認します。3Dシミュレーションは説明の補助であり、結果を保証するものではありません。
- 装置の作製と治療開始:装着・交換・清掃の方法を確認します。必要に応じてアタッチメントなどを用います。
- 定期的な確認・計画の調整:装置の適合や歯の動きを診察し、必要に応じて計画を見直します。
- 歯を動かす治療の終了と保定:噛み合わせを確認し、リテーナーによる維持と経過観察へ進みます。
当院のマウスピース矯正の診療案内では、期間を一般的に1〜3年程度としています。これは一律の完了期限ではなく、歯並びの状態や装着状況、追加計画などで変わります。定期通院が必要であり、初診後に装置を受け取れば通院不要になるわけではありません。
歯を動かす期間と、その後の保定期間は分けて確認してください。治療期間の考え方は矯正にかかる期間の解説でも整理しています。
6. 契約前に確認したいこと:月額やブランドだけで選ばない
日本矯正歯科学会の2022年の見解では、適切な診察・検査・診断と治療経過の確認が重視されています。価格だけで安全性を判断するのではなく、担当医が治療全体をどのように管理するかを確認しましょう。
- 目標:前歯の見た目だけか、奥歯の噛み合わせまで含むか。改善が難しい点も説明されるか。
- 代替案:ワイヤー矯正などと比較し、その方法を選ぶ理由が分かるか。
- 担当と通院:誰が診断し、どのように経過を確認し、問題が起きた際に対応するか。
- 総額:月額だけでなく、支払回数と金利・手数料、追加費用まで確認できるか。
- 契約:追加アライナー、保証、中断、転院、保定、再治療の条件が書面で分かるか。
症例を見るときは、自分と似た課題があるか、治療方法・期間・費用・リスクが説明されているかを確認します。症例写真や装置の提供数だけで、自分の治療結果が保証されるわけではありません。医院選びは矯正歯科を選ぶ際の確認ポイントもご参照ください。
医療費控除と保険適用は別の制度
治療上必要と認められる矯正費用は、医療費控除の対象となる場合があります。容姿を美化する目的の費用は対象外で、ローンの金利・手数料も含めません。保険適用の有無や装置名だけでは決まらないため、国税庁の案内をご確認ください。
よくある質問
インビザラインは総額でいくらかかりますか?
当院の公開料金では基本施術料は税込115万5,000円で、検査診断料や保定装置料などは別です。初診相談、検査診断、基本施術料、保定装置2個だけを合計した計算例は128万1,500円ですが、治療総額の確約ではありません。必要な追加処置や保定中のチェック料も含めて個別に確認します。
インビザラインの欠点は何ですか?
長時間の装着と毎日の着脱・清掃を続ける必要があり、装着不足や装置の不適合で計画の修正が必要になることがあります。痛みや発音への影響、虫歯・歯周病、歯根吸収、後戻りなどのリスクもあります。透明な装置でもリスクがなくなるわけではありません。
インビザラインに向かない歯並びはありますか?
大きな骨格のずれや複雑な歯の移動が必要な場合は、マウスピース単独で目標を達成できないことがあります。見た目の軽度・重度だけで決めず、骨格、噛み合わせ、歯根や歯を支える組織、装着を続けられるかを診察・検査で確認します。
インビザラインは1日何時間つけますか?
メーカーの使用説明書では通常1日20〜22時間が示されています。実際の装着時間や交換間隔は担当医の指示に従ってください。装着できなかった日があっても、自己判断で次の装置へ進めず相談しましょう。
治療期間は何年ですか?
当院の診療案内では一般的に1〜3年程度としていますが、対象となる歯並び、歯の動き、装着状況、追加の治療計画などによって変わります。歯を動かす期間と、その後の保定期間は分けて考えます。装置の枚数や保証期間だけでは終了時期は決まりません。
表参道・南青山でマウスピース矯正を相談する
ミライズ矯正歯科では、マウスピース矯正に加え、ワイヤー矯正や併用する方法も含めて検討します。ご希望だけで装置を決めず、診察・検査に基づいて治療の選択肢を整理します。初診相談では、見た目、費用、通院、仕事や学校との両立など、気になる点をお伝えください。
インビザラインが適しているか、総額に何が含まれるかを一緒に確認します。マウスピース矯正を相談する
マウスピース型矯正装置は医薬品ではありません。使用する装置・製作方法・材料等の薬機法上の取扱いや入手経路、補償の対象などは個別に確認が必要です。当院の公開説明は料金ページのインビザラインに関する注記をご覧ください。
参考資料
- ミライズ矯正歯科南青山:料金(税込換算・費用の計算例)
- ミライズ矯正歯科南青山:マウスピース矯正(治療内容・期間)
- ミライズ矯正歯科南青山:一般的なリスク・副作用
- 日本矯正歯科学会:マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(第二版、2022年7月15日)
- Align Technology:Invisalign aligners 使用・ケア説明書(英語)(装着時間、補助処置、注意点)
- 国税庁 No.1128:歯の治療費と医療費控除
2026年9月14日更新。公開料金、費用の内訳、適応・注意点、参考資料を確認しました。製品の使用方法は担当医の指示と実際に使用する装置の説明書に従ってください。費用・期間・結果は診察・検査に基づいて個別にご説明します。
